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22 第二次高速電車 修羅場

どうも、題名にセンスのないヤタヌスヲノヌスです。


今日はは昼の投稿となりました。


読んで頂ける、このような小説投稿サイトがあることに改めて感謝ですね〜。


それでは22話です!



「やぁ、噂の6人組。」


電車から降りて来た声の低い女性の車掌さんに固まってしまった。


「ど、どうも。」


恵鷹は一昨日の電車内での出来事が頭の中によみがえってきたようだ。


「あああぁぁぁぁぁぁぁ。」



「亜依梨ちゃん?

いきなりヒステリック起こさないでよ。

ただの挨拶じゃん?」


恵鷹はサッと情緒を取り戻した。


「いや、その。

うん、頑張る。」


車掌さんは一間置いて言った。


「無理ないでしょうね。

いろいろ見ちゃいましたし。」


俺と恵鷹の背筋がゾクゾクっと凍った。



「ン゛ッンッ~。」


俺がわざとらしく咳払いをすると、見かねた浩銘が話を切り出した。


「先輩、自己紹介してくださいよ。」


車掌さんは眉をあげて浩銘を見た。


「あぁ、悪いね。


私は()(ざき) (れい)()


高校卒業してからオブザーバーに就職したの。


今はここの地下路線の車掌やってまーす。」


やはり、オブザーバーに入った理由は言わないか。


「ところで、楠木くんだっけ?


良いモノ持ってるじゃない?」


俺は不意に下を向いたが、すぐに目線を八咲さんに戻した。


「はぁ?!」


八咲さんはクスッと笑い、俺の方へ軽くかがんだ。



能力(ちから)って意味よ。」


やべぇ、隣に恵鷹がいるのはわかるものの、ドキドキが止まらねぇ!


「ほう?」


少しニヤついてしまっただろうか、口元を覆った。


「その反応可愛い~、和むわね~。


この子が私の電車に乗るなんて精しか出ないわね。」


俺は思わずかしこまった。


「は、はぁ。」



そんな八咲さんの圧倒的コミュニケーション能力を妬むような目で恵鷹は俺を見ていた。


《うぅっ、十騎は私のだから!》


俺がそれを見てちょっかいを入れた。


「お前、ヤキモチやいてんのか?」



俺のブレがなく中心を通り去った図星発言に恵鷹は思わず力が抜けた。


「へっあっ?

いや、これはツンデレと言うかさ?」



「可愛いのは超思うが、その、ツンデレとかって自分で言うのか。」


浩銘は目線を外して大声で言った。


「あ~、話が進んでねぇ~。」


そこから強引に話を持っていった。


「そうだ。


お前ら早めに電車に乗れ。


先輩も流されていないで発車準備をしてくださいよ。」


ふぅ、助かりそう。


ドキドキした~。


「はーい。」


「ガチャガチャ、ピーッウワアァァァン、ガコッ。」


アナウンスから流れてくる機械音に貴志以外が無言になった。


「す、すごい音するね。」


神が無理やり話そうとした直後、機内アナウンスが入った。


「えー、この電車は小天図書館行きです。


ご乗車のお客様、今日は安全運転をこころがけるのでどうぞご安心下さい。」


ガコンッ!


「?!」


機内アナウンスから聞こえた確かな大きな音。

アクセルを入れたのだろう、が。



「この加速感。」


榛夜が俺と顔を見合わせた。


「嫌な予感が。」


俺と榛夜の予想通り体感速度はジェットコースター並だ。


神が泣きそうになっている。


それを見たのかアナウンスが入った。


「お客様、ご安心下さい。


本日の走行は時速130km/sです。」


貴志がそれを聞いて驚いた。


「嘘だろ?!

北部線でも時速60km/hくらいだぞ!」

俺はそれに驚いた。


「げっ、二倍以上?!」


直後、神が泣き出した。


「速い゛~ッ!

怖゛い怖い怖い!」


恵鷹が真っ先に言った。


「紗希ちゃん?!


いきなりヒステリック起こさないで?!」


見兼ねたのか榛夜が声をかけた。


「紗希ちゃん、大丈夫か?」


車内は静まりかえった。


「?!」



笠楽が異常な顔つきで榛夜のことを見た。



「紗希…、ちゃん?

…だと?」



まだ会ってから3日しか経っていないのに、まぁ恵鷹みたいな女子が男子のことを名前呼びするならまだわかる。


ましてや対象は、先日俺が恋愛的な意味で初めて可愛いと思った神。


くっそ、What's the fuc...


「おい?笠楽?

聞こえてるか?

着いたぞ?」


笠楽は少しの間を置いて首を振った。


「あ、あぁ~。

頭に血がのぼったからかな?

速さで気が付かなかった。」


見え見えすぎるだろ、それ。



「おいおい、まさかこの二人もできてんのか?」


貴志が榛夜を嘲るように言うと、榛夜は疑問げに聞き返した。



「できてる?」


その会話の間に神が入った。


「ち~が~う~の。」


神はなぜか貴志に向けて得意気に人差し指を振っている。


修羅場なのに…。



そう、今日はオブザーバー見学。


大人がいっぱいいるであろう場所に行くんだからみっともないところ見せられないぞ?


笠楽よ、耐えろ。


「わ、わりぃ~。

そうだよな。なんか事情があるんだよな。」



うわ、既に限界寸前じゃん。


ヤバそう。

ここまでお読みくださりありがとうございました!


もしよろしければ感想など残していってくださいね!


ツイッターやってますよ〜〜!


HIFI!!と検索すると出ますよ!


改めて、ここまでお読みくださりありがとうございました!

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