第三五話 クレイヴェルの街1 里帰りと盗賊
《作者のつぶやき》
私は早口言葉は得意ですが、今回はかなり苦戦しました。なんの話かって?本文をご覧ください。
あ、ちょっと待った。
【お知らせ】
やはり、春休みは更新が止まりそうです。止まる期間は事前にお知らせします。ただし、エイプリルフール特典は行います。
春休みである。新春である。新人新進シャンソン歌手in新春山村シャンソンショーである。
……本当は新春からは少し、いやだいぶ、というかかなり過ぎているがそんなことは関係ない。
さて、現在僕たちは馬車で村に帰る途中である。王都から3つの都市を通り、2つの街を通って1つの村を超えたら我らが故郷の開拓村がやってくる。はっきりいって、かなり遠い。
受験の時も来るだけで2週間かかった。なお、1週間は6日である。そして、我々3人は今馬車で帰っている途中なのである。
さて、そうして街道を進むと、ヤツらが現れる。
……そう、盗賊である。
クルトは、何かしら不幸な出来事に見舞われたせいで盗賊になった人にはかなり同情的である。自身も前世で不運だったので。しかし、だがしかし、however。
勝手な理由で盗賊になる、すでに多くの被害を与えている、依頼内容、反省しそうにないのいずれかを満たした時は容赦しない。
前世では自分の不安を跳ね返すために様々な護身術を学んできた。大抵はここぞと言う時に上手く使えなかったり、運悪く相手が対策を身につけていたり……ああ本当に思い出したくもない。
クルトは持ち前の運の悪さでチンピラに絡まれるのは日常茶飯事であった。だからこそ、敵対するものに対する扱いは限りなく低くなるのである。
ちなみに、反省した盗賊はウィンクル商会で働かせている。ナビさん監修の調きょ…教育によって完全に改善されている。
ナビ:報告。ダメなタイプの盗賊が現れました。
その情報が入ったなら、容赦はいらない。
「すみません。盗賊が出たみたいです。」
外の護衛に話しかける。この馬車は公営なので、騎士が護衛についているのだ。ちなみに、この世界の騎士は軍隊と警察の性質を併せ持つ。この騎士は警察の方だが。
騎士がいる馬車に襲いかかるなんてよっぽど困っているのか無能なのか自信があるのか。
「数は20人。右斜め前からです。」
「「「「なんでわかるんだよ!!!」」」」
騎士たちからの総ツッコミである。だが、冒険者であることは事前に話しており、冒険者の特技を聞くことはルール違反である。
同様に、商人に仕入れ先を聞くのもルール違反だ。自分が稼ぐ方法を教えないのは誰でも当たり前であり、暗黙の了解とされている。
そうして盗賊が現れたものの、さすがは騎士である。あっさりと捕まえてしまった。
……無能なタイプの盗賊だったっぽいな。
馬車の後ろにくくりつけて歩かせる。遅く歩くと引き摺られ全身に擦過傷ができるというシンプルで容赦ないものだ。昔の騎士団長が編み出したらしい。
ま、盗賊だからいいか。
そうして、一行は初めの街、クレイヴェルに到着したのだった。
【次回予告】
一旦情報を確認しようと情報ギルドへ行くと……
次回 クレイヴェルの街2 震王
【〜おわりに〜】
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次回更新は3月8日金曜日です。




