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情報屋に行くんだわ

とりあえず『かっこいい義手』を作ることが決まってしまったので元々の予定であった携帯食料を買いに行った


道中ギルドの他の冒険者が何か言いたそうな顔をしていたが、もしかして話広まってんのだろうか


まずは普通の義手を作ろう

義手をつくるなら自分の腕にあったものを作らねばならない

すべてオーダーメイドだ

みんな同じ失い方をしているわけじゃない


そりゃそうだ


最初のだし素材は木材か?なら木工屋かな?

いやまずは状態の確認と採寸だろう


腕の状態を見てもらうためにまず医院にいこう

怪我は大抵回復魔法で何とかなるが病気は治せない

あと生まれながらに体の一部が足りてなかったりするやつもいる

そういったやつが医院に通うのだ


この街は大きいから薬屋と医院が併設しているクリニックなど沢山あるが、そういう医院は大抵混んでいるものだ

前に風邪をひいたときでかい医院に行って3時間待たされて悪化したことがあったな


どうしようか・・・

そうだ

情報屋に行って体の欠損専門の医院が無いか聞いてみよう

あとついでに義手制作のことも聞いてみよう




情報屋に着いた


「おっすクロウネいるか?」


「あらトーマスじゃない、いらっしゃい」


情報屋というのは大抵薄暗い路地や橋の下で取引するのだろう

冒険小説や詩歌に出てくる奴は大抵そうだ


「今日の一番人気は?」


「そりゃもちろん当店自慢の焼き肉定食さ!」


一番の情報屋はこの飯屋『カラス亭』である

なぜかって?

人気の飯屋は大勢客が来るだろう

しかも常連が多い人気店になると町中のいろんな奴が食いに来る

衛兵や商人が上手い飯屋は?と聞かれて大抵この店の名前をあげるから旅人もこの店に来るのだ

だからいろいろな情報がここに集まるんだ



あと女将のクロウネはカラス操れるんだってさ

・・・・そっちのほうがすごくね?


「じゃあ焼肉定食ライス大盛りで」


「はいよ!焼き定ライス大!」


「ウス!」


奥から姿は見えないが調理担当の旦那の返事が聞こえた

料理を待つとするか・・・



「はい焼き定ライス大お待ち!」


きたきた

俺は情報が必要な時にしかこの店に来ないがここの飯はいつ見てもうまそうだ


「いただきます」


「はいよ!で、あんた『かっこいい義手』作るんだって?」


「ズズゴフッ!ゴホゴホ!」


やはり噂は広まっていたか・・・

最初の一口汁ものは失敗だったか、咳が止まらん


「あぁすまないね、食ってるところに」


「いや・・・ゴホ、大丈夫ゴホだ」


「ほら水だよ」


「グッ助かる」


出された水を流し込む

のどがすっきりする


「聞きたいことは義手の件だろう?専門の医院は『マリオネット』って医院さ、義手の製作もしてるよ」


相変わらず知りたいことも先に知られている

ちょっと怖い


「『マリオネット』?人形か?」


「元人形屋だね、人形屋の息子が医者になってそのまま人形屋兼医院さ。人体の構造がどうとかで医者になったって話さね」


「助かるよ。あと追加で小鉢くれ」


「今日は小鉢はピクルスだけだよ、あと住所はここさ」


小鉢と一緒に住所を書いたメモを出してくる

さすがだ・・・

かっこよすぎるだろ、吟遊詩人に詩にしてもらえよ


うん、知りたい情報も貰ったし飯に専念するか



「ライスおかわり!」

続き鋭意執筆中

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