第六四話 不穏な気配
《作者のつぶやき》
㊗️!70エピソード!
↑あれ?60の時は何も言わなかったような……
何はともあれ、難波友荒れ、これからも読んでいただけたら嬉しいです。
ピッキー無双を眺めていると、不意に大きな音がした。
音がした方を見ると、崖崩れが起きている。巻き込まれてたくさんの魔物が崖の下へと落ちていった。
怖いなあ。巻き込まれないように気をつけなくちゃ。
ふと目をやると、ピッキーが崖崩れの起きた方をじっと見つめているのに気がついた。
そして、急に駆け出したのだ。
「あっ、ピッキー待った!」
慌てて静止をかけるが聞かない。
そうして崖崩れの現場まで来てしまった。
「どうしたの?大丈夫?」×2
その2秒後ぐらいにやってきたのはものすごい表情をしたエリンとサラだった。
うん。知ってた。
それはともかく、ピッキーが見つめている方向には何もない。ただ単に荒廃した地面が広がっているだけだ。
「ほらピッキー、そろそろ昼ごはんだよ。戻ろう。」
そう声をかけると、ゆっくりとこっちを向いて、てくてくと僕達の方は歩き出した。
何もないところを見つめるなんてなんか変だな。大丈夫なのか……
その後クルトは何もないところなどではなかったと実感するのだが、それはまだまだ先の話である。
本日は快晴なり。そんな雲ひとつない空で昼ごはんを食べていると、またピッキーが崖崩れの方を見ていた。
なんか希少な薬草でもあったのかな。それにしては何も伝えてこないけど。
そのとき、ふと陰りがさした。空を見上げると、先ほどまでなかった一筋の雲が太陽の光を遮っている。
それが何か不穏で、どうにも気になってしまう。
そんな時である。やっと海の荒れが少しはマシになり、船を出せるようになったとかで徐々にこの島へと他の人たちもやってきた。
確かに海の荒れもすごかったよな。シェイクキングもどこへ行ったかわからないし、変な崖崩れも起きる。どうにも心がざわめく。
そんな時だ。冒険者ギルドポーパノイド支部からギルド職員が大慌てでやってきた。
そして、その人たちから報告を受けたボルグ先生とパルマ先生の表情がみるみると曇っていく。何やらよくない報告であることは確かなようだ。
そして、衝撃の発言がもたらされたのである。
リートロドル王国が、周辺の2国から同時に宣戦布告をされた。
そして、混乱の最中、国王が暗殺されたと言うのだ。
夏も終わりに近づいたこのころ、出し惜しみは無しと言わんばかりに振るわれた猛暑。だがしかし、それを吹き飛ばすかのような激震が走った。
かくて、のちにリートロドルの戦いと呼ばれることになる合戦は、こうして始まりを告げたのだった。
【次回予告】
王国を取り巻く国と陰謀。今、国が傾き始める。
次回 帝国の思惑
【〜おわりに〜】
今日も「キョウ運」をお読みいただきましてありがとうございます。
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次回更新は6月9日日曜日です。




