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異世界に行って現実(ホンモノ)のVRMMOをしよう  作者: ぽかり
第一章 異世界探訪編
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街に到着

仕事が忙しくなってきたので更新が遅くなってしまいます。


申し訳ありません。

 アルフレッドさんを助けて丘から見えた街に向かって歩いている俺たち。その間に街の名前などを教えてもらった。街の名前はパルムという名前で港街としてこのランドランド大陸で1・2を争う港街だそうだ。ニルバースは4つの大陸に分かれていて人族が住んでいるのはこのランドランド大陸だということだ。そうい話を聞きながら歩いていくとパルムの街に到着した。


「着きましたね。それでは守衛のところに行きましょうか色々と手続きしないといけませんので」


 とアルフレッドさんが俺を連れて守衛の下に行く。それについていくと先にアルフレッドさんが説明をしてくれて白銀貨を1枚支払ってくれた。


「それではモアさんこっちで手続きをしてください。」


 とアルフレッドさんに言われたように手続きに入る。まずは名前を聞かれてから次に水晶のような玉に触れて何も変化がないことで街に入っていいということが認められた。もし犯罪などを犯していたら水晶に触れた途端赤く光るそうだ。守衛の人に木彫りの通行証を貰いいよいよ街に入る事になった。


「それでは私はここで。もし何かありましたら私の店のほうに来てください。私の店はこの先の大通りにあります。アル商会という店ですので。それでは本当にありがとうございました。」


「こちらこそお世話になりました。」


 とアルフレッドさんにお礼をいい別れた。


「さてと・・・まずは異世界といえば冒険者ギルド・・・ギルドで登録して身分証を手に入れるってのが王道だよな。そろそろ日も暮れてきたし宿も探さないといけない。その前にお金がない。素材ならギルドで買ってくれるだろうからやっぱりギルドに行くのが最優先だな。よしとっとと行こう。」


 まだ街に入ったばかりでよく街は見ていないが一般の建物はレンガのようなもので作られている家がちらほらと見える。石の切り出しの家など中世の世界観がここにはあった。まあそういう景観は雑誌でしか読んだ事ないけどね。と思いながら異世界初の街を眺めながらギルドを探して歩き出した。そもそもギルドがどんな建物かも何処にあるかもわからないのだがまあ看板があるだろうと思っての行動だった。その考えは正しくすぐさま大きさ的には市役所のような石の建物の入り口に冒険者ギルドと書かれた建物を発見できた。中に入るとカウンターがあり奥のほうには休憩スペースといっていいのだろうか?テーブルが何セットか並べられてそこに座って話をしている人などもいる。俺は登録を済ませようと3つあるうちの一番近いカウンターに向かった。


「すみません。登録と買取ってやっていますか?」


 するとカウンターにいた男性が応えてくれた。男性は30代くらいの人で笑顔が爽やかなイケメンだった。


「登録と買取ですね。登録から済ませていただくと売買時に値引きなどのサービスも受けれます。いかがなさいますか?」


「登録からお願いします。」


「かしこまりました。それではこちらのほうにご記入いただけますか?代筆も可能ですがいかがいたしますか?」


 とこの世界の文字が読めたのでおそらく書けるだろうと思い地球の言葉にこの世界の言葉を当てはめるように考えてみると頭の中に浮かんできた。


「書けますので大丈夫です。」


 と代筆を断って記入していく。使用武器の欄があったので何を使うか決めていなかったし現在鉈と斧を使っているので使用武器の欄には手斧と書き込んだ。


「これでいいですか?」


 と記入にミスがないかを確認してもらう。


「はい結構です。モア・アンドウ様ですね。年齢は25歳ですか・・・・見えませんね。十代後半くらいかと思いましたよ。それではこちらのほうに手を置いてもらってから少し血液をたらしてください。そうしますと登録完了となります。ギルド証の発行に少しお時間がかかりますのでその間に買取のほうを済ませてしまいましょう。買い取って欲しい物をこちらに出してください。」


 と銀のトレイをカウンターの上に乗せてここに買取してもらいたいものを出してほしいという事だったので俺はバックから怪しまれないように蟻の甲殻を2つ取り出しトレイの上に乗せた。


「これは・・・蟻の甲殻ですか?珍しいものですね。それでは鑑定してきますので少々お待ちください。」


 そういうと後ろに有る扉のほうに蟻の甲殻をもって扉の奥に入っていく。10分くらい経過してから戻ってきた。その間俺は何していたかというとカウンターの横にある掲示板に張ってある依頼をみていた。どんなのがあるのかというと定番の街の手伝い系の依頼やポーションの材料になるカイフクシ草の採取。討伐はおなじみゴブリン・オーク討伐などがあった。


「お待たせいたしました。それではこちらがギルド証になります。ここで注意ですがなくされた場合は再発行ということになりその際には金貨1枚となりますのでお気をつけください。そういえばギルドの説明がまだでしたね。失礼しました。それでは説明させていただきます。まずはギルド証をご覧ください。」


 といわれてギルド証を確認する。


「右上のほうにFと書かれていると思われます。その隣に0/100と書かれているはずです。」


 確かに書かれていた。名前・年齢・性別と右上にFの文字とその下に0/100と書かれた長方形のギルド証だ。


「Fは現在のランクです。ランクはF~Sまでの7ランクあります。Fで見習い、Eで新人、Dでいっぱし、Cで3流、Bで2流、Aで1流、Sで超1流という具合になります。現在最高ランクのSの冒険者はいません。Aで10人いるかどうかですね。ランクを上げるためにはギルド証に書かれている0/100のポイントを依頼達成で貯めてもらいます。F→Eまでは0/100ですがE→Dは0/300ランクが上がるごとに貯めるポイントも増えていきます。A→Sにいたっては0/100000となっています。これだけですと簡単にSになれてしまうと思われるでしょうがランクアップするためには試験というものがあります。それに合格できないとまた最初からポイントを貯めてもらうという事になります。いわゆるポイントは試験を受けるためのお金ということになります。ここまでで質問はありますか?」


 と聞かれ首を横に振る。


「Dまでは試験がありませんのでポイントを貯めていただくだけでランクアップできます。依頼達成によるポイントの上昇はランクによって違いますがFランクの依頼であれば1ポイント固定です。ですがFランクの依頼は常駐が多いので採取でしたら採取しただけ討伐でしたら討伐しただけ増える可能性があります。依頼は現在のランクから上下1まででしたら受けることが出来ます。基本的にギルド員同士の揉め事は当人同士で解決してもらう事になります。ギルドでは介入いたしませんのでお気をつけください。これで説明は以上です。質問はございますか?」


「ないです。」


「そうですか。では次は先ほどの買取の件ですが蟻の甲殻ですとギルドでは銀貨2枚と黒銀貨5枚で買い取らせてもらっています。甲殻×2という事で銀貨5枚という事でよろしいですか?」


 蟻の甲殻の価値がわからないし現在無一文で何も出来ないのでとりあえずその金額で頷いておいた。


「それではこちらが銀貨5枚です。ご確認ください。」


 初めて見るこの世界の硬貨。大きさは地球で使われていた500円玉と同じサイズだった。


「これで説明と買い取りは終了です。これから先ギルドの一員として頑張ってください。」


「ありがとう。期待に添えるかわからないが頑張ってみるよ。」


 といい銀貨をバックにしまってから俺はギルドを出て今晩泊まる宿探しを始めた。ギルドを出たときにはもう夕暮れにさしかかっていた。



読んでいただきありがとうございます。

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