第七一話 学園防衛
「ここが生徒会室なのじゃ。」
のじゃロリこと、ミルハさんの案内で到着した生徒会室だが、中が物凄いことになっている。
……本当に生徒会室だよね?僕の目には要塞と娯楽部屋がくっついたようにしか見えない。
そしてそこには多分生徒会役員と思しき人たちが寝ながら漫画を読んでいた。
「お?ミルハじゃん。おいっすー。」
ギャルっぽい人(さっきまでやってたのはLEG◯みたいなやつ)が話しかけてきた。
「お前またそれやってるのか。よく飽きないのじゃ。」
「で?そいつ誰なわけ?」
「此奴は新しい生徒会役員候補のクルト君じゃ。強そうじゃろ?強そうじゃろ?」
僕をダシにするのはやめていただきたいのですが。
「へー。強いじゃん。あーしはテム。家名はないよ。ここの副会長さ。しくよろ〜。」
「あ、どうもクルトです。よろしくお願いします。」
やばい。反応に困る。前世でも人付き合いは苦手だった僕にこんな陽キャ相手は難しいですって。
「さてと、まあそこら辺に転がっておる他の役員はおいおい顔合わせするとして、今回来てもらったのはとあることに協力して欲しいからなのじゃ。」
「なんでしょうか。」
「それについてはあーしが説明するね。帝国の動きは知ってるっしょ?
で、今回の戦いは神獣の加護が無ければほぼ確実に負けるってわけ。だからここまで攻めてきた時にここを守らないとならないんだよ。先生たちは前線に送られるからここを守る人はいないってわけ。」
この国、結構当てにならないぞ。
「それに協力して欲しいと?」
「ま、そういうことなのじゃ。どうじゃ?引き受けてくれんかの?」
うーん。確かに大事なんだけど国王暗殺の犯人もわかっていないのが現状だからなあ。暴動も未だ収まってないらしいし。
まあでも戦時中暇なのは確かだよなぁ。村は王都が壊滅してからでも間に合うし……
「分かりました。お受けしましょう。」
何よりなんか楽しそうである。帝国は一度見ておきたいんだよね。軍事大国なら武器とか鎧とかそういうのたくさん持ってそうだから何かしら創れるかもしれない。
ひょっとしたら地球にないものとか。いやー。夢が膨らむなぁ。
「おお、そうか。ありがたいのじゃ。では早速頼むぞ。テム。」
「は〜い。任されたし。んじゃ舌とか噛まないように気をつけてよ。とぶよ〜。」
その瞬間、急に引っ張られるような感じがしたと思ったら、別の景色に飛んでいた。
なるほど。転移か。
「ほい。とうちゃーく。ここは学園の周囲だよ。基本的に参考ルートに合わせてあるけど、問題があったらいってほしいわけ。
で、あんたの仕事はここで罠作り。たのんだからまかせたってゆーこと。じゃーねー」
それだけ言うとテムさんはどっかへ行ってしまった。
罠かあ。相手が魔物じゃない罠ね。やってみようじゃないか。
【次回予告】
いい罠ないかなーあ、そうだ!
次回 トリック・トラップ
【〜おわりに〜】
今日も「キョウ運」をお読みいただきましてありがとうございます。
下にスクロールしたところにある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎をタップしたり、右下にあるいいねボタンを押したりしてくれると作者のやる気が上がります。
また、ご意見、ご感想、誤字脱字報告など受け付けておりますのでなんでもお気軽に書いてください。
次回更新は7月3日水曜日です。




