第三九話 いざ、行かん
《作者のつぶやき》
どうにもキョウ運要素が薄い。しまったなぁ。これはネタバレに関わるから伏線程度でしか出せないんだよなぁ。
「それでは、お気をつけて〜。」
あの紙を出してから態度が900度くらい変わった領主に見送られて街を出る。とにかく今は情報が足りない。早く移動すべきだが、ここから村まではかなりの距離がある。
「みんな、ちょっといいか?」
「おう。どうしたんだ?」
「実はさっき聞いたんだけどシェイクキングが復活したら僕らの村のあたりは壊滅するらしいんだ。」
「ええー!!大変じゃないの!というかどこから聞いたの?領主がなんか?」
「えっと……まあそんなところ。だからこの森を突っ切って村に帰ってできうる限りの防御をしておこうと思うんだけどどう?」
「あー。野営はクルトがあるから問題ないし……」
「まっ。いいんじゃね?」
「ありがとう。それじゃあ出発するよ。」
そうして、僕たちは当初の予定を変更しやや急ぎ目に移動することで5日で村に着いたのだった。
「みんな〜ただいま〜」
「おおっ!ロックにクルトにエリン!帰ってきたのか!」
「お、親父!元気そうだな。」
「聞いてたより早いけどどうかしたのか?」
「思ったより順調に進んだだけだよ。」
情報ギルドによると、付近の村は逃亡による混乱を防ぐためあまり情報を伝えていないらしい。一応復活の予兆から避難すれば間に合うらしいが、ナビさんは厳しいと見ているので微妙なところだろう。
そこで、ちょっとした反則技を使う。
ナビさんにお願いしてこの村に空間の歪みを作ってもらったのだ。
そのため、自分の周りに歪みを作って特攻すればここに瞬時にたどり着く。
なんでもナビさんは空間の中は危険だから云々と言っていたが、実際に検証した限りかなり安全だった。
なんであんなこと言ったんだろうか?
シェイクキングは「揺れ」を司るらしいので、たいていの防御は無力だ。地震対策として村の地面を盛り上げて、中にあの高層ビルとかにある振り込みたいな減震装置をつけておいた。
地震大国ニッポンの力をみよ!
そして、敵情視察とばかりに3人でその封印場所へ向かう。ナビさんに導かれて移動すると、村の人からは「帰らずの洞窟」と呼ばれているところに辿り着いた。
その名の通りこの中に入ったものは2度と帰ってこなかった。
だが、ある時一人だけ帰ってきたものがいた。そのものがいうには『みんな骨になった。あれは魔界だ。竜の棲家だ』とのことだ。
かなり腕の立つ冒険者だったらしいが、それがきっかけで引退したらしい。
その後も軍が調査を試みたが、全て失敗。どうにもできず放置されている。
「よし。入ってみるよ。」
「おう。行こうぜ!」
「何があるのかしら?」
中に踏み入れると、そこはたしかに、「魔界」だった。
【次回予告】
国境の長い洞窟を抜けると魔界であった。(国境ではないし、抜けるのではなく入るのであるが。)
次回 洞窟とスライム
【〜おわりに〜】
今日も「キョウ運」をお読みいただきましてありがとうございます。
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次回更新は3月17日日曜日です。




