表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に行って現実(ホンモノ)のVRMMOをしよう  作者: ぽかり
第一章 異世界探訪編
9/16

魔法入門

のんびり更新ですがよろしくおねがいします。

 アルフレッドさんの店に入って何を売っている店かを確認するとどうやら道具屋だった。店の中は棚がいくつか並んでたりショーケースのガラスがないバージョンのような台の上に色々な商品が並べられていたり、本なども置かれていた。わかりやすいように商品の名前や値段をタグのようなもので書いてあるのは親切だと感心しながら品物を眺めていた。


「これがポーション類か。品質などもあるみたいだな。」


 小ビンに入れられた色とりどりの液体がありその液体の色で品質が違っている。色は赤が低、緑が中、白が高で無色が最高のようだ。これが各ポーションでも同じで瓶の形で種類を分けているようだった。HPポーション値段は赤が黒銀貨3枚、緑は6枚、白が8枚で無色は銀貨1枚という値段設定だった。MPやスタミナも同じような設定で高いかどうかは良くわからない。


「こういうのだったら作るほうが安上がりになることもあるかもな。」


 等と呟いて次は本に注目してみた。置かれている本は野草についての本と調合についての本などが置かれてあった。値段は各種白銀貨2枚と少しお高めだった。


「今銀貨2枚しかないからなー。当面は本を買うためにモンスターを刈らないといけないかなー。」


 と本を諦めて育毛剤などがないかもチェックしたがどうやら売ってはいないようだった。この世界の人たちは皆ふさふさなんだろうか?うらやましい限りだ。などと思いながらアル商会をでた。ちなみにアルフレッドさんはまたどこかに出かけているらしく店にはいなかった。


「さて次は魔法屋を探すわけだけど行ってもお金足りなさそうだよな。一旦余っている甲殻を売りに行ってから魔法屋に向かうかな?」


 とギルドに向かい来た道を引き返すことにした。20分程度歩いてギルドに到着した。今回は予め甲殻を取り出しておいてからギルド内に入っていく事にした。ギルド内に行くと昨日受付してくれた人が今日もいたのでそこにもって行くことにした。


「これはモアさん今日はどうしましたか?依頼でも受けに来ましたか?それでしたら後ろのほうの掲示板に張り出されていますのでそちらをご確認ください。」


 と事務的なことを言われてしまった。


「違います。昨日買い取ってもらった甲殻が他にもあったので持って来ました。」


「そうですか。それではこちらに乗せてください。昨日と同じ値段だと思いますがそれでよろしいですか?」


「お願いします。」


「そうですか。それでは少々お待ちください。」


 そういってまた奥の部屋にトレイごと持っていく。その間は依頼を見ていくが昨日も見たばかりでそんなに変わってることはなかった。


「そのうち依頼も受けないとな。硬貨稼いで本とか買わないといけないし。」


 等と呟いていると換金が終わったようで銀貨5枚を受け取ってから魔法屋が何処にあるか尋ねてみた。


「魔法屋ですか?それでしたらこのギルドの裏どおりにございますよ。」


 という事だった。あのまま大通りを歩いていても見つからなかったという事だ。戻ってきて正解だったな。


「そうですか。ありがとうございます。」


 といってギルドを後にして言われたとおりギルドの裏通りを目指して歩き出した。横道を抜けて裏通りに出ると魔法陣のような模様の看板が目に入った。


「ここが魔法屋かな?入ってみよう。ごめんください~」


「いらっしゃいませ~。どのようなご用件でしょか?」


 と見た目20代くらいの若い女性が声を掛けてくる。


「魔法について少し聞きたいのですが。まずどうやったら使えるようになるんですか?」


 とストレートに聞いてみた。すると女性は1冊の本を取り出してこれを読めばわかると思いますということだった。


「そうなんですか。ではこれを買いたいと思うんですが幾らでしょうか?あいにくそんなにお金持っていませんので高ければ諦めます。」


「大丈夫です。こちらは初心者用で魔法の説明と魔法の使い方。それと1つのLV1の魔法が書かれているだけですのでお値段のほうは銀貨3枚で結構です。ちなみに属性専門の魔法書とかになりますと金貨1枚からになっております。」


「そうなんですか。ではこれを買わせてもらいます。ちなみに中に入っているLV1の魔法って何ですか?」


「それはあけてからのお楽しみですね。私のほうでも何が入っているかわかっていません。申し訳ありません。」


「そうなんですね。では銀貨3枚です。ありがとうございました。また来ますね。」


「ありがとうございました。ぜひいらしてください。」


 魔法屋を出て早速読もうと思い丁度いい場所がないか探していく。しばらく歩いていると開けている場所に出た。そこにはベンチなどもあり本を読むのには丁度よさそうな場所だった。


「ここは公園か何かなのかな?にしては人がいないのが気になるけど・・・まあいいか。早速読んでみよう。」


 と俺はベンチに座り先ほど買った本に目を落とす。まずは目次とプロローグ。目次1P~はじめに2P~

魔法の使い方4P~最後にLV1の魔法ランダムとなっていた。はじめにを読んでいく。魔法とは誰でも生まれたときから備わっている力である。魔法を使う場合に必要な魔力は体内に体内にあるのでまずそれを見つけることから始めます。Don’t Think! Feel!


「おいおい。どこぞのドラゴンの言葉が入ってるぞ・・・。まずは体内にある魔力を感じる所から始めないといけないって事か。先天的に持ってたわけじゃないけど大丈夫だろうか?」


 と不安を覚えたが小さく書かれてある文字を見つけた。※魔力玉を使って後天的に魔力を得た人でも大丈夫です。とかかれてあった。とりあえず後天的に手に入れた人でも問題なく感じる事が出来るとかかれてあって不安は消えた。


「とりあえずやってみようか。今まで感じた事がないものが魔力ってことだろうな。俺の場合は。」


 この世界の人たちは生まれたときから魔力を持っている確率が高いから感じる事が難しいかも知れないが俺は魔力のない世界から来ている事もあり、地球には中学2年生になると掛かる流行病のような病気がありそのときに大抵の男は体内に眠るナニかを探しているだろうからそれほど難しい事はないだろう。俺もその口だったのは言うまでもない。


「12年ぶりか・・・こんな事をするのは。少し懐かしいな。」


 と俺は目を瞑り本来ならないはずのナニかを探すために集中をして体の隅々を探し始めたのだった。



読んでいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ