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つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
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71話



「お時間が早いので調理器具の店が開店しておりますが、見に参りますか?」



 見習いの人が馬車を回してくれたので乗り込もうとしたら鈴木さんにそう聞かれた。

「是非」と答えたら具体的に何が欲しいか聞かれたので…



「パン切り包丁、ピーラー、スライサー、トング、泡立て器、すり鉢、麺棒、コルク抜き、鍋ですかね。鍋は片手鍋とあれば中華鍋みたいなものがあると助かります。この中で見に行けるものはありますか?」



 鈴木さんは考え混んで…………………………動かなくなってしまった。鈴木さん?

 何か悩ませてしまっただろうか…具体的にと言われたので思いつくまま答えてみたが欲張り過ぎたかな?


 鈴木さんは見習いの人に視線を送ったが、見習いの人は首を振っている。



「つばめ様、此方からお伺いを立てておいて言うセリフでは無いのですが………私め料理をしませんで、わかるのがコルク抜きと鍋位なものでして……お力になれず誠に申し訳御座いません。」



 目星をつけていた所はオーダーメイドで鍋や包丁を主に作ってくれる場所だったみたいだ。申し訳ない…私は既製品で十分だよ。

「調理器具は家の者に一緒に聞いてみましょう。」と、言う事でついでに明日の夕飯に誘われた。


 鈴木さん…奥さんの話は聞かないから、ご家族の誰かが料理してるのかな?お孫さんが居るのは聞いたことあるんだよなー…その人かな?


 その後食器を売っているお店に行き、マシロさん用の小皿など、食器やカトラリーを何点か買い足した。


 食器を選んでる最中に鈴木さんに「栓抜きは家にございますか?」と聞かれたので無い旨を伝えると帰り際に木箱に入ったコルク抜きと栓抜きをいただいた。引越し祝いだそうだ。ん?



「昨日も食事代を出していただいた挙句にお土産までいただいたのに、申し訳無いです」



 あれが引越し祝いだと思ってました。と伝えると、「女性に食事代を出させるのは私めのポリシーに反します」との事だった。あれが平常運転らしい。流石紳士。





 馬車で家まで送ってもらい、マシロさんに挨拶して手洗いをし、買って来たものを片付ける。

 食器類は数が多いから備え付けの食洗機で洗ってしまおう。楽チンだね。





 現在時間は15時すぎ。わたしは東大通りに来ていた。


 明日鈴木さんの家にお呼ばれしたので、手土産を買いに来たのだ。


 今日は買い物ばっかりしている気がする。




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