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つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
47/499

47 目覚め3


 トイレを無事済ませて手を洗い、ついでに顔も洗わせてもらった。




 また皐月先生に手を引かれながらゆっくりベッドに戻る。ありがとうございます。



「ここに経口補水液を置いて行くから、飲めるならゆっくり飲んでてもらっていいかしら?体内の水分値が少しだけ低いのよね…私はちょっと連絡だけ入れてくるわね」



「わかりました」



 私はカップを手に取り、ゆっくり経口補水液を飲んで行く。


 んー………ドッキリじゃなければここは異世界なのかな?

 皐月先生は日本人顔だから並行世界とか?明らかにここの設備がおかしい気がするんだよね…魔道具とか。

 検査してる時も何その機械?って感じの物あったし。



 夢の線も捨てきれないけど、先ほどから体のあちこちが痛いんだよね。

 多分皐月先生が言ってた細かなキズだと思う。

 ガーゼや、包帯で巻かれているのでどの程度かはわからないが……………ははは…異世界とかちょっとぶっ飛んだ思考だったかな?いや〜何処だろここ?




 コンコン




「はーい」



「入るわね〜。寝巻きが調達出来たから着替えてもらってもいいかしら?ひとりで着替えられそう?」



「ひとりでも大丈夫そうです」



 そう言うと皐月先生は長袖の白っぽいワンピースとキャミソール、スポーツブラみたいな下着とショーツを手渡して部屋を出て行った。


 

 私は新しい寝巻きに着替えて、着ていた物は畳んでベッドの足元にとりあえず置いておく。

 その後、横になってウトウトし始めた頃再び扉のノック音の後に皐月先生が入ってきた。



「ごめんなさいね、少しいいかしら?」



「はい、大丈夫ですよ」



 皐月先生は何やらまたよくわからない機械で色々調べ始める様だ。


 私がじーっとその様子を見ていると、「コレで今から身体に酸素が足りてるか見るわね」とか説明しながら検査をはじめてくれた。


 んー…やっぱり不思議な機械…と言うかただの箱に見える。




 検査結果は問題無かったが、一応昼まではこの部屋で安静にして過ごして欲しいと言われた。了解しました。



「そう言えば、朝ごはんは食べられそうかしら?」




 ぐーきゅるるるるる………




 私が返事をする前に正直者のお腹が答えてくれた。実は空腹です。



「いっぱい食べれそうなお返事ね…あはははっ」



「………恥ずかしながらお腹ペコペコです」



「この時間なら食堂が開き始める時間だから、何かもらってくるわね。嫌いな食べ物とか無いかしら?」



「すみません……嫌いな食べ物は無いので何でも食べられます」



「わかったわ。私はちょっと食堂まで出かけてくるけどいい子で待っててね」



「はい、よろしくお願いします」





 ここは医務室。私はつばめ。お腹は空腹。ごはん食べたい。




 本日昼12時にもう1話投稿予定。

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