第七五話 シェイクキングの歩んだ道
《作者のつぶやき》
シェイクキングについて色々とお知らせします。他の8つについてはおいおい出していきますよ〜
岩に囲まれたこの地に、震王・シェイクキングは佇んでいた。
″あの事件″によって神の意向をも無視して生まれたその存在は、過去に大勇者メテアスによって9つに分かたれ、封印されてからはその後数千年にわたってその封印を保持し続けた。
長い時間をかけて亜神へと至ったメテアスが生み出した封印保持のためのシステムがうまく機能したのもある。
だが、最も大きかったのは伝承がきっちり伝えられていた上にその存在を軽んじる国家がいなかったことだろう。
様々な村や街に当時の詳細を告げることでどこか1箇所がかけても他のところが補ってくれるというシステムが機能したのだ。
なお、自然界にも4つの遺伝子を持つことでどれか一つが欠けても残っている他の三つを参考にして瞬時に修復することで高濃度な放射線環境などに適応した生物がいるが、同じことである。
分かたれたと言っても、まだ十分強大だったその力を抑えるため、封印の方法が書かれた書が口伝と同時に長い時を超えて伝えられて行った。
その一つが、今リートロドル王国にいる封印術師の家である。
9つに分かれたこの「厄災」はおおまかに3種類の分類ができる。この中で、「地震」を司るシェイクキングは第2階に位置するため、最上階に位置するその一体を除く残り8体の封印を行えるいうことになる。
簡単に言えば、かなり「アタリ」の一族をリートロドル王国は保持していると言える。
〜〜〜
[シェイクキング視点]
シェイクキング。我がそう呼ばれたのはいつからだろうか。生まれた時ではなかったはずだが、それはわからない。
9厄災を人間が倒せないのは、ただ強いという理由だけではない。ある特定の倒し方をしなければ、またどこかに転生してしまうからである。
だからこそ、あのメテアスでも倒せなかったのだ。いや、何回かは倒したが、終わらないことに気づいて封印したと言う方が正しいだろう。
我も何度も倒されてきた。だが、ある時に封印へと切り替わってからは転生もできずにこの僻地で惰眠を貪っていた。
たまに脱出しても、またすぐに封印されてしまうため意味がない。おかげで、ここ数百年はずっとこの洞窟でゴロゴロとしている。
あるとき、この我の元へやってきたものがいた。そのとき、我はこの地で一人でできる遊びを考えていたのだ。ひとりしりとりは10000語を超えたくらいで飽きてしまったからな。
その時だ。我がいた洞窟にガラガラと穴が空いたのだ。
「ほへー。言い伝えは本当だったってことだ〜ね。まさかあの胡散臭いメガネがが言っていることが正しかったなんて〜ね。これは特別にご飯でも奢ってあげようか〜な。」
だれだ。何者ダ。ココにくるようナことガできるノハ全員敵ダ。直ちに滅ぼすべし。直ちに滅ぼすベシ。直チニ滅ボスベシ。直チニ滅ボスベシ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。滅ボセ。
シェイクキングはその身からブレスのような「波」を発した。ぶつかった壁には次々にひびがはいる。地面は揺れ動き、まさに「地震」が起こっていた。
「ひえー。対策してなかったら絶対に死んでた〜よ。ほれっと。」
そしてその覆面を被った謎の人物はシェイクキングに首輪をつける。首輪がはまると、しばらくしてからシェイクキングはおとなしくなった。
「ひゃー。8番隊が作ったこの首輪はすごい〜ね。まさかこんな化け物を操ってしまうなん〜て。」
そして、完全に肉体の主導権を乗っ取られたシェイクキングはただそこで何もできずにいるだけになった。
〜〜〜
その後、しばらくして。洞窟に何人もの冒険者が入ってきたが、術からずシェイクキングのある奥底まで辿り着くことはなかった。手前でシェイクキングの眷属によって死んでしまうのだ。
ある時に、3人の子供が入ってきた。その者たちは圧倒的な力でシェイクキングの眷属と互角に戦った。
そこで、彼ら覆面のものたちは自分たちが出向くことになったが、思いの外苦戦。結局証拠を残さずに緊急時の避難場所へと転移することになった。
そして、その後。修正した計画を実行するため、彼らは再びシェイクキングを連れてこの地に戻ってきたのである。
村にピンチが……!
【次回予告】
戦いの火蓋がー
ー切って落とされた。
次回 対公国戦〜開戦〜
【〜おわりに〜】
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次回更新は7月12日金曜日です。




