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アドバンテイルユナイト  作者: 青ペン、吉田十考
シーズン1
22/43

第22話 白い海の漂流










無事にルチアというサイカ国の少女を助けられたと思いきや高いところからカインに向かってヘリオス兵の士官であるヴォルテーヌが飛び降りてきた。そして、カインに恐れることなく話しかけた。『その優雅さは命取りのようだな。』『そうね...でも、私...向こう見ずには自身があるの......!!』カインがなにかを仕掛けようとしている。ユカタは、マヒロにグラップラーボウを渡した。『これ、持ってて!』そう言ってユカタは、必死にダッシュした。間に合うように。間に合うように。そう思いながら走り込む。そして、カインがヴォルテーヌの前から姿を消してしまっていた。マヒロが気が付いたらカインは仰向けになって落ちていた。下は白い破海だ。ユカタが、紐を掴んだまま2人で海に飛び込んだ。そういうことかと考えたマヒロは、2人を白い海から釣り上げる。それをロペ達も手伝った。それと同時に大勢の兵隊も動き出した。


『ロペ!!やばいぞ!』『待ってろ!こいつらを見捨ててたまるか!!!』そうロペは、海の中で耐えている2人を助けることを決心した。そして、ようやく2人は、海からあがることができた。しかし、それでも、ヘリオス兵によるカインの捜索が続いている。『まずいぞ、兵隊がすぐそこまで...』どうする?戦うか?いや、大勢でこちらが不利の状態だ。そう3人が思い悩んでいた時、ロペが答えた...。『俺たちの船をあげよう。...あんたたちが強いことがさっきの場面でよくわかった。あんたたちは、おれたちマボロシ盗賊団において希望だ。そんなあんたたちには希望の船だ。』『希望の......』『水も原料もある幻影のような森に行って欲しいんだ。緑に光っている場所なんだが......』『そんなのあるわけ...』そこでユカタが応える。『あるよ?私たちの世界から見える。』それに対してロペが反応した。

『......本当にあるのか?その森が......』『森で光っているからたくさんの水があるよ.......』さらに赤い服をきたゴズが言う。どうやら、この要塞でもらえる水は、まがいもの、獣や虫を絞っただけのものみたいだ......。『え!!!?』そんなことが......大切な自然源なのになんでそんなことを......。

『......行こう‼カイン!マヒロ!!』『うん!!』『あぁ!!...そうだ、ルチア!これ...』マヒロが、ルチアにペットボトルのような容器を渡してきた。『これ、本物の森から取った水だよ!!』『え...おいしい!!』ルチアがごくごくと新鮮な水を飲む。そして、イカダのような船で3人は、再びシリウスを目指して突き進むのでした。......地図なしで。『また生きてたら会おうぜ!!』『はい!ありがとうございましたァ!!!』


TO BE CONTINUED



次回

第23話 思い出すのは

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