第一章:女の子2
うぅ…短い…
文章おかしいところや無理矢理なところがあるかもしれませんが、生暖かい目で見てやってくださいm(_ _)m
さっき見た時は特に気にはしなかったけど、髪や瞳も凄いが服装も凄い。
高級そうな生地に綺麗な装飾品がちりばめられていて、ヒラヒラしてたりふわふわしてたり。
まるで、どっかの金持ちがパーティとかで着てそうな、高そうなドレスだった。
「に、にっぽん? じゃぱん? ……てことは、ここはルメルヘアじゃないのね。すごい……もしかして本当に別の世界に……」
女の子は何やら興奮しているようで、ブツブツと呟いては『あ、でもっ』とか『だとしたら』とか繰り返している。
恭介はその様子を見ながら、恐る恐る口を開いた。
「お、おい! なにがどうなってるか全然わかんねぇけど、とりあえずお前何なんだよ!」
恭介の言葉で我に返った女の子は、落ち着く為にすぅーはぁーっと何回か深呼吸するとフフンと鼻を鳴らしながら喋り出した。
「人に名前を聞く時は自分から名乗るものよ? まぁ、教えてあげるわ。あたしはグルファース王国のマイ・ルメルヘアを治める公爵の娘。ヴァージニア・ジェリー・ド・マイ・ルメルヘアよ。覚えておきなさい」
「はぁ?」
グルファース王国?
マイ・ルメルヘア?
公爵の娘?
何言ってんだこいつ。
いきなり女の子が、自分のことを知らない国の知らないところの公爵の娘だと言ったことにあっけをとられ言葉も出ない恭介。
「見たところ貴方、平民よね? ここを自分の部屋って言ってたし。丁度いいわ。暫くあたしをここに泊めなさい」
「…はぁ?!」
俺の部屋に泊まる? 女の子が?
自称、公爵の娘のお嬢様が?
口をパクパクとさせ、何も言い出せない恭介を尻目にヴァージニアは恭介のいるベッドに座り、靴を脱いでいる。
「はぁ? じゃないわよ。はい。でしょ? で、貴方、名前はなんていうのかしら?」
靴を脱いで、ベッドにペタンと脚を伸ばして座った状態で、足の指をわきわきとさせながらヴァージニアは恭介に言う。
「あたしはもう名乗ったんだから貴方も名乗りなさいよ」
「きょ、恭介……水嶋恭介だ」
「あらそう。きょーすけって言うのね。ふふっ、変な名前……」
「うるせぇよ」
「これからよろしく。きょーすけ」
今回も最後まで読んで下さってありがとうございますm(_ _)m
プロローグでセバスチャンから姫様と呼ばれていたヴァージニアですが、実は公爵の娘なんです。
実は姫様じゃないんです(笑)
私にしては珍しく設定を考えてあるので、姫様と呼ばれる理由はその内出てくると思いますが……下手すれば結構後になるかも……(汗)
一応、第一章もプロローグ的な感じで書いていたので、第二章から一気に話が変わる可能性がありますが、そこはご了承下さいm(_ _)m
最後に、もしよろしければ次回も読んで頂けたら幸いです。