第三三話 馬鹿力
《作者のつぶやき》
やべえ……筆が進まねえ……もうすぐ残機が溶ける……更新は止めたくないよぉ……
どうやら、この学園の結界と的の強度は同じくらいらしい。よく考えれば的は壊すものではなく当てるものである。正確性などを磨くためのものだ。
……そこのところにクルトは気が付かなかったようだ。
次の時間は剣術である。クルトも短剣くらいだが「何かあった時」用に嗜みぐらいはしておこうと思っていた。……体を鉄板で囲えば短剣以上の防御力を誇ることを彼は知らない。
なんと、担当の講師が怪我で出られないため急遽冒険者ギルドから連れてきたらしい。40代くらいのいかにも剣士っぽい厳つい男性がやってきた。
「初めまして。今回臨時講師としてギルドからやってきたBランク冒険者のアールシドだ。まずは実力を見せてもらう。一人づつかかってこい。」
Bランクというのは、冒険者として一人前であるような人のことである。その道でそれなりに稼げ、成功したと思われるレベルだ。
そうして、だんだんと進み、僕の番になった。
「クルトです。宜しくお願いします。」
まずは構える。
「先手は譲るぞ。」
そう言われたのでありがたく頂く。【バフ】ガンがけでやっていくよ。
高いところからの一閃。そのすきを狙ってアールシドさんは下から逆袈裟に切り上げてきた。
しかし、そんな攻撃は想定済みである。鋼鉄の盾を出現させて防ぐ。
初見殺しの必中パターンで、これに反応できる奴はいない……
ってうおっ!まじか!避けてきやがったよこのおっさん!
危ない危ない。慌てて避けて、二つの足を錠もどきで結ぶ。
ふふふ。足を取られたね。
そして、現在動体視力が常人の何十倍にも上がっているクルトにとってその隙を見逃すことはあり得なかった。
強烈な一打があたり、アールシドさんはめり込んだ……地面に。
一応プロなので驚きはしたもののなんとか放たれた攻撃に反応して受けた。
だがその力強さに地面にめり込んでしまったのだ。練習用の木剣がミシリと音を立てた時点で(あ、ヤバ)と思って力を弱めたものの、地面が柔らかかったのかめり込んでしまったようだ。
(………………え?………)×多
瞬間、辺りは静まり返った。……当たり前である。なんせ、魔法の部で首席合格したヤツが剣で馬鹿力で押し切るのだ。お前はいったいなんなんだと言いたくなるだろう。
それは、アールシドにとっても例外ではなかった。自分の腕にはそこそこ自信があるつもりである。それが、こんな簡単に、しかもこんな子供に押し切られたのだ。自信を失うのに十分すぎる威力であった。
そうして、剣術の授業はなんとなく気まずいまま終わってしまったのだった。
【次回予告】
冒険者ギルドでヨーガンの冒険者登録をしよう!
次回 アルティメッター
【〜おわりに〜】
今日も「キョウ運」をお読みいただきましてありがとうございます。
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次回更新は3月3日日曜日です。




