第二九話 マインドウェポン
いや、ま、短いですけど……
入学式が終わり、僕たちは寮に移動した。リートロドル学園は全寮制なのだ。
結局アルティメットに選ばれたのは僕、エリン、ロック、ヨーガン王子ともう一人サラと言う猫獣人であった。
男子寮と女子寮に分かれて自分の部屋に入ると、やっと一息つく。
主神にあれこれ言われたことを少し考えなければならない。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!」
そんなことを考えているといきなり何かが部屋に突っ込んできた。
「な、なんだ?」
《ナビさん、何が起きた?》
ナビ:説明。ロックですね。部屋の中で荷物の整理をしていたら、見慣れない武器があり、触ってみたところこうなったようです。
……何その武器。
ナビ:説明。自我機械と呼ばれるものです。魂を持つ物質のことです。
「いててて…」
ロックが起き上がった。
「オウ!オマエ、オレヲ、解放、シタ。感謝、スル。ダカラ、オレ、オマエノ、武器ニ、ナッテ、ヤル。」
これが例の自我機械か。見た目は普通の剣っていうところだが、喋ると青白く光る。
「あっ!クルト!ちょっと聞いてくれよ!この剣なんなのか知ってるか?なぜか俺のカバンに入っていたんだよ!」
「うーん。どうやら自我機械っていうものらしいんだけど何か心当たりないの?」
「全くないよ!どうなってるのさ!」
「どうしたんだい?」
ヨーガン王子も騒ぎを聞きつけてやってきたようだ。
「ロックのカバンになぜか自我機械が入っていたんだ。」
「そりゃあおかしいね。というか自我機械はほとんどが国宝級であり一般人は存在すら知らないはずなんだが……僕もこの間初めて知ったんだよ?」
まあナビさんは便利だからね。
ここで説明しておこう。この世界の魔道具には性能によって分類されたものがある。
普通
魔法
希少
国宝
秘宝
国宝
伝説
神
原初
一般的な道具は普通に分類され、魔力を持つと魔法になる。希少は一流冒険者などが使うものであり、国宝になると一つの国にいくつあるかという態度である。神以上は存在が確認されておらず、神話時代のものとする説や空想だとする説などがある。(ナビさん情報)
自我機械にも同様のランクがある。もちろん魔法級以上であるのだが。
ナビ:報告。解析が完了しました。この自我機械は神級であることが判明しました。
……舌の根の乾かぬうちに存在が確認されていないと言ったものが見つかってしまった。
【次回予告】
マジックウェポンを見つけたクルトたち。とりあえず話してみると…
次回 新たな仲間(武器)
【〜おわりに〜】
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次回更新は2月23日金曜日です。




