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つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
57/499

57話


 鈴木さんと食事をしながら、色々な話しをした。必要な物の具体的な内容や、外食する際の一般常識などなど。


 お酒が出るお店は成人…20歳以上じゃないと入店出来ない。

 普通はお店に入ると係の人がいて、魔道具で確認される。


 酒類の販売店は大体入り口横に赤いプレート型の魔道具があるので身分証をかざして入店許可が出ないと店に入れないらしい。…ウルスラさんが言ってたのはコレのことかー。


 次に飲食店のランクについて。

 星1〜3まであり、星の数が多いほどランク(格式)が高くなる。


 店の看板や店名が書いてある所に表示されているので、入る前に確認した方が良いと言われた。



「基本的には星1は大衆向け、星2はラフなレストランやカフェで御座いますかね。星3は高級レストランでして、予約やドレスコードが必要な店も御座います。つばめ様の場合はエルフ族のローブを着用されておりますので、それが正装の代わりで御座いますね。なので、どの店でも服装はあまりお気になさらずとも宜しいかと。」



 エルフローブ便利で助かる。

 大体星2から個室対応可能らしい。ちなみに今日のお店は星2。

 その他、屋台などは星0で、星の表示自体されて無いとのこと。勉強になります。



 食べる直前に店員さんが目の前でチーズをガリガリ削ってくれたシーザーサラダを食べ終わって、私はオニオンスープを口にした…うまうま。飴色玉ねぎたっぷりで甘くて美味しい。


 クリームパスタはリボンの形のパスタだった…可愛らしいね。

 鈴木さんが頼んでいたパスタはペンネみたいな形だったのでこちらではショートパスタが普通なのかな?

 そしてお待ちかねのパンケーキが運ばれてきた。



「うわー!美味しそうですね!」



「お気に召して頂いた様でよう御座いました。」



 パンケーキは3段重ねで緩めの生クリームと一口大に切られた色々な果物が散りばめられている。

 りんごのソースと蜂蜜は別の皿に盛られていた。



 では、いただきます……あぁー美味しい。甘い物最高だね!今度この店に来たときはデラックスベリーなんちゃらを注文してみようかな。



「つばめ様は本当に幸せそうに召し上がりますね。御一緒させて頂いた私めも幸せになります。」



「とっても美味しいです!連れてきていただいてありがとうございます鈴木さん」



「こちらこそ。こんな素敵なお嬢さんとお食事出来て役得で御座いますよ。」



 28歳なのでお嬢さんって歳でも無いが…まぁ、75歳の鈴木さんからしたら子どもか下手したら孫に近いもんね。


 そして、こんな女性ウケしそうなお店やお買い物出来る所に詳しい鈴木さんを、私の心の中でそーっと『現役の遊び人』認定しといたのは内緒だ。

 見た目は物腰柔らか紳士なんだけどね。




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