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"キョウ"運異世界創造誌  作者: up down
第2章 学園編1 揺れ動く1年生
57/102

第五二話 ウィンクル商会暗殺計画

本話まで改稿済み

 何ということだ。魔獣の対応のために王都を離れていたら、その隙に今まで隠してきた汚職の数々が告発されるという情報を得た。


 このままでは私の権力や財力が消えてしまう。何としてでも告発を阻止せねば。もはや出し惜しみしている場合ではない。


 メルボーン侯爵はギリギリと指を噛みながら決断を下す。


「ウィンクル商会の上層部を抹殺し商会を崩壊させよ。」


「は」


 命令と同時にどこからともなく影が現れる。メルボーン侯爵が誇る暗殺集団である。それは公然の秘密であり、実力者として有名だった。表向きに殺せない者を殺す時に王家なども使う集団だ。

 まあ、だから王族を臣籍降下したのだが。


 そしてその日の夜。万全を期して暗殺者達は出発した。物音を一切立てず、気配を完全に偽装して。


 相手が悪かったのだろう。メルボーン侯爵の暗殺部隊は王都の中で最も恐れられている。他貴族がメルボーン侯爵を糾弾しないのはこの暗殺部隊が怖いからだ。

 しかし、今回の相手はクルト率いるウィンクル商会。そんな暗殺者にやられるわけがない。


〜〜〜〜


 ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!


 アラームが鳴り響く。ここはウィンクル商会王都本部。ひっそりと寝静まっていた社員寮だが、その音が鳴るや全員が起きた。


 警備用に雇われたガードマン達が侵入者に警戒する。

 当然、ナビさんとのリンクは出来ている。それだけ信用しているというのもあるが、ナビさんによって裏切られない仕掛けが施されているからである。

 クルトはナビさんに丸投げしているので詳しくは聞いていないのだが。

 それはともかく、今重要なのは全員がナビさんによる赤外線のデータは持っているということだ。


 迎撃の時間である。


 彼らはクルトの1%にも満たない能力(スペック)しかないが、ナビさんの教育で大幅に能力が向上しているため一般人に比べたら十分高性能である。


 暗殺者達は屋根裏、床下、壁の中な様々なところから攻撃を仕掛けた。しかし、すでに場所を察知されていたエーン達に通用するはずもなく……


 全暗殺者が捕えられるまで何分かかったのだろう。そんな問いが生まれてきそうな速度で全員が捕まった。


 彼らも暗殺者である。即座に舌を噛み切り自殺しようとしたものの、噛み切るだけ回復されてしまう。これは、何かあった時のために回復要員としてクルトが試行錯誤の上に作った自動魔法発動機である。

 魔法は詠唱が必要ならその魔法陣を刻めばいけるんじゃね?と考えたらいけたのだ。

 なぜ今まで誰もやらなかったのかと仕切りに首を傾げていたが、この世界の住民にはその発想がなかったのだ。異世界人というのは世界にとって大きなスパイスになるようである。


 その後、傷つける→回復させるの無限コンボに心が折れた暗殺者達はあっさりと吐いた。それはもう、清々しいくらいに。

 おそらくは周りの商会員の放つ底の見えない殺気のせいだと思われるが……

 そうなのだ。クルトが自ら創り上げた社員寮である。それを傷つけられたのだ。恐らく常日頃からクルトに情報の大切さを教わっていなければ今頃切り刻まれていただろう。


 そして、彼らは手に入った情報をクルトに伝えるため、準備をした。


 ……同じぐらいの素早さで社員寮を元の形に復元しようとした。うん。重いね。

【次回予告】

そして、終わりがやってきた。


次回 終焉


【〜おわりに〜】

今日も「キョウ運」をお読みいただきましてありがとうございます。


下にスクロールしたところにある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎をタップしたり、右下にあるいいねボタンを押したりしてくれると作者のやる気が上がります。


また、ご意見、ご感想、誤字脱字報告など受け付けておりますのでなんでもお気軽に書いてください。


次回更新は5月10日金曜日です。

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