第1話 大判娘
私はこの世界で生まれてきた。人としての地位として生まれてきた。しかし、誰も私のことを分かってくれなかった。いつも握りしめてたこの手を誰にも緩めることはなかった。
でも、手が離れて通さがって行く度に私の心は曇り空に変わっていく。何をしても今の私では何もできない。そう思っていた。
私は誰もが憧れるだろう伝説の地位になりたかった。しかし、何をやってもダメなことばかりで上手くいくことさえも起きなかった。でも、手に入れたんだ。新しい未来を。
ユカタとカインはもう少しで13歳になる『クインズ学園』の中学1年生の生徒の一人だ。私達は、これまで他の人にとっては何もかも必要ともしてくれていなかった。しかし、ついに手に入れたんだ。私たちの栄光を。それは"クロス"さんが私達の先生であり、彼の子供であることを。
"クロス"さんは決して私たちを裏切るようなことはしなかった。仲間も名誉も。しかし、クロスさんの仲間で仲間はずれにどうしてもしないといけない悲しい事実がありました...。
"ユカタ"とカイン"。ユカタはまっさらな気持ちでの駆け出しになり、カインは自身の一族であるシャトルの悲願を叶えるべく、2人はそれぞれの思いを胸に新たなルークスでの物語が幕を開けます。
『こんなことをしてくれてまで...ありがとうございますーー。。私なんてどうせ、何をやってもダメなんですから。』
そして紅い服を来た男の先生が話しかけてきた。
『どうせ、と言う前に何かやりたいことはない?』
『え?』
『面白いぞ!世界は!!楽しいぞ!ドラゴンだっているし、面白い宴もやっている!』
私は何を考えていたのだろう。みんなの声が聞こえるーー。
さぁ、飛び出そうか。君と私だけの世界をツクろう。
アドバンテイルユナイト
原作、総監督 青ペン、吉田十考
キャラクターデザイン 青ペン
ここは大きく横に広がる西洋のような街"ロイヤルテール"。ここには新たな勇者として旅立つ男の娘の少女"ユカタ"がいた。
今日もユカタは元気にのんびりとしています。しかし、ユカタの世界は今日から進展を迎えることになります。そう、今日は"クインズ学園"の入校式です。ユカタはそのことも忘れて朝ご飯を食べていました。小さい頃から友達もロクに作れないユカタですが1人だけもう1人男の娘の女の子の友達がいます。ーー一人だけなんですけどね。その少女はユカタの家の玄関前でソワソワして待っていました。そしてドアの前でこう叫びました。
『ユカちゃーん!今日は学校ですよー!』
それに対してユカタは驚きを隠せずにいられなかった。あ、しまった。今日は学校だったんだ。今日から学校ーー。と焦ってチョコパンをくわえながらバックを持ったユカタはまっしぐらに少女の元へとドアを開いた。
『カインちゃん!』
『おはよう、ユカちゃん!行こうか!』
ユカタもカインに合わせて家を出て近くの学園へと向かった。ここは何年か前に隕石が落ちて"パンデミック"が起きてしまったのだが、その後は様々な場所から渡来人が現れて新しい文化が栄えて街も多く増えた。現在このユカタとカインが暮らしている世界は裏世界という場所であったが、いつの間にか世界はひとつとなった。ここは、未来の"ルークス"。
平和になった世界と思いきや、私にとっては平和?ってなんなの?としか言いようがなかった。私が学校に通っても訓練をしても同じなんだ。いつも、いつもみんなの足を引っ張る。私は肛門...いや、校門の前で立ち止まった。
『どうしたの、ユカちゃん?』
カインがそっとユカタのことを見つめて言う。それに対してユカタは気持ちを吹っ切って『うん、行こう!カインちゃん!』とうなずいて言った。しかし、そのモチベーションは、ずっと続くわけがない。私はそう思った。
そして、入校式はカインはすくっとした姿勢のいい歩き方で席に向かえられたのに関わらず私は、ぎこちない動きで汚い姿勢で在校生も誰も私が通りかかった時だけ歓声が一時停止したかのようだった。ユカタにとってその光景は絶妙的な記憶の存在だったのだ。
そして、ユカタは学園で仲間と共に鍛錬を続けるのだが何をやってもユカタだけはダメだった。座学も体育も訓練の授業も何をしてもダメだ。得意教科なんて何一つなかった。放課後は自分で鍛錬を何度もした。跳び箱にハードル跳びや縄跳びや鉄棒ーー。そして、力の意志の鍛錬もしたがどっちにしろ何も成長することはなかった。
そして私は嘆いた。廊下でたたずみながら何も出来ずにすすり泣き始めた。しかし、その瞬間私の前を通りかかったのが"クロス先生"だったのでした...。
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ども、レクさです。
アドバンテイルUNITEの小説が始まることをお知らせ致します。
とある場所で生まれた男の娘であるユカタ(12)はあの伝説の戦士の娘!そしてそれを支えるのはおとしやかな同じくクインズ学園に通う貴族少女カイン(12)はどちらも同級生!そんなお祭り好きなユカタと家族思いなカインちゃんを大切に見守ってくださるよう応援よろしくお願いします!!
次回 明日に繋げる道