躊躇いと呼吸とキミ。
___僕は、キミの事が好きだ!
誰よりも、大好きだ!!!
___こんな風に、キミに素直に言えたなら? どんなに楽なのか...。
僕は、意気地なしだ!
根性なしのどうしようもない男だ!!!
僕は子供の頃から、“体育会系” な男で。
なんでも、白黒はっきりしないと嫌というか、、、?
___女の子に、【告白】するのも、、、。
僕の男友達は、みんなLINEや遠回しに他の友達から?
その女の子に好きな男がいるのか? 付き合っている男が他に
いるのかとか? 好きな女の子の情報を探ってから、やんわりと質問
形式で付き合う事が多いらしいんだ。
___それに、告白もしないうちに付き合っているような恋人同士も
多いらしいんだよ! 僕は、そんなのは嫌だ!!!
___付き合いたいなら? 好きな女の子に【告白】して付き合いたい!
・・・だけど?
女の子に慣れていない僕は、、、。
なかなか? その女の子に、【告白】どころか?
近づく事も、話す事も出来ないでいるんだよ。
___彼女に、嫌われたくない!
それに、何を話していいのか? 僕の躊躇いを彼女に見られたくない!
恥ずかしいとか? 照れているところ。
男として! カッコ悪いし! 彼女に見られたくないところだ!
それに、焦って僕の呼吸が荒くなるところも見られたくないな。
彼女には、僕のかっこいいところだけを! 見ててほしいから。
___いつも、どうしてたのかな?
好きな女の子の前だと? 僕が僕でいられなくなる!
動揺したり、挙動不審になったり、こんなところ見せたら?
彼女に、絶対に嫌われちゃうよ!
___そんなのは、僕だって! よーく分かってるんだ!
だけど? どうしたら、そうならないのかも分からない。
*
___遠くの方から見るキミは、とっても素敵で。
輝いていて、どんな女性よりも僕はステキに感じてしまう。
キミ以外の女性の事なんか! 僕には考えられないよ。
___この想いが、いつか?
キミに届きますように、、、。
僕の、寝る前の習慣になった! この魔法の言葉を言わないともう眠れない。
▽
___でも?
ある時、僕の想像していなかった事が起きたんだ!?
___キミから、僕に話しかけてくれた事。
『___大川君だよね?』
『・・・・・・あぁ、ううん。』
『___前からね? 大川君と話してみたいと思っていたの!』
『・・・えぇ!? 僕と?』
『___うん!』
『・・・でも、どうして?』
『___だって! ずっと私の事、見ててくれたんでしょ?』
『・・・・・・』
【ゴクン、】
___僕は、息を飲んだ! 僕が彼女の事を見ていたのが彼女にバレて
いた事に驚いたからだ!
『大川君って? 可愛いよね!』
『・・・えぇ!?』
『___今だって! 動揺してるでしょ! 見て分かる人の方が信用できるし!
そういう人の方が、付き合ったら? 大事にしてくれそうだから。』
___まさか!? これは! 【告白】していい雰囲気なのかな?
『・・・・・・山本さん! 突然だけど、僕と付き合ってくれませんか?』
___咄嗟に! 僕が言った言葉に彼女はびっくりしていたけど、、、。
彼女の返事は、『はい!』 だった。
___たった、それだけが! 僕は嬉しかった。
そんな事も、世の中にあるのかなって、、、。
___彼女は、僕がカッコ悪いと思っていたところが “可愛い” と
言ってくれた。照れて顔が赤くなるところや迷ったり躊躇したり戸惑
ったり、ごもったりしたところ。
『___大川君の、そういうところが私は好きだよ!』
・・・そう言ってくれたんだ。
___僕は、そんな彼女が大好きだ!!!
やっぱり、キミ以外の女性を好きにはなれないし!
キミ以外の女性は、何処にもいない!
___これからも!
僕は、君だけを好きでいます。 “それでも、いいですか?”
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