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食うもの食われるもの

作者: 蒼狗

 大きい体の僕は小さい体の君と一緒に食事ができない。君が食べているのは麗しい緑のもので、僕が食べるのは赤くて僕たちと同じだったもの。

 僕が君と食事をすると僕は間違えて君を食べてしまうかもしれない。

 だから僕は君と食事を楽しめない。だから幸せそうにしている君と一緒にいるだけで僕はぽかぽかとしてしまうんだ。


 大きい体のあなたは小さい体の私と一緒に食事をしてくれない。私の食べるものはいっぱいあるけどあなたの食べるものはちょっとしかないからなのかな。

 私があなたの前で食べているとあなたは潤んだ瞳で私を見つめてくる。

 私をそのまま食べてしまってもいいのよ。私を見つめるあなたを見ているだけでぽかぽかとしてくるけど、あなたと一つになってあなたと同じものになりたいと思っている私もいるのだから。

抽象というお題について書いていたら次のお題で出てきた食の要素も出てきたのでふたつごちゃまぜというタブーに手を出しました。

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