VASE 板倉社長の訴え
そう、これはフェミニストが女性の仕事を奪った事件なのである。
VTuberは、3Dモデルで化粧をした生身の人間であり、戸定梨香もまた一人の女性である。VTuberの仕組みを理解せず、戸定梨香を『中のおっさん』呼ばわりしたフェミニストがいたことは、断じて許せないことだ。さらに、戸定梨香の3Dモデルは、戸定梨香の希望を元に、女性のデザイナーが作成したものだ。さらには、VASEの板倉社長も女性である。男性が関わっていればNGであるという考えもどうかと思うが、「キモイおっさんが考えたキャラクター」呼ばわりしていたフェミニストは、大いに反省してもらいたいものだ。
さて、その板倉社長は2021年9月9日に、次のツイートを残している。
「戸定梨香の交通安全PR動画が削除されるという連絡がありました。
その理由は、戸定の「おへそが見えている」「動くと胸が揺れる」「スカートの丈が短い」という見た目が、女性蔑視にあたるという抗議があったとのことでした。
SNSを通じて抗議を出したという内容を拝見し、色々と思うことがあります。
まず、見た目の問題でございますが、有名なアニメでも同じことを発言されるのでしょうか。
アニメやVTuberの世界をご存じなのかはわかりませんが、色々なキャラクターを見ておっしゃっているのか疑問です。
アニメもVTuberも日本を代表する文化だと思っております。
企業もVTuberを使用してPRをしている所も沢山あり、有名ユーチューバーが最近VTuberもはじめたり、企業コラボがどんどん増えて行くなど、VTuberのメディアへの露出も更に加速をして行く中、見た目だけで女性蔑視となる理由はどうなのでしょうか。
全国フェミニスト議員連盟の代表には、松戸市議の名前がございます。
同じ松戸市であり、松戸市をもっと盛り上げ女性が活躍できる場所にして行きたい気持ちは同じだと思います。
私は女性経営者として色々と仕事を進めて行く中で、私が女性ということで悔しい思いをしてきたことは何度もあります。
女性が活躍をしやすい環境を作りたい、意見を広めて行きたい気持ちは同じ所にあります。
市を愛する気持ちもです。
弊社の市への想い、これまで自分たちの力で1から築き上げてきた関わりや努力や信頼を、警察の方を通じてそちらへ伝えていただきましたが、最終的に削除で終わりとは、想いを否定されたような気持ちです。
松戸のエンターテイメントを広げて行きたいと思う中で、弊社のタレントが啓発活動やPRになるのならどんどん無償で使用してほしいと思っております。
作品を作る中で、何度も警察の方にご足労いただき、やり直しを繰り返して出来上がったものです。
警察の方、タレント、スタッフ、イラストや動画を制作してくださった方の気持ちはただ1つ。
「松戸から交通安全PRを積極的にお伝えし、ちばサイクルールを広めよう！」というものです。
松戸から千葉県全体へ周知していきたい、VTuberを通じて全国へ広げて行きたい、新しいエンターテイメントを松戸から発信していく新しい警察の方の試みをこの一件で違う方向へと進んでしまい、警察の方にご迷惑をおかけしてしまったことを申し訳なく思います。
本来の目的に目を向けていけないことに納得が行かない気持ちです。
作品を作る皆さんの気持ち、努力を見た目で判断しないでください。
それこそが女性蔑視なのではないのでしょうか。
このモデルで行こうと進めた私は女性蔑視をしているのでしょうか。
今後の対策は検討中ですが、削除される作品は弊社のYouTubeには残します。」
結果、VASEのチャンネルに戸定梨香の当該動画が再掲されたのは、前述の通りである。
実際に検索して動画を見ていただければわかるが、戸定梨香はそれほど過激な格好をしているわけではなく、乳揺れに関しても、少なくとも意見が別れている。（筆者は、胸が激しく揺れているようには見えない）
へそ出しやミニスカートがNGであれば、プリキュアやセーラームーンもアウトなのではないかというのが、全国フェミニスト議員連盟抗議派から上がった声だ。（ちなみに、厚生労働省が性感染症の予防啓発でセーラームーンとコラボしていることも付記しておく。）
それに対して、全国フェミニスト議員連盟の擁護派はあらゆる理屈でプリキュアを擁護し、戸定梨香を批判している。中には、プリキュアは手袋をしているが、戸定梨香は素手である、などといった、理解に苦しむ主張もあった。だが、擁護派がいかに戸定梨香が淫らに見えるか熱弁するほど、当の戸定梨香の名誉が傷つけられていったことは、強く指摘しておきたい。
