第五九話 薬草採集
さて、このポーパノイド島は独自の生態系がある。日本で言う屋久島のようなものである。
ここでしか採れない物が沢山あるので、下級冒険者が小遣い稼ぎとしてよく使う場所なのだ。ただ、今は船が動いていないので島はとても空いている。
「おっ。これがペリルル草だな。」
早速ロックが目的の薬草を見つけたようだ。ペリルル草はこの島の固有種でそこそこ希少な草である。
「ニャニャ!これはポケルク草ニャ!」
ポケルク草は黄金の草と呼ばれているほど希少な草で、見つけるのが大変難しい。獣の勘というやつだろうか?すごいものだ。
「ふっ。よし。ポーパノイトレント討伐完了。」
ヨーガンは木材を集めている。ポーパノイトレントは良質な木材として有名なのだ。
「あ、こっちにはキノコがあるわよ。」
エリンも見つけているようだ。
え?僕が何してるかって?情報収集ですよ情報収集。一つでも見つければあとはいくらでも作れるんですから。みんなが持ってきたやつをコピーしてるんですよ。
基本的に構成されている元素は地球と同じだ。ただ一つ違う点としてなんか変なエネルギーが入っている。これは魔力で代用できるので、コピーが可能なのだ。
とは言っても、ここは自然。安全であるはずがない。
>熊が現れた
【種族】ポーパノイドベア
【状態】凶暴
「ほっほっほ。雑魚が吠えてますのぉ。」
「食後の運動とでもしますかね。」
しかし、ボルグ先生とパルマ先生があっさりと倒す。異名持ちのZランク冒険者は伊達じゃない。
先生が倒してしまうせいで、僕がやれることがほとんどないと言うのがまた残念なところである。
【創造】は知識が関わってくる。技術があってもレシピを知らなければ何もできない。そのため知識が大事なのだ。高校の頃は生物部に入っていたので解剖の知識は一般人以上にある。
手に入れた獲物は売りやすくすることも考えて解剖……いやいやいや。解体しているのだ。それによってさらに知識が貯まる。
……なんかマッドサイエンティストみたいだけど気にしたら負けである。
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話の影で
「どうなんです?計画の進み具合は。」
「順調どすえ?この山の美しさをそのまま使えるんどす。素晴らしおすなぁ。ボスには感謝しても感謝しきれしまへん。」
「さすがですね。これからもよろしくお願いします。」
「こちらこそ。成功を祈っとります。」
職業柄色々な方言と接する機会があるのですが、間違えてたら修正します。知らせてください。
【次回予告】
進んでいくと何やら怪しげな場所が。そこには……
次回 ぎんなん
【〜おわりに〜】
今日も「キョウ運」をお読みいただきましてありがとうございます。
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次回更新は5月29日水曜日です。




