第十話 はじめてのおつかい?
本話は長めです。
おつかいがひらがななのは作者の個人的なイメージです。(異論受け付けます)
出産祝いパーティーの材料を買ってこいと言われた。
肉は僕が取ったのがあるので、野菜、果実、酒だそうだ。
子供に酒買わせんなよと思いつつも買いに行く。収納があればカバンはいらない。便利だなぁ。
あと、市場調査もしようと思ってる。
そうそう、ついさっきレベルが上がった。
【名前】 クルト
【種族】 人間
【年齢】 5歳
【才能】 創造
【レベル】 10
【経験値】 30/100
【体力】 3200/3200
【スタミナ】 3200/3200
【魔力】 51600/51600
【スピード】 3200
【攻撃力】 2560
【知力】 4800
【防御力】 2560
【運】 ∞
【スキル】
キョウ運、自動回復、ナビゲーションシステム、ステータス改ざん、鑑定、魔法適正、収納、探索魔法
【称号】
転生者、神に認められた者、運命神の加護
【元素】 【レベル】10【経験値】210/1000
【18族】 【レベル】7 【経験値】235/700
【17族】 【レベル】9 【経験値】150/900
【16族】 【レベル】7 【経験値】255/700
【15族】 【レベル】5 【経験値】265/500
【14族】 【レベル】5 【経験値】90/500
【13族】 【レベル】4 【経験値】225/400
【12族】 【レベル】4 【経験値】50/400
【11族】 【レベル】2 【経験値】35/200
【10族】 【レベル】1 【経験値】50/100
【09族】【レベル】1 【経験値】0/100
10族はニッケル、パラジウム、白金とジュエリー要素が強い。この世界でもプラチナって売れるのかな?
ニッケルはクロムとかと混ぜてステンレス鋼や耐熱鋼などにするものだから今はいいかな。
9族ではコバルト、ロジウム、イリジウムで、ロジウムに先ほどの白金をいい感じに混ぜることで耐熱性・耐食性に優れた白金ロジウム合金を作ることができる。
白金、パラジウム、ロジウムを使うと排気ガスなどを浄化する三元触媒が作れるが、まあこの文明レベルに車とかないだろうは問題はない。
また、各元素のレベルが9になることで解放される機能は「創った物体の空間転移」だった。
……これがガチ目にやばい。これ、実は転移するのが内部空間も含めることが発覚した。それによって容器を作れば普通に空間転移できるのだ。簡単に言うと、段ボール箱での宅配便ならどこでも一瞬で行けます(生き物可)っていうかんじのやつ。
バグかな?って思ったよ。
でだ。少し気になったことがあるのだ。それはこの僕のステータスについて。
明らかに高いと思わないだろうか。とくにロックはかなりの才能持ちだったはずだが、僕には全く敵わない。何かしらのトリックがあるんじゃないか。
そう疑い始めたのである。
我が家にはお母さんが持ってきたり買ってきたりした本がたくさんある。多くは薬草の生息地に関する本などだ。
しかし、この世界について書いてある基本的な本もあった。それによると、神から授かった才能に応じて様々なスキルが手に入るらしい。ここまでは良い。問題なのはこの先の一文。
「それぞれの才能には全てランクがあります。例えば剣士なら、『剣兵、剣士、剣師、剣人、剣聖、剣王、剣帝、亜剣神、剣神』と言ったところです。」
ここで問題だ。「創造」のランクは何があるだろうか?
……何もないのである。実際にこの本に「創造」はのっていない。一体これはなんなのか。
気になるは気になるのだが、市場についてしまったのでおつかいがてら市場調査といこう。
なお、一つ目の市場は「いちば」とよみ、二つ目の市場は「しじょう」とよむ。うん。勉強になるね。
その前に、この国のお金について説明しよう。
単位は「マール」記号はⓂ︎である。
1マールが銅貨一枚であり
銅貨10枚=大銅貨1枚
大銅貨10枚=銀貨1枚と1つランクが上がるたびに価値は10倍になる。
そこから大銀貨、金貨、大金貨、白金貨、赤金貨、青金貨、黒金貨、ミスリル金貨の順である。ミスリル金貨など普通の人は使うどころか見ることすらないが。
まずは酒屋へ行く。
買ってこいと言われた酒を探す。
「おじちゃん。この酒いくら?」
「そいつぁ、一樽500マールだよ。重いから気をつけな!」
「わかった。はいこれお金」
「毎度あり〜!」
次に八百屋
「おばちゃん。この果物とこの野菜は何?」
「これはナルナルの実だね。柔らかい食感と果汁が特徴さ。口直しや酒のつまみにぴったりのやつだね。こっちはサーフっていうやつ。食べやすく味がしっかりしているから病人食とかによく使われてるよ。」
なるほど。だから父さんはこれ買ってこいって言ってたのか。
「いくら?」
「二つで80マールだね。」
「はーい」
結論。地球と違うものが多すぎて物価がわからなかった。
「まさかここまで違うとは…」
一応りんご、なし、ぶどうやさつまいもなどの地球にある食べ物もあったが、どうやら「あまり美味しくない貧乏人用」らしく超格安価格で売られていた。具体的にはバナナ一房3マールだ。
地球の食べ物を軽く扱っているんじゃないかと思ったが、どうやら魔力が入っていないためらしい。
まあ僕からしたら地球の懐かしい味に触れられるのはいいと思うんだけどね。
ということで仕方なくこれを使う。
【ナビゲーションシステム】
そう。あの生まれた時から持っていて【???】になっていたやつである。レベル10になると同時に解禁された。
《ナビゲーションさん?》
心の中で呼びかけてみる。
ナビ:応答。初めまして。
《いくつか質問です。まず、あなたに自我はありますか?》
ナビ:否定。ありません。私は完全なる演算装置です。
《なぜ、今まで封印されていたのですか?》
ナビ:説明。本来、このスキルは異世界召喚された勇者またはその長男しか持ちません。
勇者は召喚された状態で既にレベル10なのでこのスキルもレベル10からしか使えません。しかし、何者かの介入によりマスターにこのスキルが現れてしまい、結局今まで封印されている形になったということです。なお、このスキル自体も変異させられており、強化されています。
あ、俺めちゃくちゃ異常個体だった。
《この国の物価はどんな感じですか?》
ナビ:説明。大体1マール=2円と思ってください。物によってとれやすさが違ったりして値段が変わっていますが、物価的には1マールは2円に相当します。
。
要望。敬語は使わないでください。私はただの演算装置です。
え?本当にいいの?そんなに卑下しなくてもいいのに。脳内会話スキルとか鑑定に並ぶ最強すぎるだろ。
《わかった。》
ナビ:ありがとうございます。
そのあとは市場を巡ってこの世界にしかない食べ物やその特徴を聞き、買ったものは収納に入れて持ち帰るのだった。
【〜おわりに〜】
今日も「キョウ運」をお読みいただきましてありがとうございます。
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次回更新は12月27日日曜日です。




