第36話 何度も
原案協力者が安定してから最初の話
1か月ぶりに制作
ベアトリスの戦闘にやぶれてしまい、そのまま高所から落下したユカタは、無残にも後方にひどい打撲を受けてしまう。頭部も大量に出血している。「うううう...」いまできるのはうめきごえをあらわにできることだけ。...結局なにもできないまま気を失った。
そうだ。おかしい...。走馬灯なのに嫌で見てしまったものがある。それは、本当はクロスさんは本当は無くなったことだ。不死の病にかかった英雄のクロスさんはそれでも幼かったわたしのことばかりを話したりわけわからない冒険を話していた。一人のきこりしていた女の子がきっかけで旅に出ることになってそこからいつのまにか世界中を冒険していたこと。そして、最後にたどり着く桃源郷のことも話してくれた。でも、おかしい...。あの時...シリウスに向かう時の前になんであそこにクロスさんが?...もしかしたら亡霊...?それとも妖怪なの?と感じてしまった。そんな思考が走馬灯として蘇った。でも、その走馬灯の最後にはかつてシリウスという先代の英雄が使っていたシリウス二刀流があたまをよぎった。それは、わたしを味方してくれるかのように私のこころをまた起こしてくれた。「きみは、まだそんなところでくたばらない。きみは、アルタイト...いや、アルカード一族の一因だから。」そんなささやきも聞こえた。
その後、起きたのは1か月後だった。自分はどこで何をしていたんだろう?そう思いながら私ユカタは目覚める。そこは、なにも建物もなく草原だけの霧深い場所だった。「ここは?」そうユカタが答えるとロり天使であるペニーがいた。「あなたは...もうすこしでたいへんなことになっていました。」
「どういうこと?」「あのベアトリスのバトルでやられてもうすこしで...大変なことになっていました。そのことだけでなくあなたの友達カインは、あなたの命を狙っているんです。」
「え......!!?」
TO BE CONTINUED
じかい
うらぎりのカイン