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つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
48/499

48 目覚め4


 皐月先生が台車に乗せて運んで来てくれたのはこんな感じのメニューだった。



 つばめ朝ごはん


 パン

 ゆで卵

 野菜スープ

 ヨーグルト+りんご

 白湯




 ちなみに皐月先生に「一緒に食べてもいいかしら?あなたのお腹の音を聞いたら私も食べたくなったわ」と言われたので、一緒に個室で食べる事になった。


 現在進行形でお腹が鳴っていて私は恥ずかしいよ。今食べるから、鎮まれ腹。





 パンはロールパンと拳位の大きさのハード系のパンがカゴに盛られていた。「食べられるだけ取って食べていいわよ」と言われた…助かります、私よく食べる方なんで。


 ゆで卵は殻付きだったので、剥いて食べた………ぐぬぬ殻に白身がくっつく。

 野菜スープはにんじん、じゃがいも、玉ねぎ、キャベツが入った物だった。


 パンは最終的に6個食べた。

 ロールパンが焼きたてだったみたいでほんのり温かくてついつい食べ過ぎそうになったよ。



 蜂蜜と角切りのりんごが入ったヨーグルトを食べていると、皐月先生が「昼前に合わせたい人がいるんだけど」と言われた。

 何でも、ここのコトを色々説明してくれる人みたいだ。


 正直、今すぐにでも説明してもらいたいぐらいだったが頷いておいた。色々都合とかもあるのだろう。

 何だか、また眠くなってきたな…………












 あれ?今何時だろう?私また寝てた。



 朝食を食べ終わり、皐月先生が食器の片付けをしてくれている最中ウトウトし始めて…寝たな多分。

 昨日から寝てるのによくまた寝れるな私…寝過ぎな気がする。




 この個室は時計が置いて無い………………皐月先生に時間を確認しよう。

 そして、ついでにトイレに行きたい。




 個室のドアを開けると、見知らぬ薄い金髪の外国人女性……にしては大きいな…私よりは少し小さいよ。でもほぼ同じくらいな気がする…………それにしても超絶美人だな。


 お互い数秒見つめ合い……………とりあえずぺこりと会釈して、トイレに入る。





 皐月先生!どこですか!!!?あの外国人モデルみたいなキラキラした人どうしたらいいの?

 私見た目だけは外国人ですが、中身は純日本人なので!よく「喋るな危険」、「外と中の人が違う人」って言われてた…ちょっと目から汁が出そう。


 皐月先生の所在だけでも外国人モデルさん(仮)に聞こう。




 トイレを出て手を洗い、外国人モデルさん(仮)はまだいらっしゃったので、話しかける。



「すみません、皐月先生はどちらに行かれたかご存知でしょうか?」



 話しかけてから気づいたが、思いっきり日本語で話かけてしまった。

 せめて英語で話せばって…英語、話せないんですけどね。詰んだ。



「…………」



「…………」



 沈黙って重いんだね。

 話しかけなかった事にしてそーっと個室に戻るのはダメかな?流石に失礼か…



「君は…」



 喋った!!…………ん?



「君はこの言葉を理解しているだろうか?」



「えっと………はい」



〈こちらの言葉は?〉



〈はい〉



〔ではこれは?〕



〔………はい〕



【これはどうだろう?】



【……うぅ……………はい】



「…………………皐月殿から…聞い…た…………はぁ〜………泣くな」



「…ひっぐ…………」



 私はやっと理解した。

 先程から皐月先生と喋っていた言葉が日本語じゃ無い事を。


 いや、いくつも可笑しな点はあったのだ、『見慣れない検査の機械』、『王宮』、『魔道具』と細かなところをあげればキリが無い程に。

 やっと理解したのでは無く、理解したくなかったのかも知れない。



「……こ……ぐずっ……うぅ…ここは…どこ?」



「………カイザス国の王都クリスタにある王宮の第3医務室だ」



「………わ…わたしは……ひっく……つば…め……あなた…は?……ぐずんっ」



「…私の名はユリエル。王宮文官の第7長官の職についているエルフ族だ」




 ここは多分日本じゃない。私はつばめ。目の前に(自称)エルフ族のユリエルさんがいる。



ユリエルとの会話(言語)


「共通語」


〈エルフ語〉


〔ドワーフ語〕


【獣人語】






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