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アドバンテイルユナイト  作者: 青ペン、吉田十考
シーズン2 前期
38/43

第38話 アリス・シンジケート








マヒロに引っ張られるようについていくユカタとルピ。たどりついたのは大きい扉の教会のような真っ白な城だ。「...どちらさま?」「ヒロだよ。ナズナさん、ちとせ、開けて。」ヒロが赤いレーザーのセンサーを解除する。そうすると、まわりが青くネオンに煌めきだした。3人は、つられるようにその光景に感心して城の中に入っていく。するとそこにスカイ部ブルーの髪の少女とキツネ耳の金髪娘がでてきた。

「よろしく!キツネ娘のナズナだぁ!そしてとなりが...」「ちとせです~!クリスタルの管理もしていますよ~。」よく見たらこのふたり...すごいイヴェイ(オーラ)を感じる。でも...ま、いいか。それよりもどうしてここに?そう思っていたところナズナさんが肩をポンと優しく叩いてきた。


「きみががんばっていることはわかるぞユカタ。仕方ないことなのじゃ。彼女とは別離した存在。一族が交差してしまったのじゃ。わらわがかの英雄シリウスと旅していたころおぬしは、英雄のそばにいて隠し子として生まれた。一方カインは、貴族に預けられた。そういうことだったんだ。分かりあいたくてもカインとはなにかちがうことがようやくわかってきた。「おぬしには、シリウスの力が宿っとるし...なんじゃ?その鉢からとてつもなく強いパワーを感じる。カインよりも下手すれば...」「...わたしにはそのような力はありません。なにをしてもいつも訓練でもカインに劣ります。」「ほほー?ってことは、やっぱり何かあるな。」


そういいながら古びた柏の木の引き出しを開けた。そこには、古いホコリがついた写真があってそれをユカタに渡した。「え...なにこれ?これ...シリウスだよね!?なんで負けてるの!?」ナズナがユカタに渡したものは、かつてシリウスがナズナに挑んだりしたときなどの写真だった。シリウスの着物がぼろぼろでからだも疲れて出血していることがわかる。「シリウスさんも最初こんなんだったなんて。」「きみは、まだすこしずつ意識してればいい。必要としていることをわらわが教える!それでよいか?」まだ知らないこともあるけど...この人は、シリウスのことを一番に知っているかもしれない。そう思い私は、アリス・シンジケートに入ることにした。「よろしくな!...このチームは、かつて英雄シリウスが納めていたものなんじゃ。」「え!?」「ところが、世界の破壊とともに崩壊していってしまったのじゃ。...くわしく聞きたいか?」


TO BE CONTINUED


次回は、シーズン1と2の間のお話

大長編連動編

第39話 星座の神々

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