第四七話 その頃の彼ら
《作者のつぶやき》
伏線ばら撒くぜ!ひゃっはー!
回収できなかったらごめん。
《All三人称》
彼等は、般若という種族である。人口数百人ほどの村で、狩った魔物を食べながら暮らしていた。
ゴブリンが進化するとホブゴブリンになるが、ゴブリン系統が種族進化ををするとオーク系統に進化する。さらに2回種族進化をして生まれる鬼人が進化すると般若になるのだ。
気の遠くなるような時間をかけて生まれた般若たちはやがて仲間たちに会い、村を形成してそれなりに幸せに暮らしていた。そこに、彼がやってくるまでは、の話だが。
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彼女は魔帝。魔術の天才である。最近少しおかしな方向に進んでなくもないが、魔術では普通の生き物は相手にならない。
彼女は昔からの友人が正当に進化したのを喜び、お祝いをしようと向かっているのだ。
それが、悲劇を生むことになることを彼女は知らない。
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ここは裏の世界。精神生命体が暮らしている。肉体を脱ぎ捨てられるものしか来ることはできない世界である。
彼は悪魔魔将である。それなりに強いと自負しており、自らが率いる軍も持っている。
とは言っても国に所属しているわけではないのでどちらかといえば傭兵団というのが近いだろう。
その存在は強力だった。彼は全く歯が立たず、足止めするのが精一杯だった。
それは、兄の仇である。彼は昔から少し変わっていたせいで同族からも煙たがられていたが、唯一兄だけは優しくしてくれた。その兄の仇なのだ。
当時、私はただの悪魔だった。ここまで強くなれば倒せると思ったのだが、結果は惨敗である。いつか、必ず倒してやる……
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彼は至高の存在、上位竜である。竜の中では中くらいだが、とても強い方で、もうすぐ進化すると言われている。そのせいで調子に乗っていたのだろう。その身に宿る「因子」を嗅ぎつけたのか奴に目をつけられた。「因子」に施された封印を持ってしても奴の目は誤魔化せなかったようだ。
仕方がない。なぜなら彼は鱗系魔物の頂点に位置するのだから。
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その存在は美しく、他を寄せ付けない。
それは超位神聖白気魔狼。
ウルフ種の上位種族の進化を極めるものは、やがてフェンリルに達する。その中から産まれる超常的な存在だ。圧倒的な強さを誇る強者である。その存在が、全身を傷つけて倒れていた。
フェンリルは自己回復能力がとても高くたいていの傷は一瞬で治る。なのに、その傷は治るそぶりを見せない。当然だろう。もう治すほどの力も残っていないのだから。
その相手から必死で逃げて、やっと拠点まで戻ってきたのだ。
相手も足の速いウルフ種だったが、この森では地の利がある。それに、彼はとくに防御力を持った個体だった。回避もできるタンクという奴だ。おかげでなんとか生き延びている。
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各地で、時代のうねりの兆しが生まれた。そして、それによって世界は、変革の時を迎える。
何がそのうねりを生み出したのかは後世の専門家たちでも意見が分かれることだが、はっきりしているのはその時代に生きた数名のみが真実を知っているということだろう。
【次回予告】
魔物戦争→経済戦争
次回 ウィンクル商会買収計画
【〜おわりに〜】
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次回更新は4月28日日曜日です。




