第四〇話 洞窟とスライム
とうとう、今年度最後の更新がやってきました。これで、この話を4ヶ月書いてきたことになります。
来年度からもまだまだクルトの冒険は続きますし、大量の伏線候補もあります。(たいていは雑く回収される)みなさん、来年度も【キョウ運】をよろしくお願いします。
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洞窟の中は、ひんやりとしていた。ときどき、水滴が落ちる音がこだまする。周りの様子を見る限り、どうやら鍾乳洞のようだ。
歩いていると、スライムが現れた。この世界のスライムは、あのゲームとかのぷよぷよしたやつだ。ペットとしても人気らしい。
エリンが初級魔法の火ノ一・ファイアバレットを放つ。
僕がナビさんに教えてもらった魔法とこの世界で使われている魔法はかなり違う点があるらしい。学校で知った時は驚いた。
ナビさんに聞くと、別の世界の人間である僕にはこの世界の魔法は合わないんだとか。
ふーん。そうなのか。
それにしても、ここは魔力の澱みが大きい。魔力は、魔素として世界中に分布しているが、場所によって濃度などに差が生まれる。この辺りは、魔素が濃く、あまり循環していない。こういうところでは主にアンデット系の強い魔物が生まれる傾向にあるのだが……
そう思っていたら、スライムが炎を飲み込んだ。突然の結果にエリンが驚く。ロックがアルテミスを使って両断したのでなんとかなったが一体今のはなんだったんだ?ロックも直感で普通の武器じゃダメだと思ったようだったが……
ナビ:変異種です。魔力に異常なほどの適応があり、相手の魔術を魔力に変換して取り込み自分の力に変えることができます。
スライムにはよく変異種が生まれる。スライムは体の構造がかなり単純で、変化しやすい。捕まえやすいのだが、スライムの進化や変異については完全に解き明かせたいない。
だから素人が侮って痛い目を見るというのはよくあることなのだ。
「大丈夫かエリン?」
「ええ。それにしてもなんなの今の。魔法を吸い込むスライムなんているの?」
「実際にそうらしいな。変異種じゃねえのか?今まで見たことないタイプだけどな。」
「多分ソウ。通常ノすらいむヨリ魔力ヲ感ジタ。」
「この先にも何かあるかも知れない。警戒していくよ。」
そうして僕らが進んだ先には……大量のスライムがいた。
「ちょっとなんなのよこの量!倒しきれないわよ!」
エリンが悲鳴をあげる。
「アルテミスは殲滅力に欠けるからな……」
ロックもうまく進まないようだ。
「申シ訳ナイ。コレデモ面積ヲ広ゲテ攻撃シヤスクシテイルノダガ……」
僕もスライムに攻撃はしているのだが、イマイチ決め手にかける。
でっかい鉛とかを落として潰しているのだが、以上に固い変異種とか鉛を溶かしてくるめちゃ熱い変異種とかがいてなかなか倒しきれない。
他の金属も使ってみたり、ガスで倒せないかと思ったりしたのだが、スライムは基本魔力さえあればどこでも生活できるためイマイチ使えない。
だから圧殺が一番手っ取り早いのだが、使った金属とかを溶かして飲み込み、耐性をある種まで出てきた。
膠着状態である。
しばらくそうしていると、奥から声がした。
「ふぁ〜。さわがしいぞー。もっと静かに……って侵入者?」
どうやら、中に人がいて、見つかってしまったようだ。この間見たピエロと同じような仮面をかぶっている。
ナビさんにも見つけられないとかどれだけすごい隠蔽を敷いているんだ?
ナビ:報告。この付近は何か強い力によって妨害されているようです。少なくとも神級の力はあります。
なんにせよ、一筋縄ではいかないようだ。
【次回予告】
突如現れた敵との戦闘!そして……
次回 VSピエロ×2
【〜おわりに〜】
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次回更新は4月1日月曜日
次回本編更新は4月12日金曜日です。




