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つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
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68話


 買い物は日曜日に行く事になった。

 ウルスラさんの休みを聞いたら、私の休みの日がウルスラさんの休みの日でもあると言われた………そっか、護衛してるから自動的にそうなるのか。


 ついでにクマさんも連れて行って一緒に服を買って着せてしまおうと言う事になった。それはいいね!





 お昼休憩も終わりそうなので、軍で用意してもらった部屋から第7長官室に戻る。


 お昼に使った食器とフォークを給湯室で軽く洗って、水気を拭き取りタオルに包んでからフリーザーバッグに入れて鞄に仕舞う…自分の机に行き、仕事を始め様としたら気が付いた…。



「何だか書類が少ない気がするんですけど?」



「あぁ…それはですね…」



 ロジャーさんがチラチラとカールさんに目線を送っている。ん?



「今までが多すぎたんですよ。コレでも多い位ですがね。あまり舐めたマネされてると周りに迷惑がかかるから、注意しなさいとユリエルにはお説教しときましたので。つばめ様は今日はその書類が終わったら、退勤しても大丈夫ですよ。どうしますか?」



「え?」



 どうやら奏君の嫌がらせとは別に、下からの仕事を多く回されていたらしい。


 他国から来た重要書類は直接他部署の長官室や第7長官室などに来るが、一般の翻訳作業が必要な国外から来た書類や手紙は第7文官で大まかに仕分けられ、訳される。

 解らない文字や翻訳困難な物を第7長官室に持って来るシステムだ。



 そっか…下の人でも翻訳出来る書類をわざと長官室に持って来てたのかー。道理で忙しい訳だよ。

 ユリエルさんが優秀過ぎてさらに文句も言わずに仕事してるから、内部監査にも引っ掛からなかったらしい。


 午前中カールさんが第7文官の書類を取りに行ったり他部署に翻訳済みの書類を渡しに行ったので発覚した。ついでにお灸を据えておいたので、今後はこんな事は無いだろうと言われた。



「本当に帰っても大丈夫ですか?」



「つばめ様が抜けても今日は皆んな定時前に上がれますよ。それとももっと稼ぎたいですか?」



「いえ、帰れるなら帰りたいです」



「では、迎えの馬車が来る様に連絡しときますね」



 その後、私は1時間もしないで仕事が終わったので鈴木さんが待っている馬車に向かった。


 ちなみにおやつに食べようと思っていたキャラメルアーモンドはカールさん行きになった。



キャラメルアーモンドの行方


つばめ「あ。カールさんキャラメルアーモンド食べますか?」


カール「『キャラメルアーモンド』?」


つばめ「アーモンドを砂糖でコーティングした物ですね…オヤツに食べようと思って前に作った物を持ってきたんですけーーー


カール「食べます。レシピも書いて後日ください」


つばめ「はい」

(本当、甘いもの好きだね)





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