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モフモフは道連れ、世はモフモフ

人化の予定はありません。

ちなみに、獣人は少ないですが居はします。

 …今頃なのだが私の身体、超人となって以降、

まるで昔に戻ったかの様に動けるのだが、これは

超人全てに共通しているのだろうか。


 今、私はこれまで分かった事について考察や

まとめをしている。理由は金属音が鳴り始めて

早十分、未だ超獣の気配が感じられないからだ。


 …最初の5分はすぐに超獣が来ると思って、

集中していたのだが、人間は15分間しか

高い集中力を持続できず、また、原因があると

すぐに集中力を削がれてしまうらしい。

これはただの言い訳だが、

何かがすぐに起こると思っていたのに

5分間も何も無いと拍子抜けしてしまうと思うのだ。

しかも、他にすべきこともあるとなれば尚更、

他のすべきことを同時進行しようとするのは

普通の発想だと思うのだ。


 さて、もう一度外に集中する。軽い集中を

長い間持続させるとしようか。


 

 5分後…


 中々来ない。集中だ。集中。

…ん?あれは、…超獣だ!二足歩行の大型犬(コボルト)だ!

だが、襲わない。相手がこちらに来て確実に

仕留めれると思えるまで待つ。

二足歩行でも犬な為やはり聴覚が鋭く、

こちらの金属音を察知して、走ってこちらに来る。

剣を持っているが、

剣が肉球にくっついていて、不思議な力が働いている

事が判る。少しほっこりする。


 ここの真下ちょっと前くらいのタイミングまで、

待つ。一応、初めての相手なのだから、未来予知を

しておくか。


 未来予知!

ッ!二足歩行の大型犬(コボルト)が奇襲を仕掛けた私へと

手に持つ剣を向けているのが見えた。


 …なんだと?少なくともまだ気付かれては

いないだろう。だとすれば、奇襲直前に気付いた?

その時に出る小さな音が聞こえたか。


 ならば、もう降りてしまったほうがいいだろう。

2メートル強の高さの窓から跳び下りる。

せめてもの奇襲として、ちょっと痛い足を動かして

驚いている奴に向かって走る。

痛くて足がもつれそうになるが堪えて、走る。


 奴を倒せば、剣を得られるかもしれない。

恐らく、一つ目の大男(サイクロプス)の棍棒が消えたのと

同様で剣も消えるだろうが、最悪気絶させれば、

消えることもないだろう。

気絶を狙える程力加減は上手くないが、

緑色の小鬼(ゴブリン)と同程度の頑強性であれば

丁度全力で殴れば、気絶させられる。


 そして、ピストルで殴ってやろうと思ったが、

流石にそこまで甘くなく、驚きの硬直から

もう立ち直った。

そして、ノータイムで逃げていった。

いや、距離を取られた。


 ならばと石をズボンの左右のポケットから出す。

あまり大きくないが、あったほうがいいだろう。

奴が手に持つ剣を背中にある鞘に戻したと思ったら、

そのまま四足歩行に変更。

走って迫ってくる。驚きで反射的に石を投げてしまう。

当然、そんな狙いで当たるはずもなく、

明々後日の方向に飛んでいく。

二足歩行の大型犬(コボルト)はそれに過敏に反応、

走行の方向を即座に変え、石へ向かって走り出す。

そして、咥え、私の足下にコロンと落とす。


「…え〜…」


 拾い上げ、もう一つの石と同時に2つ投げる。

一つを咥え、私の足下に落とした後、

また、走り出し、咥え、戻ってきて、足下に置く。


「普通の犬より頭が良い…!」


 撫でてやりつつ、謎の悔しさに襲われる。

飼って見ても良いかもしれない。


「くぅ〜ん」


 …だが、私には偶然懐いたが、他の人間には

どうだか判らない。大型犬は二足歩行も剣も

無しで十分に人を殺せる。

飼うのなら、

『こいつが何をしても、私が責任をとる』

そう胸を張って言える程度の覚悟と信頼が

必要だ。


 ペットショップの飼い犬とは、訳が違う。

ペットショップへの信頼から

始めるものでは無い。

最初からこいつとの信頼が必要なのだ。


 日本語が理解できれば、飼ってもいいのだが、

そう思った瞬間、目の前に太陽が落ちてきた。

そう錯覚する様な光が二足歩行の大型犬(コボルト)

空から降り注いだ。


 思わず目を閉じるが、光は瞼の壁を貫通し、

目に光をぶつける。瞳孔が今までにない程に

縮小している感覚がする。

まだ、眩しく背を向け、目を手で覆う。


 いくらかそれでも眩しいが、

耐えられない程ではない。

光が徐々に弱くなっていって、

普段の明るさに戻ったのだろうが、生憎今度は、

瞳孔が縮小し過ぎて、世界が真っ暗に感じられる。

先程の光を憎まざるを得ない。


 だが、ほんの数秒の間は真っ暗だったが、

すぐに、視界が明るくなっていき、

20秒程で元の視界に戻った。


 二足歩行の大型犬(コボルト)の心配をする。

すぐ近くとはいえ、見てただけの俺がこれなら

中心となっていた、あいつは大丈夫なのかと。


「だいじょーぶ?ぼくはへいきー。すごいでしょ?」


 ん?なんだこの声は。俺の耳は遂に幻聴を

捉えるようになったか。そこまでストレスを

抱えていたのか、私は。いやいやいや、ストレスには覚えはあるけど、幻聴が出ちゃうほどではないだろう?そう、俺はなんの問題もないはずなのだ!


「これなーに?」


 ふぁ!ん?これは…

『どうも、神様的な何かです。日本語が判れば

その二足歩行の大型犬(コボルト)を飼うとの事

でしたので、日本語が聞けるようにまた、

話せるようにしました。

また、多数の未知の概念に接触した事で

それなりの知性を宿しています。

というか、飼ってくださいよ?

願い叶えたんですから。

飼ったほうが絶対面白いので。それでは』

…なんか、書かれてるし。

これで上からちょっと注目されるようになった。


主人公は混乱しないように頑張ってはいますが

やはり意味が分からない事態にはテンパります。

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