第37話 うらぎりのカイン
「カインが?なんで⁉あの時みんなで戦って」ユカタとカインは、いままで一緒に戦ってきた。どんなときでも...あきらめずにふたりだけでいのしし1体をいとも簡単に倒した。しかし、ペニーからこう答えられた。「カインと会いますか?」そうペニーが言うとあたりは元の都市に戻る。そこにカインがいた。
「あ...ユカタちゃん?...」「よかったーぶじで...」ユカタがカインを見つけて一安心したのも束の間。カインが長い垂れた袖を力強くユカタに振り絞る。ユカタは、とっさにかがんで避けるがカインの放った冷気を微弱にくらってしまった。「え⁉なん。で...」
「ごめんね、ユカタちゃん。フェーズを創成したのも私なの。」「え...‼?うそでしょ⁉だっていままで...いままでいっしょに...」「あれは、すべて計画。あなたを必ずこの世から消滅させるようにあのお方から言われているのです。だから...」「え...そんな!カインちゃん!カイン‼」それは、いままでの約30話間を無駄にしてしまうほどのショックだった。「ごめんね、アンメールがあんなになってるだなんて。どうしてすぐにあなたを消せなかったんだろう?」「カイン...!」「にげて。いまのあなたにはあいつにかなわない。」そう言われるとユカタは、カインを攻撃しようとしたが、背後にいた誰かに口をふさがれてまた気絶した...。わたしはよわかった。レベルもメレーも。ましては、防御力も。ゲームに私なんかがいたら弱者といっても過言ではない。私は、弱者だ。なにをしてもなにも楽しめず、見落としてなかりで大事なものなんかできるわけがないんだ。生きててどうしよもない抜け殻だ。しかし、背後から口をふさいだのはマヒロだった。「あ...」「まかせて!わたし、反一族派なの!」「わたしもだよ。わたしたちをだましてたなんて。まるで七戦士みたいね。」「マヒロにルピー!......」ユカタが急にはいながら泣き出した。「私は、なれなかった!シリウスみたいな...スターには....ヒーローには...!」
TO BE CONTINUED
カインはそんなことしない!?
ユカタ、マヒロ、ルピの3人は、連合組織アリスに入ることにする!
アルカークリスタルとは!!?
次回
アリス・シンジケート




