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プロローグ1 まさか・・・当たるとは・・・

初投稿です。至らない点が多いですがよろしくお願いします。

 夢を見た。なんとも不思議な夢だった。どういう夢かというとただ2桁の数字が5個流れていくだけの夢だった。07・19・21・23・35という数字が永遠と流れていく。


「・・・んぅ~・・・良く寝たな。てか変な夢だな・・・・もしかしてこれって夢占いとかでよく言われている夢のお告げなんだろうか?だとしても2桁の数字5個って言うのは中途半端だな・・・とりあえず忘れないようにメモしておこう。」


 と思いパンイチの寝姿のまま手帳に夢の中で出た数字をメモしておく。現在の宝くじの種類は多数あってその中で2桁の数字を使って当てる宝くじといえば数字を6個当てちゃおうぜ!と7個も数字を当てるなんて神!の2つしかない。00~46までの数字を6個と7個当てるというくじでどちらも1口300円で買えるものだ。ちなみに6の方の1等は最大4億で7は8億だ。


「実際にこういう夢を見て当たったって人もいるみたいだし早速買いに行こうかな。当たるも八卦当たらぬも八卦っていうし。」


 と見当ハズレな事を言っている俺の名前は安藤望空あんどうもあ普通の社畜サラリーマンだ。年齢は27歳で見た目は自分では超絶イケメンと同等と思っているが世間の水準から言えば上の下だろう。身長は185と高く趣味は深夜の街の中を走ったり道路をロードバイクで爆走する事を楽しんでいる。それとは別に学生のときにやっていた弓道と姿勢を矯正のためにやり始めた乗馬などもある。名前が女の子っぽいというのは両親が男に女の名前付けると人生退屈しないんじゃね?的なノリでつけたらしい。おかげで小学生の頃はからかいの対象になったのは言うまでもない。


 パンイチ姿から会社に向かうための戦闘服くたびれたスーツに着替えてから家をでる。当然会社までの道のりは相棒の自転車で通っている。会社に到着していつものように朝礼などを終わらせてから営業のために外出する。営業先に行く途中に宝くじ売り場があったので早速夢のお告げの数字をつかって6と7を1つずつ買って財布にいれて営業先にむかってその日は何事もなく1日が終わる。宝くじの当選発表は2日後だ。


 2日後になって宝くじの当選発表の日になった。この2日間は宝くじが当たったら庭付き一戸建てを購入しようとか妄想をしたり仕事をこなして過ぎた。発表は昼過ぎからだからいつものように会社に出社していつものように営業先を回りながら1日を終えて家に帰る。道中は当然自転車で爆走しながらその日にあった嫌な事を叫んだりしながら帰るのは日課でもある。家についてからいつものように料理を作り缶ビールで自分をねぎらって風呂に入ってから6と7の当選結果を確認するためにパソコンを立ち上げた。当選結果のわかるサイトに行き半ば当たってはいないだろうなと思いつつ確認をしてみる。


「まずは6のほうからだな。えっとなになに?00・07・19・21・23・35っと・・・えっ?嘘だろ?」


 と呟きながら再度当選番号と買ったくじの番号を照らし合わせる。何度見ても同じ数字が5個あった。


「こんな事ってあるんだな。次は7のほうを見てみよう。」


 と7のほうの当選番号を見てみたがこっちのほうはかすりもしていなかった。残念。


「7のほうはだめだったけど6は当たっちゃったな。2等でいくらなんだろう?どれどれ・・・ふぁ!?いちじゅうひゃく・・・いちおく?マジかよ?」


 どうやら今回の6の当選は2等の当たり口が1件だけ。つまりは俺だけとかいう奇跡のような状況だった。2等当選額124949100円


「マジでどうしよう・・・ヤバイ手が震えてきた。とりあえず一旦落ち着こう。まずは換金してからだな。明日は会社を休もう。そうだそうしよう」


 と俺はくたびれた戦闘服からスマホを取り出して上司に急病で明日休ませて欲しいという連絡をしてからこれからの事を考える事にした。


「とりあえずもしもの話として誰かに聞いてみるというのも手だよな・・・そうだあいつに連絡をしてみるか。あいつはアホの子だから気づかないだろう。」


 と俺は小学校の頃からの親友に連絡をしてみることにした。


「もしもし。俺、俺、俺だけどさ~」


「俺俺詐欺は間に合ってます。プツ!ツーツー。」


「くぅ・・・あの野郎も知恵を付けたな。」


 と再度電話を掛けた。


「はい。もしもし。」


「ばかやろう!スマホからスマホに掛けてるから俺俺詐欺じゃねえだろうが。」


「やだなー。ちょっとしたお遊びじゃないか。で?何か用?」


 相手は親友の北里力雄きたざとりきおでネットゲームが大好きなダメな社会人だ。徹夜でゲームをしてそのまま会社に行き寝てたりしているあほの子だ。ネットゲームではリッキーという名前で業界ではその名を知らない人はいないくらい有名な奴だ。


「ちょっと聞きたいことがあってな。突拍子もない話だけど答えろよ?。もしいきなり大金を手に入れたらリッキーならどうするかを聞きたかったんだよ。」


「本当に突拍子もない話だな~。そうだな~俺ならまず今やっているゲームに投資だな。」


「お前に聞いた俺が馬鹿だったよ。」


「まあまあ。ゲームが俺の人生だからな。当然の回答だよね。NOゲーム・NOライフ!ゲームさいこー!やっふー」


「それ以外はないのかよ!ったくお前はブレないな!」


「他の事か~・・・・あ!そうだ。新しいゲームないかネットサーフィンしていたときになんか面白そうなサイトを見つけたんだよねー。何か隠されたサイト見たくて見つけ難いんだけど。内容はお金をくれたら別の世界に連れて行ってくれるって言う話みたいなんだけどその金額が高くてねー。もし大金が手に入ったら騙されたと思ってそれに試しに払ってもいいかなーって思ってるよ。」


「なんだそりゃ?面白そうじゃねえか?」


 俺もゲームなどは大好きでこういう話は好きだったりもする。


「そのサイトのURL送るから自分で確認してみなよ。にしてもいきなりどうしてこんな話したんだ?まさか今TVでやってる銀行強盗の犯人は望空なのか?おまわりさーん!ここに犯人がいますよー!」


「違うわ!今週の数字を6個当てちゃおうぜ!の2等が当たったんだよ!って俺は何言ってるんだよ。」


 しまった。乗せられてついつい言ってしまった。


「ふーん。望空はそういうことを親友に黙ってる奴だったんだ。ママはそんな子に育てた覚えはありませんよ!」


「アホか!育てられた覚えもねえわ!まあそういうわけだから黙ってろよ?そのうちお前にも髪の毛ほど奢ってやるから。」


「ははは。期待してる。じゃあURLを送るぞ~俺はこれから緊急クエストを消化しないといけないから忙しいんだ!」


「程ほどにしておけよ。じゃあな参考にならなかったわ!またな!」


 と電話を切って送られてきたURLを打ち込んでいくとサイトが表示された。目の前に書かれている言葉は・・・・


『300万円のお金で別の世界に行って見ませんか?』といういかにも胡散臭いようなサイトだった。





読んでいただきありがとうございます。


本日プロローグ3まで上げさせていただきます。

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