38 妹とμ
どうも、ヤタヌスヲノヌスです。
全く関係のない話、今日から私はテストです。
投稿は続けます。
はい、関係ない話でした。
それでは 38 妹とμです!
「待てよ、まさか。」
風呂上がりに飯と歯磨きを済ませた俺は寝るついでにあることに気が付き、確認のため二階へ行った。
確か俺が風呂から上がってから二階から足音が聞こえなかった。
つまり誰もその間ここへ来ていないということ。
それ以前に俺が目覚めた時からあれはそうだった気がする。
「やはりな。」
俺が目覚めた所には最初から二つ枕が存在していた。
枕が二つあるということは、先程俺が覚醒する寸前まで隣で寝ていたということだ。
先程の約束の意味合いが少し薄れた気がした。
トイウカナンカコワイナァ。
と、メールだ。
そのまま布団に入り、携帯を確認する。
差出人は秋留。
誰だっけ?聞いたことある。
そんなことを思いながらメールを開いてみた。
[検査結果のお知らせ
能力:日常の衝撃波を強化する
第一次反応 陽性
第二次反応 陽性
第三次反応 陽性
能力度指数 250/100
薬物反応 陰性
欠損度 Ⅲstage
識別 純白
よって、4月25日にオブザーバー本社へお越しください。
このメールは返信不要です。]
意味分からないメールだ。
えーっと、あ、そうだそうだ。
思い出した、秋留さんって警察本部の代表っぽい人だ。
車の中と出撃待機所でしか見ていないなぁ。
忘れちゃうところだった。
と言うか、4月25日って明日か。
普通に学校あるんだけど。
時間は問わないと思うから放課後に行くか。
そう思い、電気を消そうと立ち上がった時だ。
「な゛。」
そこにはμちゃんがいた。
無音でここまで来たのか、なかなかやるな。
しっかりと俺の布団の中でこちらを向いて寝ている。
可愛い、あまりの可愛さに背筋が凍ってしまった。
そんなただただ純粋な寝顔に見入りながら考える。
この子、体的には中学生くらいだけど知能は小学生ぐらいかな?
そう考えた方が俺への色々な行動の辻褄が合うかな。
子供って理由じゃあないとどこか気持ちが悪いし。
………。
「ここは?」
いきなり崖の前に立たされている。
これはたぶん夢だ。
夢でも崖は嫌だなぁ。
「は?取り敢えずここから脱出しなければ。
…ってあれ?」
衝撃波が使えない。
「しょうがない、歩くか。」
崖っぷちをゆっくりと歩き出す。
と、あっという間にズルッと足を滑らせてしまった。
「え?」
そのまま超高速で落下した。
「うぅぉわぁぁぁぁぁぁぁ」
あまりに怖かったので布団をひっくり返して起きた。
「ああああぁぁぁぁぁぁ!」
「夢、だと?
よ、良かった〜。」
まだ体がビリビリする。
目の前には目覚まし時計の6:00の文字。
起きる30分前。
それと、腰に抱きついているμちゃん。
ずっとこのままでいたいが、残念ながら今日は学校だ。
「起きてるか?」
さっきの俺の発狂で起きてない方が難しい……。
「ZZZ」
事もないみたい。
「はぁ、またハタ迷惑な事したなぁ。」
また今日という長い長い一日がまた始まる。
「紫帆と仲良くな。」
一通りの朝の準備を済ませて布団部屋で寝ているであろうμちゃんに玄関で呟き、家を出た。
「やな予感しかしない…がな。」
朝9時30分紫帆帰宅。
「只今~♪
ってこの時間はお兄ちゃんいないのか。」
「お帰りなさいです。」
紫帆は立ち止まり顔行きを曇らせる。
「女の声?」
玄関のドアをやや強めに閉めてリビングに急ぎ目に上がる。
「なんで?」
μちゃんは正座でそう言った紫帆を迎えた。
「何がですか?」
μちゃんは平然と紫帆の焦りに答えた。
紫帆の焦りはますます加速した。
「いやいやいや、どうして知らない女の子がうちにいるの?
まさか、盗み?
え?確かに私の兄は変態だけど、女の子をテイクアウトなんてするような人ではないわ。」
μちゃんの顔色はひとつも変わらない。
「いえ、話すと長いです。」
紫帆は即答した。
「じゃ、話して。」
少しμちゃんの声色が濁る。
「え、と短く言ってあなたの兄、十騎さんは私の恩人です。」
「恩人です?テイクアウト?」
「あ、いえ。
本当に救って頂いたと言うのが適当です。」
紫帆は必死に思考回路を稼働させた。
「あ~、何?
愛人というよりは救ってもらっている場所なくてホームステイみたいな感じ?
」
「はい。
ホームステイが一番適当です。
愛人と扱われるのであれば嬉しいのですが。」
紫帆は空白の後に軽く苦笑いを浮かべた。
「…そう。
(私とおんなじにおいがするわね。)
それなら確かに有り得るわね。
誤解していたわ。
ごめんなさい。」
紫帆は左手の人差し指をピンと立てる。
「あとひとつ聞いていい?」
μちゃんはそれを聞き入れる。
「はい。」
紫帆は躊躇い気味に言った。
「それって、私の兄があなたに指示して家に来たの?」
μちゃんは少し身構えていたのか肩の力が抜けたようだ。
修羅場を覚悟していたのだろう。
「いえ。」
紫帆も力が抜けてソファーに座った。
「そうよね、ありがとう。」
やはり私の兄は兄だ。
変わってない、安心だ。
そんなことを紫帆は考えていた。
紫帆はところで、と話を転換する。
「あなた、かなり強いわね。
オーラが違うわ。」
紫帆は一日の修行でかなり自信づいたようだ。
「いえ、すっかり干されてしまって。」
紫帆は思わず「あら。」と言葉をこぼす。
「それは勿体無いわね。
あなたが自信付かないと兄も助からない部分が出てくるかもしれないから。」
μちゃんは、上からで挑発的な紫帆に耐えているかのように言った。
「だからと言ってあなたと戦う気にはなれませんよ。」
紫帆はちぇ、という顔を作る。
そして、より挑発的な言葉を口走る。
「私の兄は積極的な人が好きなのよ。」
μちゃんは驚いた顔をして紫帆の方を向く。
「そうなんですか?」
紫帆は綻び気味に補足した。
「あ、でもしつこいのは嫌いみたいだよ。」
「へ~。」
二人が打ち解けてだんだんと恋バナに発展していく一方、HIFIの中ではある話が進んでいた。
それは、オブザーバーに呼び出された件だった。
ここまでお読みくださいましてありがとうございます!
読者の皆様には感謝です!
もしよろしければ感想やご指摘をください!
Twitterやってます! 話しかけてくださいねー!




