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異世界に行って現実(ホンモノ)のVRMMOをしよう  作者: ぽかり
第一章 異世界探訪編
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初依頼 カイフクシ草採取

昨日上げるつもりが頭痛でずーっと寝ていました。申し訳ない

 土魔法が使えるようになった次の日。俺はちょっとギルドのクエストをこなしてみようとギルドに来ている。このクエストが終わったら1度自宅に帰るんだ。なんてフラグを建てながら掲示板を眺めている。


「やっぱり初心者って事でこれがいいかな?」


 と呟いてそれをはがしてカウンターに持っていく。選んだ依頼はもちろんカイフクシ草の採取だ。戦闘は経験しているけど安全をとってこれにした。


「すいません。これやってみたいんですけど。」


といつものお兄さんに声を掛けて依頼を受ける。


「こちらは常駐ですのではがして持ってこなくてもいいですよ。右上のほうに常と書かれてあるので次回からお気をつけください。それではカードを提出してください。」


 と俺は言われたとおりカードを提出した。


「・・・・っとこれで受付をしました。こちらは10束で1回という計算となりますのでたくさん持ってきますとその束数ごとに1回達成という事になりますので頑張ってください。それとこちらを渡しておきます。」


 と渡された物はカイフクシ草の全体像と採取方法と採取場所が書かれてあるものだった。


「ありがとうございます。とても助かります。早速行ってきますね!」


 と俺は意気揚々とギルドを出て門に向かって歩いていった。守衛にここに入るときに貰った通行証を返却して冒険者証を見せてから街を出た。どうやら門を閉める時間が決まっていて7時~20時までの間という事だった。門を抜けてカイフクシ草の生息地の確認をする。


「えーっと・・・・門から出て右手に見える森が生息地か。森にいるモンスターはビックアントとゴブリン等。その等を教えて欲しいよ。まあとにかく向かってみようか。」


 と俺は指示通りに門から出て右手に見える森に向かって歩いていく。距離的にはそんなに離れていないので苦労する事もなく到着できた。到着した事で俺はカイフクシ草の形を頭の中に入れていく。カイフクシ草の形は地球で言うところのヨモギの様な形をしていて似た様な形に毒草もあるということなので気をつけて採取しなければいけない。採取の仕方は根を残して葉と茎を取ればいい。根を残すのはまた新たに生えてくるようにするためだ。カイフクシ草は1度採取されても2日後には元通りになっているために付けられた名前でその生命力の強さでポーションなどの材料となった。


「さて。形も頭に入ってるし毒草のとの違いはわからないけど似たような形のものを採取して行こうかな。あとはギルドに任せれば大丈夫だろう。」


 ぶっちゃけ鑑定を使えば問題ないだろうがさすがに体力少ない現状で使うのは得策ではないから丸投げをするつもりで採取していく。森の中にはカイフクシ草と思われる草がたくさん生い茂っていて取り放題という状況だった。まあこの中の何割かは毒草だろうなと思いつつバックの中に次々と草を放り込んでいく。採取を始めて2時間が経過して周辺の草を取りつくしていた。


「ふう。中腰の姿勢は応えるな。結構取ったと思うけどこの中に毒草もある程度あるだろうからもう少し頑張ろうかな。」


 と呟いて再び採取に励む。更に1時間経過してふと辺りを見渡してみると草を取ってきた道筋の先に洞穴らしきものを発見した。


「とりあえずあの洞穴で休憩でもしようかな。森の中で休むよりは安全だろうし。」


 と洞穴に近寄り中を確認して見ると何かの目的で掘られたような穴らしく特に危険なモノがそうな雰囲気もない普通の洞穴だった。俺は洞穴の中に入り休憩をする。


(そうだ。休憩を兼ねて使ってないオプションを使ってみるか。)


 と思いながら鉱石サーチを使ってみることにした。鉱石サーチを使うと目が届く範囲の洞穴の壁や足元が透けて見えるようになった。岩などが映し出されると頭の中にその情報も流れ込んできた。


(おー。これは面白いな。しかしこれを使ってる間俺はどういう風に写ってるんだろうか?あの霊長類最強の女性のCMのように目から何かでてるんだろうか?)


 と考えながら足元を調べてみると気になる情報が頭に入ってきた。


『金の塊』


 その大きさは大人の頭くらいの大きさが2個あることが確認された。その深さはわからないが取れない位深い場所にあるわけじゃなかった。


「これどうにか掘れないかな?」


 と呟きながら考える。そういえば昨日土魔法のLVが上がったときに新しい魔法覚えたよな。ボーリングって魔法だけど名前だけだとどっちかはわからない。ピンをパッカーンする遊びのほうか穴を掘るほうか使ってみないとわからない。


「とりあえず使ってみよう。土よ、我が魔力に応えて発現せよ!ボーリング」


 すると俺の魔力が空中でなじみのある道具に形成される。そうそれは全体が何かの金属のスコップだった。


「えっ?」


 俺は何が起きたかわからずその場で硬直する。目の前に落ちているのはおなじみのスコップ。


「つまりはこれで掘れっていうことかよ。ちくしょう。」


 と俺は目の前に落ちているスコップを拾った。不思議な事にこのスコップ何かの金属なのにまったく重さがなかった。試しに地面を掘ってみるとプリンを掬うスプーンのようにさくっと地面が掘れてその掘った土の重さもまったく感じられなかった。


「思っていたより優秀な魔法だったな。これならいける!」


 そう呟いて俺は金の塊がある場所まで掘り進めて行く。このボーリングの魔法はどうやら5回掘るとMPが1減っていく仕様になっていた。消すのは消えろと念じれば消えてくれる。そんな考察をしながら掘り進めてMPを50つかったところで金の塊を掘り出すことが出来た。


「やっと掘り当てれたな。重さがない分だけ疲れることはなかったな。しかしニルバースは金鉱石とかじゃなく金そのものが埋まっているとかちょっとしたトレジャーハンティング気分だよな。しかもこれくらいの大きさの金を作るのに地球だとどれくらいの金鉱石が必要なんだろうな。」


 等とつぶやきながら2kg以上ありそうな金の塊を2つともバックの中に入れる。


「ニルバースでこれくらいの金の塊は幾らで取引されるんだろうか?とりあえず掘った穴を埋めて少し休憩してから街に戻ってギルドで聞いてみようか。」


 と俺は掘り起こした土を元に戻してから壁に背を預けて少し休憩する事にした。その間に女神から貰った地球に戻るための方法が書かれてある用紙をバックから取り出して読むことにした。


「えーっとなになに。これは地球で転移した場所に戻るための魔法陣になります。この魔法陣の形さえ覚えておけば魔力を使って何時でも帰る事が出来ます。地球からニルバースにいく場合はニルバースの風景を思い浮かべながら転移魔法陣に魔力を注げば行けます。魔力の扱いに慣れるまでは購入していただいた魔法陣が内蔵された机を使えば問題なく移動できますので慣れるまでは使用してください。慣れましたら机を使わなくても移動できるようになり自由に何処からでも転移できるようになると思うので頑張ってください。か・・・魔力に慣れるまでか・・・魔力操作の事だよな。魔力操作のLVが5まで上がれば慣れたとみなしてもいいんだろうか?まあいざという時以外は机から移動って事にしよう。」


 とそれから休憩の間中ずっと魔法陣の形を覚える為に時間を使ってから街に戻るために洞穴から出て採取した跡をたどりながら街まで戻っていった。


 


 

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