第五話 検証の続きと考察
ご飯が終わり、母さんはまたどこかへ行った。ふふふ。再びのほっぽりタイムである。
というか、放っておかれるとか日本ではありえないよな。これはこの世界だからなのかそれとも我が家が貧しいからなのか……
別に僕は貧しくても愛さえあれば!とかは言わない。お金は必要だからね。そのうち儲けよう。田舎でできるのは狩りとかかな?
まあそんなことは置いといて、検証の続きをしよう。
もう一度魔導書を開くと、【創造】のページが変わっていた。
【創造】
【元素】 【レベル】1 【経験値】40/100
【18族】 【レベル】1 【経験値】80/100
さっき作ったせいだろうか。経験値が溜まっている。
もう一度使ってみる。
【創造】
【元素】 【レベル】1 【経験値】43/100
【18族】 【レベル】1 【経験値】85/100
どうやら一度に5溜まるようだ。【元素】自体にはなんかいい感じに配分されているっぽい。
じゃあ100になったらどうなるんだろうか?
100にしてみる。
【創造】
【元素】 【レベル】1 【経験値】50/100
【18族】 【レベル】2 【経験値】0/200
どうやら必要経験値量が2倍になるらしい。
また、レベルが2になっている。
1ページ目の基本ステータスも経験値が溜まり
【レベル】 1
【経験値】 5/10
になっていた。これまた経験値効率が悪いな。20分の1ってことかな?暴利だ暴利!
いや暴利は普通高いことを表すんだけどね。
【窒素】がレベル2になるとどうなるのだろうと色々作ってみた。すると、今までより魔力消費量が減っていることがわかった。
エコってことだよね。この世界もとうとう環境に目を向けた……わけじゃないだろう。うん。ただ単にその方が作れる量が増えるからだろうな。
レベルが上がると様々な得点が作ってことか。どんどん上げていこう。
なんで初めからこの量にしなかったのかって?僕に聞かないでよ。作ったわけじゃないんだから。創ってはいるけどね。
ここで思った。もっとレベルを上げるとどうなるのだろうか、と。前世では友達付き合いもなかったからゲームばっかやってた。そのせいでレベルがあるとあげたくなる。ゲーマーとして当然だよね?
そして
【創造】
【元素】 【レベル】2 【経験値】0/200
【18族】 【レベル】2 【経験値】100/200
になったときに
【名前】 クルト
【種族】 人間
【年齢】 0歳
【才能】 創造
【レベル】 2
【経験値】 0/20
【体力】 1400/1400
【スタミナ】 1400/1400
【魔力】 2240/2240
【スピード】 1400
【攻撃力】 1120
【知力】 2100
【防御力】 1120
【運】 ∞
【スキル】
キョウ運、自動回復、???、ステータス改ざん、鑑定、魔法適正・極、収納
【称号】
転生者、神に認められたもの、運命神の加護
になっていた。
また、魔法適正と収納と言うスキルが増えた。
みてみると、
【魔法適正・極】
全ての魔法を覚える素質がある。常人の2倍の量、質、速さで覚えることができる。
【収納】
念じた場所に容量無限、内部時間停止の収納スペースを作り出す。どこで入れたものでも取り出すことができる。目が見えていなくてもできる。ソート機能付き。
だということらしい。
さらに、もう一度作った時に気がついたのだが、なんか質が良くなっている。
もう一度言おう。質が良くなっている。
窒素の質なんかわかるのかと言われればそれまでなのだけど、何となくわかるのだ。純度が高いみたいなやつだろうか。
また、創造も気がつかない間にレベルアップしていた。
スキルツリーに変化があったのだ。
【創造】
【元素】ーーーー【??】
|
【18族】【17族】【??】
そして、スキル経験値の欄。
【創造】
【元素】 【レベル】2 【経験値】0/200
【18族】 【レベル】2 【経験値】100/200
【17族】 【レベル】2 【経験値】0/100
17族が増えていた。
【〜おわりに〜】
今日も「キョウ運」をお読みいただきましてありがとうございます。
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次回更新は12月13日水曜日です。