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謝罪されたんだわ

「ほんと申し訳ないっす!!!」


そういや昨日彼もかなり飲んでいたしパーティメンバーに怒られたのだろうか

かなり絞られたようだった

少し涙目で頭を下げる様子は新人時代の自分と重なる


「まぁ俺も潰れちまったしおあいこだよ」


この一言で彼の罪悪感も半分くらいは消えるだろうか


「ほんとにすみませんっす・・・」


過去に自分と彼を照らし合わせて感慨にふけっていると謝罪集団に知らない顔がいることを思い出した


「ところで君は?」


多分俺の元のポジションのメンバーだろうと察していたが、居心地の悪そうな背の高い魔法使いの少年に自己紹介の機会をあげよう


居心地悪そうだし


「こほん、すみません。セバスタと申します。昨日は私の代わりにパーティについてきていただいたと聞きました。お礼を申し上げます」


おぉ・・・・

すごい礼儀正しい

そういや一人だけ貴族出身だと昨日のリックの話にあったな

きっと彼がそうなのだろう


「セバスタはいつもあたしより貴族っぽいよね」


大剣を持ったお転婆そうなリリがそう言ったのを聞いて俺は腰を抜かしそうになった

嘘だろ貴族がこんなとこで何してんだよ


衝撃で惚けてしまう


「あなたはもう少し貴族らしさを身に着けてください、困るのは周りですよ」


セバスタは少し不服そうにしかし笑顔を含んで彼女に言う


「はーい」


リリはぷいっと聞いてないような返事をした


貴族らしさってなんだろうとザ・平民の俺が考えていると


「おう、会えたか」


酒場のマスターが副マスターとなるために階段を上がってきた


「マスターさんありがとうございます」


アーシアが深々と頭を下げる

他のメンバーもつられて頭を下げる


「おう、今はマスターって呼ぶなよ、酒場のマスターは夜だがギルドじゃ副マスだからな がっはっは」


副マスターの気持ち良い豪快な笑いで少し重かった雰囲気が和らいでくれた

副マスターサンキュ!

と心の中で副マスターを拝んでいたら、彼に火のついていないたいまつに火をつけられた


「で、『かっこいい義手』とやらの製作は今日からか?」




「え?」


続編鋭意執筆中

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