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異世界に行って現実(ホンモノ)のVRMMOをしよう  作者: ぽかり
第一章 異世界探訪編
16/16

力雄魔物の価値を知る

すいません。だいぶ遅れました。


まだ忙しさが抜けないので不定期更新にさせてください。なるべく更新できるように頑張ります。


 それと前に書いていたものをそのうち上げますのでこっちのつなぎとして読んでください。こっちも不定期になりますけどね。よろしくお願いします。

 力雄を連れて街にやってきた俺は当然のように守衛に力雄のことを尋ねられた。とりあえず森で拾ってきたということにして力雄の入場料を支払い街に入る。


「さあさっさとギルドに行こうぜ!」


 と力雄はギルドに行く気満々なようだ。こいつテンプレを期待しているんだろうか?いま絡まれたらお前は確実に殺られるというのがわかっているんだろうか?一応釘を刺しておこうと思う俺のためにも。


「言っておくがギルドでは大人しくしてるんだぞ?絡まれたりしたらお前は殺られるんだぞ?ここは地球と違って命の重さは金より軽いんだからな」


「わかってるよー。早く冒険者になりたいだけだよぅ~。」


 まあここまで言って置けば幾ら力雄でも馬鹿な真似はしないだろう。


「まあ登録するのもいいんだがお前武器とかどうするんだ?森の中で倒した蟻の甲殻とか置いてきたようだけど。金どうやって作るんだ?」


「えっ!あれってそんなに高く売れるの?てっきり捨て値の部類だと思って森に置いて来たんだけど。」


「甲殻は1つ銀貨2枚と黒銀貨5枚だったな地球のお金にすると2500円相当だな。しかもお前はそれを5個捨ててきているから12500円を森に返したという事になるな。ニルバースでこの金額だと2ヶ月は普通に暮らしていけたね。」


「うそ・・だろ・・」


 と膝と手を地面につけて落ち込んでいる力雄。そう。力雄が置いて来た甲殻は俺が回収してきているのだがいい教訓としてとりあえず黙っておこうと思っている。


「で?どうするんだ?寝る場所は?それはまあ地球に戻ればいいか。で?装備はどうするんだ?この世界昆虫しかいない世界じゃないから昆虫以外も魔物はいるぞ?」


「うう・・モア様~お金貸してください。出世払いで返します。ほら俺っていずれこの世界の英雄になるわけだし出世するよね!」


「出来るといいな・・・俺はお前がこのままだと山賊か物乞いになりそうで怖いよ。」


 と遠い目をしながら街を見た。とりあえず力雄が狩った蟻の甲殻の値段の端数を切り取った金額の白銀貨1枚を力雄に渡した。


「ったくしょうがねえな。これでとりあえずどうにかしろ。」


「わーい♪白銀貨1枚って何円?」


「こっちの世界で10000ニューロだ地球で1万円」


「ちっ!ケチくせえな!」


 等という力雄の手から白銀貨を奪い取った。


「あ?じゃあいらないんだな?」


 というと素早く力雄は俺の手から白銀貨を取り返した。


「ごめんなさい嘘です。ありがたく頂戴させていただきます。」


「ったく。でこれからとりあえずギルドで登録しに行くとしてその後はどうする?武器防具でもそろえに行くか?」


「それもいいけどやっぱりここは魔法でしょ!せっかく使えるのならいかなきゃ損でしょ?いつ行くの!いま「言わせねえよ!」」


 と興奮しだしている力雄をつれてギルドに到着して力雄の登録を済ませた。


「力雄・・・ちょっと聞いていいか?お前の登録名リッキディアスってなんだよ?」


「え?もちろん偽名だよ?やっぱり自分の名前で付けるよりこっちの世界の雰囲気に合わせたほうがやりやすいでしょ?なにかと。ラノベとかでも氏持っていると貴族とか誤解されたり怪しまれたりするからこっちのほうが断然いいでしょ?」


 とたまにこういう的確な事を言ってくる力雄を少し驚いた顔で見てしまった。


「まあそんなことしなくてもすぐに貴族になっちゃうだろうから自分の名前でもいいんだけどね。まあ名前については俺の趣味だよ。モアも気軽にリッキーって呼んでくれよ。」


 とドヤ顔で言って来たのでその顔にイラッと来た俺は力雄の髪の毛を毟って力雄を地面に強制伏せさせてから当初の予定通りに魔法屋に向かった。魔法屋に到着すると力雄が散歩を待っている犬のようにそわそわし始めた。


「入ろう。今すぐ入ろう。すぐ入ろう」


「そんなに急がなくても大丈夫だから少し落ち着け。」


 と力雄を落ち着かせてから魔法屋の中に入っていく。


「こんにちわ。この前買った初心者用の魔法書ってまだありますか?」


「ありますよ。こちらですね」


「そうです。リッキーこれだ。自分の金で買えよ。店を少しみてもいいですか?」


 と店の人に断りを入れてから店内を物色し始めた。乱雑に積みあがった古い本やいろんな色の液体が入った瓶などが所狭しと並んでいた。乱雑に積みあがった本を見てみると魔法文字の基本と魔法陣発動の基本と書かれてある本があったのでそれを手に取ると結構な重量と厚さだった。六法並みの本を手に取り値段を聞いてみると銀貨1枚という破格の値段で今魔法は詠唱で出来ることと魔法文字や魔法陣はMP消費力も高いし複雑すぎてということで今ではほとんど使われていないとのことでこの値段で売られているという事だった。どんなものか興味があったのでこの分厚い本を買うことにした。ついでにカラフルな液体は何かということも聞いておいた。


「この液体は魔法の効果を上昇させる薬で色によってその属性の魔法の効果が上がります。使用方法は自分の周りに円状に蒔いてください。くれぐれも飲まないようにしてください。そしてこちらは下級MP回復のポーションになります。こちらは飲むことで効果が発揮されますので属性上昇薬のように蒔いても効果がありませんので気をつけてください。下級MPポーションの効果はこれ1つ飲むことで30回復します。このほかに中級と上級。最上級とあります。中級は60。上級で200。最上級で全回復。という風になっております。値段も下から50ニューロ。200ニューロ。2000ニューロ。20000ニューロという具合になっております。属性上昇薬は各500ニューロです。」


 と一通り説明してもらってとりあえず今回は属性薬は買わないということにして下級MPポーションを10本と本を購入して力雄を見ると同じ本を並べてもらってどれを買うか迷っているようだった。


「よーし!君に決めた!」


 なんてことを言いながら1冊決めたようだった。それぞれ購入して店を出る。力雄は早く読んでみたいというか使ってみたいという表情で辺りを見渡していたので前回本を読んでいた広場らしきところに行く事にした。力雄は場所を聞いて早く行きたかったのだろうか俺の腕をつかんで走り出した。


「そんなに急がなくても広場は逃げねえよ。少し落ち着けよ。」


「そんなの無理に決まってる。早く早く。」


 というやり取りをして前回の広場に到着して力雄は早速買った本を読み始めたので俺も本を取り出して読むことにしたのだった。







 読んでいただきありがとうございます。

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