ぉぉぉぉおヴァーーン・アルティメッェェェトォォオ!!!!
前提として5千から1万以下の未満なので大変読み辛いです。
そして展開も早いです。
でもまぁ夢は詰め込んでみた(*^▽^*)
◇→場面転換や一段落、少しの時間飛び越し
◆→急激な時間飛び越しの場面変化
になります。
1つの星座が消失した夕方、奇妙な色の流星群とオーロラが降り注いだその日、青い星は狙われるようになる。
これは幼い2人の少年少女が見上げた夜から始まる物語
◆
世界は此処数年、あの隕石以降から空に聳える宇宙船から地球外宇宙怪獣、通称・宙獣の侵略攻撃に悩まされている。
しかし人類に手を差し伸べたモノのお蔭で宙獣に対抗していた。
それは通称兵器が効かずとも適合した者だけが操る機体と発し創す、ネア・エネルギーが有れば倒せる事が証明されたからだ。
そして現在、テオンは適合者と判明すると本人や家族に大金が支払われ都市キョウに強制的に運ばれてしまう。
機械生命体アニマに選ばれ見初められて契約すればテオンは嫌々ながら戦場に生きる日々に駆り出されるばすだった。
◇
暗い地下、上は何千と遠い何匹モノ眼光が見つめる会議室でヌイグルミ程のアニマにテオンは睨まれていた。
その中から紅色の雪豹がテオンを気に入り前に出る。
しかしお互いを知らず実地テストも、まともに受けずヤル気のないテオンではシンクロ率は低いままで終わり実戦投入は先送りされるはずだった。
パイロット徒員の1人が戦死したため急遽テオンはいきなり都市防衛戦闘に投入される事が決定してしまう。
反骨心のテオンに雪豹マニア・ヴァーンは面白半分から同調すると唆す。
テオンを試していた。
逃げると決意したテオンは宙獣との戦いの最初期時代に使われていた旧型のコンバットスーツを倉庫から見つけるとヴァーンがスーツのコアとリンクしテオンは装着する事が出来ると基地から抜け出し地上に隠れながら何とか辿り着く。
テオンがそこで目にしたのはビルや建物が崩壊し火災と火薬の煙燼舞う戦火だった。
建物は宙獣のその巨体の足跡で潰され煙やガス、血の匂いが充満していた。
「なんだよこれ」
後ろに倒れて後退りしようとしてテオンは出来なかった。
「安心しろ、こんな事は日常茶飯事
民間人は避難してるぜ
この血は自衛隊や組織の奴らだな」
「そんな事言ってんじゃね──」
その時、テオンの直ぐ真上を女型巨大ロボットが吹き飛ばされて高層ビルに激突して爆風と衝撃がテオンを襲う。
ヴァーンがバリアを作り飛ばされずに済むがバリア内で憤る。
「なんかしたのかお前ネコ!!
わざとこんな事を!?」
「いいやまだ何もしてないさ♪
それに流石に──」
「ふざけてんのか!」
「怒るなよ
だからよ、まだコネクト。
融合もしてないのに心情を誘導もクソも何も出来ないだろ
でもこのままじゃお前死んじまうぜ、どうするんだ?」
「へっ、これを狙ってやがったのかよ
分かった
分かったよ
いいよ、やってやるよーーー!
偶然選ばれて、何も知らずに、こんな所で死ねるか!
力寄越せチビ猫!!」
「偶然ねぇ~良いだろう
やっぱり気に入った!
あと我はヴァーン様だ」
地面を歩いていたヴァーンはテオンに飛び乗ると心臓の鼓動を合わせると目が光り出す。
「騎獣二輪・形態で向かうぞ!」
「ビークル?」
「バイクのことだ」
「オレ、免許持ってねぇ~よ!」
「なら我が運転するお前は乗って掴み付いてろ
急げ、振り落とされるなよ!」
言うとヴァーンは手の平サイズから段々と大きくなりトライアル競技専用車から中型バイクの中間に形状変化する。
アスファルトの道路を走る。
割れていたり隆起していれば逆に陥没していて崩れた建物が邪魔すれば飛び越えて化け物の元へと向かう。
◇
前輪タイヤの近くにある銃口で宙獣に攻撃するが遠かった事と小さかった事でダメージを与えたとは言えなかった。
「くそ、テオン!
スーツの背中に装着されてる標準装備に対ライフルが有るはずだ!
奴の気を反らすためにもお前も撃ち続けろ!!
このまま真っ直ぐ進まれたら此処等一帯の電気網がヤられるぞ!!」
言われてテオンはコンバットスーツの胸部辺りにあるボタンやヘルメット内部に写し出される画面から固定されているライフルを取り出しスーツの機能で何とか射撃するも走行中・素人なために宙獣に命中せず建物に当たる。
「なにやってんだ下手糞めぇ!!」
「無茶言うな!!
オレはただの一般人だぞ!
それに何でテストのシミュレーターみたいにロボットに成らないんだよ!」
「黙ってろ、兎に角撃ち続けろ!
…………それはな、お前と我の意思が同じになってないからだ!
心の何処かで“何とかなる”だとか“まだ大丈夫オレは死なない”、この期に及んで“誰かが助けてくれる”なんて考えてないよな?
ムダだぜ?
司令室は最初の攻撃で半壊してる。
この現状を見ろよ、誰か何て来ねぇんだよ
我に言ったんだろ、死ぬのが嫌でヤらなきゃなんだろ?
自分の言葉と覚悟をウソにすんのか!!」
「うるせぇーーー!!
偉そうに説教してんじゃねぇーーーよ!!
オレに命令すんじゃねぇーーーーーーーー!!!」
その時、丁度ライフルで威嚇射撃していた物が宙獣の眼球に命中する。
だが、どうやら効果はないようだった。
「ソイツは通常兵器か、いや或いは対宙獣物質が低いのかもな
(初期装備とは言え効果が皆無なのは奇怪しい、奴らもコチラに合わせて進化しているのか?)」
しかし宙獣は進行をピタリっと止めるとゆっくり向きを変えるとテオンを見つけるとテオン目掛けて足を上げて進行を再開し出す。
「おいおい、呑気に解説してる場合かよ!!
どうすんだ?」
「決まってんだろ?
予定通りに囮になったんだ
ここから遠ざかった場所まで誘導して撃破するんだよ
ほらスピード上げるぞ」
バイクモードのヴァーンは急回転して方向転換すると来た道を猛スピードで駆ける。
テオンの装着しているコンバットスーツを操りノールックで銃撃を続けながら建物の影に隠れるようにジグザグと現れては隠れを続けて直接の攻撃を躱す。
それでも宙獣の歩く振動や壊すビルに吐く熱線で走行は困難を極めていた。
「頃合いだ!
大通りに出るぞ!
上昇た覚悟を冷ましてないだろうな!!」
「当たり前だぁ!!
お前にもアイツにもオレは殺されてたまるかぁ!!」
力強く指を差して宙獣に眼を飛ばし舌を出し挑発するテオンに軽く笑って納得するとヴァーンは告げる。
「上出来だ
その貯まった怒り全部忘れるな!
カッコ付けたんだ、バイクから落ちて死ぬなんて間抜けは晒すなよ?」
言い返そうとしてテオン風圧に声を押し消される。
ヴァーンはコンバットスーツとの接続を切り破壊すると破ぜるように脱げて歩道に落ち散らばっていく。
「うぅ…………ハッ!!
なんで、こんな所に人体反応が!?
一般人?
違うアニマと一緒にいる!
未登録者、嘘でしょ
訓練生なの??
逃げなさい!!」
先の戦闘で吹き飛ばされテオンの上空を過ぎさり気絶していた女性隊員ナニーカは動けなくなっているコクピットで叫んだ。
◇
「「解放しろ!ネア・エネルギーと我たちシンクロしたぜ!
行くぞ巨大野生化・ギア」」
徐々に大きくなりバイクから機械部が現れてテオンを収納むと、あっという間に全高10m程、全長40m程の紅色の雪豹の獣に変化する。
漏れ燃えるガスに引火して爆発と爆風を突っ切る。
動物のように四足歩行で町を疾走しビルの間や上を跳ねてクローやバルカン等で宙獣に攻撃しては誘導ポイントに無事到着成功して荒野で対峙する。
「クソ、めちゃくちゃ酔っただろうが!」
「動物で移動してんだ、バランサーが有るんだ
球回転して常に前向いてるだろ?」
「専門用語で誤魔化すな。
360°、景色が見えてんだぞ関係あるかよぉ」
「いいねぇ
その調子でもっと感情を怒りを奮わせろ!
死にたくなけりゃ生きたいなら魂を騒がせろや」
「オレばっかに言ってんじゃねぇよ!
お前もやれやぁ!
ムカつくんだよ」
「ふん莫迦め、我は常に爆発させたくてウズウズが膨張寸前なんだぜ?
お子様の癇癪とは訳が違う」
「巫山戯んなぁ!!」
「その粋だ!」
「舐めやがってぇ
うあぁぁぁぁぁあ!!」
「まだまだだ!
ガァァァアアアアア!!」
数値を測るメーターが上昇を示していく。
「うっらららららららら!!!」
「シャアアアアアアアア!!!
叫べ!」
「「シンクロナイズ!!」」
『ウオオオオオオオオオオオオ!!!!』
「進化同調・ギア発動!」
走駆しながら少しずつ形状が変化しながら体を折り畳み、迫り上がり巨大化して胴体は180°に反転回転開閉すると二の腕の次に拳が急回転して出来ると分割された太股から足が伸びて出来ると胸部から頭部が上がり表を向くとクラッシャーガードが2つに分かれて全工程が完了すると全長20m程の巨大人形機械生命変形兵器へと真の形状になる。
深紅のシグナルボディカラーに所々、純白のラインと豹模様が入り、腕は太く他は細い荒々しく力強いユキヒョウをモチーフした撓やかさも併せ持つ戦闘形態の名は──
『完成!
破壊王アルティメット・ヴァーン!!!』
アイ・ライトや各所が発光してアンテナや表面に電流が迸りポーズを取ると後方で爆発が起こる。
「何で勝手に口が!?
それにこの掛け声は?」
「派手でカッコいいからだろがぁい。
派手位が丁度いいんだよ!」
テオンと連動した動きは目やクチも同様だった。
「あぁ!?
えっ思った通りに手や足が動く?」
「我と同調しているからな
簡単な操作ならレバーやパネルを使わなくても我がマニピュレーターとレギュレーションを担ってやってるんだよ(しかし、やはり1発で成功したか)」
英語の音声が聞こえていたがユナイト・オペレーションと告げコックピットが光ると更にヴァーンの思考が流れてくる。
◇
「あれは人なの」
「違う巨大ロボットだ
新しいアニマシーンが助けに来てくれたんだ」
逃げ遅れていた街中の人々が希望を見る。
『これで倒せるんだろうな?
我だぞ!
負けるなんて端から有り得ないんだよぉ!!』
足裏のスラスターで飛翔するも地球上には存在しない形容のしようの無いぶっくらと膨れ分厚い皮膚に被われている亀に近いと言えなくも無い30m程の二足歩行の宙獣に接近するとブレードを掴み斬り掛かりも追い越してしまう。
スピードに合わせられず反れてしまい右腕の半分しか斬り落とせなかった。
『練習も無しに完全には同調出来ないか
こうなったら必殺技だテオン!
必殺技だぁ?
メインモニターに技名が表示される。
同時に叫べ。
恥ずかしいだろ!
バカヤロウ!!
声に出して共鳴させるコトで、より高出力のネアエネルギーが生み出されるんだよ。
決めるぞぉぉ!
ヴァーン・スラッシュ!!
もういっちょ!
ヴァーン・フィスト!!』
メインスラスターとレッグスラスターで急回転して左肩を斬り落とし右腕を殴り潰したが即座に腕が再生し無数の触手になるとクチのような内部と歯が涎を垂らす。
触手は伸びてアルティメットヴァーンの腹部を貫く。
血吐くとテオンも遅れて垂らしていた。
『気圧うな
心が負けたら本当に負けるぞ!
勝ちに来たんだろがぁ
偉そうにすんなぁオレはオレのモンだぁ!!!
なら決めるぞ必勝!
アルティメットヴァーン・フィニッシュリング』
触手と背から発射されるミサイルを躱すながら剣を捨て高く翔ぶとスラスターをオフにして踵落としで脳天目掛けて落下する。
血や内臓らが飛び散りピンク体液が空気に触れて爆発を連鎖される。
風で飛ばされた煙の後には煤だけで無事なアルティメットヴァーンの姿があった。
『本部基地と繋げた。
はぁ?だってヤられたって
アレは嘘だ、だがコレで正式にテオンは我の契約者だ』
「「倒しただと、ありえん
ん、ヴァーン貴様!
‥‥‥司令室です、テオンくん帰還して下さい
‥‥何を勝手に命──」」
しかしそこに予期せぬ事態が発生する。
『2匹目だと!?』
◇
『なに行儀良く戦おうとしてるんだ
本能に自分の意思に素直になれ!
従え直感に!
でも片腕をやられたんだぞ
再生する、気にするな
荒くてもいいから生き残って勝つ事だけを考えろ
自分で自分を終わらせるな
じゃあどうしろってんだよ
決まってんだろ我達は力業だぁぁ!!
ヴァーンチョップ&バニッシュ・ヴァーン』
自分より大きく異常な硬度に動き周りながら追撃を加えていくも齧られ動けなくなる。
『しまったエネ・スターを奪われた。
何だよそれ?
エネルギースターの通称だ、機体の動力源だ
はぁ?
マシーンの動力源はネア何とかだろ。
ネアとエネスターが合って始めて意味があるんだ!』
ネアエネルギーとエネスターが融和混合したモノはE.Sと呼ばれ攻防のどちらにも転用が可能でアニマシーンには必要不可欠である。
◇
『残量がないぞ
一気に畳みきれ!』
E.Sをビーム状に剣に右手のみで飛び回るも全く歯が立てていなかった。
『くそーーーーもっと力、全部貸しやがれ!!!』
その言葉はヴァーンに告げた物だったがテオンの声は別の意味に捉えられる。
面白い
生意気だ
楽しそうだな
乗ってやる
行ってやるか
「ナニー、ごめんなさい」
「スピン何を!?」
地上で契約者が倒れ気絶していたり死亡して地下に待機していたアニマ達や地下の基地から飛び集まった未契約のマニア等が一斉にヴァーンの前に無数に集まる。
仕舞われた部位からジョイントにセット、開閉部アームで掴み。
アーマーやウイング、武装に変化・合体してゆく。
『融皆進化合体・ギア
緊急完成!!!
重神エンペラー・ヴァーン』
2匹目の宙獣に対抗ように50m程の雪色を基調にそれぞれのアニマの色が落書きのように色とりどりに追加パーツは販売促進を思わせた。
『『ドッキング・ドライブ-エンジン稼働!
W・ユナイテッド-システム始動』』
『合体したためにエネルギー使用量が足された分に追い付いていない
一発で決めるぞ!
着地と同時に走れ』
合体のため無防備になるため浮上していたため降下していた。
大字の状態から各部のウェポンラックからE.Sを搭載した星船=小型基機を放出させる。
『ノアズ・キャノン発射
ノアズ・フィールド発動
タイミング合わせろよ!』
浮遊・飛行しビームフィールドとして力場を生成展開し銃撃も可能である。
スラスターを可動して減速させるとそのまま宙獣に向かう。
『翔ぶのに動力が回せない
跳ぶぞ!気合い入れろ
行くぞ全員の能力を1つにぃ!!
エレクトリック・ヴァーン
ハリケーン・ヴァーン
フレイム・ヴァーン
ブリザード・ヴァーン
エレメント・ブレイク・ヴァーン
ヴァーンと決めたぜ!』
通り抜けて大穴からヴァーン達にノイズ混じりの通信が届く。
それは日本語だった。
『宙獣にもパイロットが?』
「……お前は‥‥何者だ?」
『ハッ何だか知らねぇが何度だって掛かって来やがれ我様の名はテオン様だ!』
(同調・一体化する個体をようやく見つけた。
しかも……………とは。
我の名に文字ってバースト率とでも名付けようかな)
◇
「テオン少年、此からのコトを警告・当ててやろう。
協調性は乏しく独り善がりのお前は他と協力作戦命令無視を今後もするのなら苦労するだろうな
しかし合格せざる負えない
今現時点から訓練生だ」
◇
全てが終わった基地の開発部署では眼鏡を怪しく光らせて高揚を筆を走らせていた。
「ハハッハ素晴らしい!!!!
他者のアニマともシンクロし複数合体なんて!?
至高の芸術品だ!
実にアイデアが沸いて溢れてくるぅう!!
コレが実用化出来れば人類は必ず宇宙人共を殲滅できるだろーーーーー!」
◆
「月縞ノボル様のお通りだ
退け!」
「ん!
お前は!?
適合者が集めが年々短くなって数年に1度だったのが今じゃ毎月になってやがる。
数合わせの適合率の低いザコ共がぁ。
特に今回のキョウ市での戦いで訓練生でもねぇ未登録者が倒したなんて信じられるかよ!
いいか生意気野郎!!
俺は小学生の時から此処にいるんだぜ!
分かるか、それ位小せぇ時から適合率がずば抜けてたんだよ!!
そして現役のエリート候補生なんだぜ!
敬えよコラ!」
そこに取り巻きを連れていない1人の少女が冷たい風と共に現れる。
傾斜の高い所からテオンを見下ろす。
「久し振り、テオ」
「メイサ?お前此処に何で」
「久し振りだな、テオン」
彼女の肩にいる紫色の孔雀のアニマが言う。
「会ったこと有るのか?」
「いや、メイサの真似してんじゃないか。
なぁメイサ今まで何処に」
「触らないで」
過ぎ去ってゆく。
「テオンお前何したんだよ偉い嫌われ用だな」
「ガキの頃、よく遊んでたんだ。
金持ちで家も屋敷みたいで、おやつをご馳走になってた
でもある日いきなり居なくなってたのに、何で此処に?」
◆
「今月期のキョウ支部6班の4名だ」
教官らしき男の言葉にテオン達は整列する。
「担当のギライだ
訓練生は基礎知識と戦闘練習を行う。
アニマと契約しているがアニマはしない
ネアエネルギー及びアニマシステムを数%しか搭載していない人工の量産型ロボットで訓練生同士のテスト戦闘授業をしている
約1名は実機で戦ってしまったが本来ならこの段取りを踏むのが大前提である」
「宜しくテオンくん
俺はゲビダだ」
小太りのゲビダが笑顔でサムズアップする。
「私はグレーア
実戦の事、教えてくれない?」
「あぁ宜しく
オレはテオンだ」
「ふん
………ケントシだ」
◆
「やけに揺れるな
吐きそうだ」
「本物のアニマじゃないんだ
電子頭脳で制御してるだけでほぼ重機だからな」
「うわっ飛んで避けたいのに!
コレ翔べないのかよ」
「スラスターのスイッチに切り換えろ」
「スラスター?」
「ロボットなんだ操作が複雑なのは当然だろ
座学をサボんなよ
要はロケットだ」
◇
バトルウェアが攻撃の衝撃ダメージを人体から60%カットする。
『ぐはぁ!!
クソッ、………左脚の制御が利かない壊れた!?
動かないぞ!
1つ覚えのように前に出るだけが戦いか?
もう逃げるのは嫌なんだよ。
逃げる?
人間相手にか?
お前はもっと強い奴を2体も倒してるのにか?
敵は何を考えてる?お前を倒したい殺したいのか?
ならリズムを!
作戦を狂わせろ!』
◆
大空が怪しく光る一筋の流れ星で不気味に笑う。
その後何事も無かったように山に落下しようとしていた。
「飛来物?
違う!
脱出ポッドなのか!?」
徐々に壊れて剥がれて機械部分が露出する。
テオンはヴァーン・ガジェットを取り出すとモードと形態を切り替えると胸の前に突き出す。
「アルティメット‥‥‥‥」
両手から片手に真上へと翳す。
「‥‥‥ヴァーン!!」
赤白い光に包まれてテオンはアルティメットヴァーンに搭乗すると胸部辺りに落ちてくるのを優しくキャッチする。
『女の子!?』
◆
「他のアニマにも乗れる!?」
「そうさ!
私の仮説が正しければ君は!
テオンくんならどんなアニマシーンも操縦・シンクロ出来るだろう
試しに先月引退した君の先輩に当たる彼のアニマでバトルギアになって防衛戦に出て貰いたいニヤリ!」
◇
『ヒゲゾォーーウ完成!!』
サムライの格好をした和風の髭のある象さんのバトルギアに変形すると刀を手に飛行してビルの谷間を翔る。
「何っ!?
ヒゲゾウ!
タクミ復帰していたのか?」
「違う奴はエイリアン、コンダクターの罠だ!!」
『くそっ!
人間同士戦ってどうすんだ!
敵は宙獣だろぉ~がぁ』
◆
糞ビッチがぁぁぁぁぁ
汚い言葉ね
そうしないと生きられないなら、そうするのよ
特に女って武器があるのなら使わない手はないでしょ?
貴方もそうすれば?
あっ男には無理か、あっ!
それとも好みが擦れてるのかしら?
ふっざんけんな
群がる猿が悪い?
それとも誘ってる私が悪い?
文化も違えば考えも異なるわ
私はそれを否定しない
利用してお互いに騙し合って結果、君も大人達もバカなだけよ
女の子に幻想を抱き過ぎね
そんな事言ってんじゃねぇ
オレはまだ好きだとか自分自身の感情だって分からねぇ
でも……だ、だけど良いなとか一緒に居たいなって隣に居てほしいって気持ちは嘘じゃない、そう思うんだ。
他の奴は関係ねぇ!
‥‥‥‥そう‥‥子供なのね。
まだ純粋で穢れも痛みも知らない無垢で女心も分からない、お子ちゃま。
ねぇテオ、知ってる?
時は平等でも同じでもないのよ
でもそれぞれに流れてる
だから死んだ世界で一緒になりましょ
◆
コクピットが移動して全員が勢揃いした広いコクピットの部屋で困惑する時間を相手は待ってはくれなかった。
「「データプレートを装填!
E.S、注入!
ズィンパイダーネット・ヴァーン!」」
『行くぞ!!
待ってやがれよ
クソ野郎がぁぁぁぁぁああ!!!
アルティメット・ゴールデンソード!』
◇
「…………ついに!
ついに完成したぁぁぁぁ!!
感情如何で暴走し天使にも悪魔にもなる究極のアニマシーン!
テオンくんを中心に
人類の希望に!
研究の糧になってくれている事に心から幸福を送ろう
私のネクストシステムは次代機ネクスダーFiVE=5/エクストリーム(仮称)実験機体として!!
成果を魅せてくれぃ~いえぇい!!
今は5体までが限界だが、いずれ………サードシステムはもう目の前に私の手の中にある!!」
◆
「E.Sフィールドを解除してもらおうか」
「なんて事しやがるんだ!!」
「早くしろ!
それと訂正して貰おうか
君達は我々をコンダクターと呼称しているようだが我等はカオス、アークカオスだ!
だが協力は感謝する
人間と我等、カオスの人体融合人造実験は失敗に終わった
穴埋めは君の身柄だからね」
「巫山戯んな
誰がテメェ等の言う事、聞くかよ」
「異なことを言う
此は君の国の政府からの了承を得ているモノだよ?
抵抗するようなら此方にも考えがある
出撃!
殺すなよ」
「…………………巫山戯ろぉぉぉぉぉぉおお!!!
ヴァーン!
もう一回だけ
もう一度だけ目覚めてくれ
力を貸してくれよ、オレに
頼むアルティメットヴァーン!!!!!」
『………………………………………………。
…………オレに?
違うんじゃね~かテオン、我にだ!
ッ!?
よかったヴァーン!
我たち又、会えたんだな!
感傷は後にしろ、行くぞ!
アルティメットヴァーン・アルティメットホワイト・バーン!!!!!』
ロボットアニメとかの専門用語、メカ等に詳しくないし、そんなに数見てないので出来る限りの知識を総動員したりと下手なので1万文字じゃ足りない。
戦闘が簡素で決着が直ぐなのが力不足です。
空白と改行を含むと9971なので大分文字数が8651と異なりメンテナンス後のリニューアルで変更されると怖いのでこのまま投稿しようと思います。
それと今コンテスト期間中は完結仕様設定にします。
その後文字数条件が解除されしだい続きを書こうと思います。
なのでコンテスト中の応援として、良いね星評価などを宜しくお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ