表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アドバンテイルユナイト  作者: 青ペン、吉田十考
シーズン1
8/43

第8話 星巌の森








ユカタ、マヒロは無事に実地試験に合格したのも束の間で謎の目的でヘリオス兵団という奴らが真っ先にユカタとカインに襲いかかる。そこで同胞のリリィ、ルピナスが攻撃を受け止める。その間ユカタ、カイン、マヒロは実地試験の会場であるコロシアムを抜けたがヘリオス兵団はまだ追いかけてきている--。どこか隠れる場所はないのか?


『どうする?』

『さぁ...』

カインが誰かに連絡する--。スマホのバイブ音が鳴る。

『あ、プラちゃん?ちょっと--』

プラちゃん?どんな人物なのか?

『成程-あ!それなら、星巌の森を抜けていくといいよ。』

星巌の森はルークス『シリウス』『下』とアステリア上を結ぶ大木のことを言う。さらにユカタとカインとヒロの前にクロスが現れる--。

『話は聞いたぞ。お前ら、下に降りたいみたいなんだな。カインの為にもカインも--』

『うん...』

しかし、星巌の大木『森』は、11万マイルもあるものすごく計り知れない高い木だ。下に行けるかは分からない--。

『下に行けるかだって!?そんなの無茶じゃん!グラップラーボウだって下まで届かないしそれを止めるストッパーでさえ--そもそもなぜ--』

確かに、何故私追われているんだろう?気持ちがモヤモヤする......。

『カインって--』

カインが呟く。

『私は、シリウスの王女なんです。ヒロも--』

『えッ--』

ユカタは、驚いた。

『産まれはアルタイルですが、育ちはヴィーナスの一族なんです。』

『なんと...!』

カインは元々はシリウスの王女で貴族の娘で何らかの動物のイグニア族だ。今のカインは、ただ、耳が冴えているだけの存在なのかもしれない--。ヒロも王女てことはまさか姉の通称プラちゃんの人は...?ユカタは、クロスに向かって問いかけた。

『でも、私の道具じゃ行きようがないから』


『あー、ボウの紐は、降りながら回収していけばいいんだよ。』

『え--てことは』

『心配はないさ。俺がここを守るから--。』

ユカタは騒然とする。待ってそれじゃあ、クロスさん...私はこのままシリウスに行ったら--上界から破海に行ったら......。


『戻れないんだよね。...もう誰にも止められないんだよ。』

『!!?』

戻れない旅になってしまうかもしれない......。ユカタ、カイン、マヒロ3人の壮大な世界の破滅を変える冒険が今、始まる--。


翌朝、クロスさんと近くのホテルに泊まり一夜を過ごした...。

『もう行くんだね?』

クロスがそう答えると3人は

『はい!行ってきます!!』

リリィが長いロープに付け替えたグラップラーを3人に渡した。

『新しいグラップラーと防護服だよ?大丈夫?』

『はい!みんながいてくれるので--』

『そうか...あ、破海(はかい)に行ったら仲間がいると思うからよろしくな!』

クロスがそういうと3人は星巌樹の森に送られた。


『行こう!カイン。』

『ええ...行きましょう。』

3人は世界を行き来するのであった--。

大きなツタのような星巌の大木をグラップラーだけで降りていく--。ユカタとカインの冒険が始まりました。


TO BE CONTINUED



はい、アドバンテイルユナイト8話どうでしたか?ついにユカタとカインの冒険が始まります。学園を後にしてシリウスに旅立つユカタとカイン。まっさらな気持ちと複雑なふわふわした気持ちが飛び交います!!


次回 星巌の旅

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ