第42話運命
「ここは?どこ?」「ここは、天使国アズパイヤです。大星巌祈願大木のちょうど真上にあるんです。この世界で空で一番高いところにあります。」「て...天使国‼?」
ユカタは、ペニーに大木の近くにある故郷へ帰り、ユカタ達を呼び寄せた。
話によると、大木を利用しておかしく世界を融合させようとするものがいるみたいだ。
「そんな、ひどいよ!でも、なんでそんなことするの?」「それは私にも分からない。でも、何か意図があって彼らはそうしているのだから。彼らの本拠地はこの下、大木の真下に大きな要塞の島があるの。」
「要塞の島?」熾天使の末裔天使ペニーから聞いたところ、どうやらその組織の本拠地は、
この天使国アズパイヤが大木の高さも位置もど真ん中の場所にあるらしく、その真下に要塞島があるようだ。そう思ったのも一瞬だけのできごと。しかしもう既に天使国の入り口までそのペニーがいう悪の組織が襲撃をはじめていて進行をはじめていた。ペニーは、下を向きながら辛い顔をしてユカタに呟いた。
「わたし、ここの熾天使なので...一番偉い人なので殺されてしまうかもしれません。それでは、短い間でしたが...」そうペニーがいって組織の前に行こうとするとユカタがペニーの腕を引っ張る。だめだ。ペニーちゃん。そんなことしたらペニーちゃん...死んじゃうよ!...手を掴んだのはいい。じゃぁ...。
「私が代わりに行く!」その一言で勘定したかのようにユカタは、前に進んだ。みんなを護るためにもユカタは、その普通の力では開けられない王宮の扉を意図もかんたんに開けてしまった。もちろん、ペニーの敵が目の前に待ち構えていた。「私は、ヒョウザン。エリートサファイアの支配人だ。おまえはだれだ?」「ユカタだ。きみこそここになに用できたんだ!?」人として疑わしいと相手に思うようにユカタが話しかけた。話しかけた男ヒョウザンは、普通の黒髪のぱっつんヘアの青年だった。「待て、おれは取引をしたくてきたんだ。...きみのことは知っている。ユカタ・アルカード...きみはたしか...」その刹那にユカタが言語道断するように言葉に反抗した。「...それ以上言わないでください。...どうしてあなたがわたしのことを知っているんですか⁉」「きみ、相方を失うぞ?君の相方カインくんをね...」からかうようにヒョウザンは話してくる。「なにが目的ですか?」「君たちには、永遠にここから真下のプラムアイランドで働いてもらう。おいしい料理もいっぱいあるぞ?どうだ?俺達と一緒に世界を救わないか?」
世界を?わたしは、世界なんて救う気にもなれない。
そんな大きなことなんてハナからできるわけがないんだ。
絶望?希望?...私には分からない。それが何なのか。
弱さばかりを見い受けていくだけの身体能力もない私なんかになにができるんだろうか。
ヒョウザンが先に話しかけてユカタが力強くヒョウザンに話しかけた。「儚いのか。貴様の夢は。おまえもどうせ俺と同じ夢を捨てるに決まってるだろう!」「夢なんてもういらない。自分を見失わずにいればいいんだから。でも、夢は捨てるなんて一言も言ってないよ?」ヒョウザンが改まったように高笑いしながら目をすくんだ。ユカタに話しかけた。どんどん瞳が暗くなりそうだ。赤い瞳が血にさらに染まっていくようだ。とユカタはそう感じる。そして、ヒョウザンがユカタに勘定を聞き出してきた。「お...じゃあ、おまえは...」「嫌だ。」ペニーが心配そうでユカタの様子を見ようと外に出るが、その瞬間ヒョウザンが鋭いナイフでユカタのことを全身横切って切りつけた。
その後、ユカタは何も言わない。さらに血の気で赤く染まる瞳をすわらせながらヒョウザンのことを無言でじっと見つめている。
「......」「そうか、お前人間だからなにもできないし、夢も持てないんだな!...送ってやるよ。あの世へなァ!」その後も引き続き5,6回とユカタの体がナイフによって切り込まれてしまった。その頃にはすでにユカタの体が全身血だらけの人間に帯びた怪物のようだった。それに対してヒョウザンは嘲笑いをした。「...あァ!そらみろ!人間は怪物だ!血まみれの憎むべき怪物と言う名の象徴なんだよォ!」悔しい思いはしないし。くいは一切ない。わたしの夢は、無くなったから。ただ、捨ててはいない。それが不思議でしかない。このオープンパレスも赤色に染まってしまった。赤くないのはその男だけ。「もういい!くたばれ!貴様は、大罪人だ。超賢者の娘にして...天使に悪口ばかり叩く獣神がおばあさんのようだな!」「......」もちろん、ユカタは何も反応しない。目を変わらず座らせながら。
そして、ヒョウザンはとどめを刺し、ユカタを両手で上空にそびえるアズパイヤから全身を落とした。
しかし、ヒョウザンはこの時怖く震えていた......。そこにサングラスの少女が現れる。その少女は、白髪でカインに似たような毛耳をつけていて、豪華なスーツを着ている。そして、残されたペニーに話しかけた。「ペニーさんですね?...お話があるのですが......。」
次回もよろしく!