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"キョウ"運異世界創造誌  作者: up down
第2章 学園編1 揺れ動く1年生
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第八〇話 対帝国本軍〜接敵〜

ちょっと短いですけど、キリが良かったので……

《アムド総将》

 敵の数は推定7万。たいしてこちらは教国からの援軍を含めても1万人しかいない。

 あゝ、我が神よ。我らに加護を授けください……


 ふう。そう言っても始まらんな。戦力差をひっくり返せるかどうかは戦略をどれだけ使えるかにかかっている。

 だが、帝国との国境は見通しの良い平原。兵が潜むようなスペースは存在していない。


 何か罠を仕掛けるか?いや、それだと味方も巻き込んでしまうかもしれない。ここは、奇襲しかないか。だとしてもどのようにすれば良いのか。

 一昔前までは土の魔術を使うことで地面の下から奇襲していたのだが、最近は魔力に反応する魔馬(まば)が普及しているため事前に感知されてしまう。


 考えろ。時間はない。数もない。あるのは新しい武器だけ。


 ……新しい武器?そうか、そういえば物資責任者が見つけてきたんだったな。既に全隊に配備されている……これを使えば良いのでは?


 新武器は、連射式クロスボウとス剣レスというもので、連射式クロスボウは精度は高いものの射出感覚が長いことから練習武器とされてきたクロスボウを1段階上げた。

 ス剣レスは、どうやら商会長が遊び心でつけた名前らしいがまあ構わん。硬くて便利な剣であるのだから。特に、帝国で取れる金属のアダマンタイトは神話でも出てくるような武器である。

 まあ神話では性能の低い武器として扱われているのだが……

 だからこそ、硬い防具を叩き切れるくらい硬い感が大事なのだ。

 また、セットで売られているブーツには刃を研ぐ機能もあるらしい。つくづく便利だと思う。


 それはともかく、この武器を最大限活用するためにはクロスボウの一斉掃射だろう。とくに、敵の重傷者をつくれればそこを乗り越えるのにも時間がかかる。

 よって、同じくらいの位置に敵が倒れるのが望ましい。

 敵の防具が強いのだから、下手に死んで死体を乗り越えるということになるより、まだ生きているのだからと乗り越えるのに躊躇する状況を作った方がよい。


 そう考えてアムド総将は全軍に指令を出し始めた。



《帝国軍》


 やっとここまでやってきた。目指すは王都だ。公国側には何か策があるようであり、うまくやっていれば向こうが王都に攻め込んでいるのかもしれないがそうとは言い切れん。

 この圧倒的な物量で王国軍を蹂躙する。

 そして、大陸統一を成し遂げるのだ。我等が皇帝陛下の御意志のままに。


 かの厄災たちが今は動かないようあの組織たちのものによって足止めされている。

 今こそ好機。


 「みなのもの!神獣などというまやかしに怯えでない!我らはこの大軍である!そしてそのようなものが出ても、所詮王国などの神獣!我らの敵ではない!蹴散らしてくれようぞ!

 全ては皇帝陛下のために!」


「全ては皇帝陛下のために!」×多


うおー!と、歓声があがり、彼らは攻め込み始めた。

【次回予告】

帝国軍。つよい。


次回 対帝国軍〜蹂躙〜


【〜おわりに〜】

 今日も「キョウ運」をお読みいただきましてありがとうございます。


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 また、ご意見、ご感想、誤字脱字報告など受け付けておりますのでなんでもお気軽に書いてください。

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次回更新は7月24日水曜日です。

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