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第一章:女の子

リリィです。

プロローグ投稿してからそろそろ1週間…

ちょびちょびと書き進めてきたけど、このままじゃあ読んで下さる方に見捨てられてしまいそうなので……(汗)

短い上に途中ですが投稿します……(滝汗)


「…起きなさい」

 突然身体が重くなったと思ったら、そんな声がかかってきた。

 確か今日は日曜日。自分以外の家族は用事で外出していて、誰一人として家にはいないはずだ。

 じゃあさっきの声は誰だろう?

 恭介は寝ぼけて何かと聞きまちがえたのだろうと目を閉じたまま寝返りを打ち、二度寝にしゃれこもうとする。

「きゃっ」

ドサッ

 寝返りを打った瞬間、上に乗っかっていたであろう“なにか”が落ちて急に身体が軽くなった。それに女の子の声が聞こえる。

「ちょっと何するのよ!」

 再びする女の子の声。

 女の子は怒った様子でボスボスと布団を叩いている。

 うるさいなぁ。

 恭介はしぶしぶ寝るのをやめ、ゆっくりと目を開いた。

「あ、やっと起きたわね! あたしはヴァージニア・ジェリー・ド…」

スースー

「寝るなぁぁぁ!」

ボスボスボス

 女の子は駄々をこねるようにポカポカと布団に入っている恭介を叩く。

 ダメージは無いのだろう。恭介から全く反応は無い。

 やばい! どうしよう! 不法侵入?! 俺昨日窓の鍵閉め忘れたっけ?!

 なんとか狸寝入りで誤魔化し、うんうんと考える恭介。

 …とりあえず起きよう。そして、警察でも呼ぼう。

 恭介はそう決心し、恐る恐る目を開ける。

「っ!!」

 恭介は目の前の光景に声に出ない程驚いた。

 ち、近い!

 目を開いた先にあったのは女の子の顔だった。

 クリクリとした大きな目は、透き通る海のように澄んだ青色をしていて、その間にある少し低めのかわいらしい鼻は思わず押してみたくなる程愛らしい。髪は紅く、サラサラとしたストレートヘアーで、腰を超えるだろうかという程の長髪。きめ濃やかな白い肌は、頬をぷにぷにとしてしまいたいほど柔らかそうな魅力を放っている。

 かわいい…

 恭介はそう思った。

 彼女は目の色からして、まず日本人ではないだろう。そんな女の子が何故この家に居て、自分の部屋で自分を起こしているのか。

 恭介は考えた。

 これは夢じゃないだろうか?

 昨日こっそり飲んだ父親のビールの罰が当たったんだろうか?

 それとも…

「ねぇー」

 恭介が昨日の出来事を振り返ってぼーっとしているのを見て、気だるそうに女の子が呟く。

「ここはどこ?」

「…へ?」

 不意をついた彼女の質問に、恭介は戸惑った。かわいい女の子の質問に

「…へ?」と答えたのは多分人生初だろう。

 恭介は戸惑いながらも、恐る恐る質問に答える。

「えっと…俺ん家の俺の部屋…だけど…」

「そんなこと聞いてないわ!」

 彼女は勢いよく恭介の返事を否定する。

 じゃあどんなことを聞いてるんだよ。

 恭介は突っ込みたい気持ちを抑え、心の中で突っ込みを入れる。

「どこの大陸!? どこの国!? …まさか! ルメルへアじゃないでしょうね?!」

 何言ってんだこの娘。

 電波なのか? かわいい顔してるのにもったいない…

 意味不明な質問に若干引き気味の恭介。

 可哀相なのでとりあえず質問に答える。

「ここは日本。英語でジャパン。残念ながらルメルヘア? だっけ? そこじゃない」

 恭介は呆れたように告げ、女の子を見た。


次回は、この続きです。

が、頑張って、も少し長く…

最後まで読んで下さってありがとうごさいましたm(_ _)m


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