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つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
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7話


 クマさんはよく見たら雨の日に履く様な黄色のビニール製っぽい長靴を履いていた…異世界だからビニールじゃなくてファンタジー素材かもしれない。

 長靴を履いた猫ならぬ、長靴を履いた熊状態。




 ちなみに私の家は土足禁止なので玄関で長靴は脱いでもらった………クマさん靴下も履いてるのねオシャレさん。



「リビングで座って待っててもらってもいいですか?」



 リビングにあるローテーブルのところに座布団を敷いて示したらクマさんはコクンと頷いて座った。



 私はキッチンへ行き、買い物した食材を仕舞っていく……お茶出した方がいいかな?ん〜?そもそもお茶飲めるのかな???




 ピンポーン




 あ、今度こそ魔道具店の人だろう。



「はーい!」



「僕が出るよ」



 クマさんがのそりと立ち上がって玄関の方に向かった。片付けが途中だったので正直助かった。



「すいません、お願いします!」



 冷蔵庫に仕舞う食材を入れ終わって、さぁ、次は常温でも大丈夫なものをパントリーに仕舞おうとしたところで、ふと思った………



 そういえば、エアコンの本体の代金はお店で払ったけど、設置場所とかによって工賃が変わるから、設置費は現地(私の家)で支払いだって綺麗系美猫獣人の店員さん言ってたな。

 魔道具店から家までエアコンを持って来てもらったから運送費とかもかかるのかな?

 うん、店の人に聞いた方がいいな。


 私は片付けを中断して玄関に向かう。





 玄関に向かったが誰も居なかった…あれ?外かな?

 クマさんの長靴も無くなっている。

 玄関に来たついでに着けたままだったマフラーとニット帽を脱いでおく。

 ローブは…代金の確認してから脱ぐか。寒いし。



 外の様子を覗こうとブーツに片足を突っ込んだ所で玄関がガチャリと開いて小脇に箱を抱えたクマさんが入って来た。



「あ、クマさん、魔道具店の人は外に居ますか?エアコンを運んでもらった代金とか追加料金とかかかるのか聞きたいんですけど?」



「………………………………追加で払うお金は無いから大丈夫だよ」



 凄い間があったけど怪しい…本当に大丈夫なのかな?

 本当に無いっぽい。

 高額な魔道具だったので今回はサービスしてくれたみたい。


 お店によっては食材とかでも(大量にまとめ買いとかの場合)無料で家まで届けてくれたりするサービスもあるのね…へぇ〜便利。



 2人で並んでリビングに戻ってきた。

 私が「エアコンってどうやって付けるんですか?」って聞いたら「5分待ってて、見せるから」と言われたのでその間私は先程の続きで食材の片付けを済ませてもらう。


『5分待ってて』の5分はエアコンの説明書を読む時間だったみたい。設置方法は大体一緒だが、一応読んでついでにエアコンの使用方法も読んどくから後で注意点や操作の仕方なども教えてくれるって。

 ありがとうございます。













 ー5分後ー



 まず、見た目湯たんぽの魔道具から説明を受けた。


 クマさんそっちの説明書も呼んでくれてたのね、重ね重ねありがとうございます。助かります。



 見た目は湯たんぽだが、中にはお湯の代わりに特殊な液体…オイルみたいなのかな?が予め入っていて、ダイヤル(タイマー機能付き)を回すだけで使えるらしい。

 羊型のカバーが付いていて可愛い。



 エアコンは冷暖房、空気清浄、加湿、除湿、エアコン内お掃除機能が付いていて、設置したら自動温度調整設定にしてずっとつけっぱなしにしとくのが一般的らしい。

 エアコン横に小さなランプが付いていて、黄色の点滅は点検時期、赤の点滅は故障なのでランプが点滅したら魔道具店に持って行けば対応してくれる。


 詳しい事は説明書を読んでねと言われた。



「今から付けるね。少し離れて?」



 説明書が終わったので、設置してくれるらし

い。了解です。





 タタタ…どんっ………………しゅたっ







「終わったよ。じゃ、僕帰るね」



「ハイ、アリガトウゴザイマシタ」







 あ、エアコン付いたから、ローブ脱ごう。




シュルェルウェルエルカイザー流エアコンの設置の仕方



 助走をつける

 ↓

 ジャンプする

 ↓

 天井下ギリギリの壁沿いにエアコンを叩きつける

 ↓

 猫の様に着地する



つばめ「グリズリーのダンクシュート迫力満点だった」



天井高 5メートル(吹抜け)


クマさん

身長 約2.5メートル



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