表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/150

24・夏祭り①

今日は、火ノ江町の土地神様が奉ってある火ノ江神社で夏祭りです。只今、私は浴衣姿であやのちゃんと一緒に火ノ江神社に向かってます。ゆいちゃん達とは、現地集合。


「もえかちゃんの浴衣姿写真を売ったら高値で売れるかも」

「えっ、売るの!」

「ふふふ、どうだろうねー」

「笑顔が怖いよ」


ふふふ、と笑うあやのちゃんは、白い生地に青色や紫色のアサガオの柄が散りばめられている浴衣を着ていて、長い髪をお団子にまとめています。そして、私は、ピンクの生地に白、赤、オレンジ色のたくさんの花が散りばめられている浴衣を着ています。ちなみに、この浴衣は、和菓子屋二階堂の店主でもあり、あやのちゃんのおばあちゃんでもある千代さんから、貸してもらった浴衣。着付けは千代さんに手伝ってもらいました。


「火ノ江神社って、行ったことないんだよね」

「あそこは、大きな神社だよ」

「土地神様が奉ってあるから大きいのかな」

「でも、昔は、小さかったみたい」

「建て直したの?」

「うん、おばあちゃんが言ってた事なんだけど・・・」


あやのちゃんの話によりますと。大昔、それはそれはもう大昔ですよ。江戸時代くらいのお話。当時、火ノ江神社は今よりも少し小さな社でした。ですが、とある大火災によって全焼してしまったそうです。その燃えた理由には、様々な諸説があります。例えば、不審火だったり、土地神様のお怒りだとか、妖怪による仕業とか、戦のもらい火だとか、その他諸々。いやぁ、昔の人は、色々考えますね。


そんな事を話していたら、もう目の前には、大きな鳥居とたくさんの人の声。


「ほら、もうすぐ着くよ」

「うわぁ、眩しい」

「そうだね、屋台のライトが眩しいよね」


本当は、屋台のライトの眩しさじゃなくて、神社の本殿から輝く光が眩しかったんだよね。でも、この光は、霊感とかそういうものがある人にしか見えない光だと思う。鳥居を潜るとさらに本殿からの光は増してサングラスが必要なほど眩しい。それに、凄い人の数。


「迷子にならないように気をつけないとね」


となりにいるはずのあやのちゃんがいません、辺りを見渡すと、参道にいた人の波に流されている、あやのちゃんが見えました。


「あーれー!」


私も、あやのちゃんを追いかけて人の波に飛び込みましたよ。結果、私も人の波に流されてしまい、あやのちゃんは見失うわ、転ぶわで、はぐれてしまいました。携帯で連絡しても通信状態が悪いのか、全然、繋がりません。もちろん、ゆいちゃん達にも連絡しましたが、あやのちゃんと同じでダメでした。


ツー、ツー


さて、これからどうしましょう。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ