第一六話 受験(上)
とうとう僕の番だ。引率の人についていく。
ところが、今重大な問題が発覚した。商品を作って売るのはいいのだが、どうやって売ろう。困ったことに知っている店がない。この世界にも良い店と悪い店がある。悪い店なんかに関わったら最悪売り飛ばされることも考えられる。なんたって外見は5歳児なのだ。どうしようかと悩んでいると受験部屋についたようだ。
試験管が中にいた。
「初めまして。私はあなたたちの試験を監督するアルマよ。この水晶に手を触れなさい。」
あ、神眼の宝玉だ。またぶっ壊すかも……
ん?前見たやつよりも大きいな。気のせいかな?いや、やっぱりなんか大きいぞ。
出来うる限り軽く触れる。どうか割れませんように……
ーーピシッ、パリン
あっ。
壊れた。やってしまったね。でも今回は砕け散っただけで粉々にはなってない。僕が力を弱めたからかな?
【才能】襄?ヶ鑾
【レベル】 ー
【体力】 ー
【スタミナ】 ー
【魔力】 ー
【スピード】 ー
【攻撃力】 ー
【知力】 ー
【防御力】 ー
【運】 ー
違った。ただ単に性能が良かっただけだった。それにしてもあの横棒はステータスをしっかり表しているのかただ単に測定できていないのかわからんな。で、問題は運!何でお前まで横棒になってるんだよ!
試験管は固まっていた。
「あ、あのー。」
「はっ!し、少々お待ちください!」
なんか丁寧になってる気がする。
というかあれ?前僕が壊した話は伝わっていないのかな?自慢じゃないけどそれくらい伝えられてそうなもんだし、試験管に情報を渡しておくべきじゃないの?
しばらくして、アルマさんが偉そうな人を連れてきた。
「嘘をつけ。全くそんな事あるはずがなかろう。」
「本当です!見てください!」
「な、なに……これが割れるということなど……」
「ど、どうするんですか?」
「上と相談してみる。こんな事初めてなんだしな。えっとー、じゃあ君は次の試験に進んでおいてくれ。あ、名前なんだったけ?」
>彼はなぜかキラキラとした笑みを浮かべている
「クルトです。」
「わかった。クルト君だな。俺は最高等学園で教師をしているアーマスだ。また会うと思うから、よろしくな!」
「あ、はい。わかりました。」
陽キャか?っていうかちょっとまて!え?なに?僕最高等学園にいくの?いやいやいや。ちょっとステータスがおかしくなってるだけだ。何の問題もない。うんうん。
現実逃避行!
さ、次は筆記だ筆記。終わったことは考えない。過ぎ去ったことは無視する。
大丈夫だよ!多分だけど。




