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つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
35/499

35話


 結局冬眠するのはやめたらしい。

 冬眠って任意で出来るんだー…知らなかったよ。


 クマさんはウルスラさんの部下だった。

 そして、肝心のウルスラさんはお昼休憩に行っているので用事があるならもう少し待って欲しいと言われた。


 そうだ、エアコン設置のお礼にクマさんにもジャムを送ろう。



「クマさん食べられない食べ物とか無いですか?」



「食べれない食べ物?無いよ」



「じゃぁ、好きな果物は何ですか!」



「りんご」



「りんご………もしかして蜂蜜は好きですか?」



「大好物だよ」




 異世界の熊も蜂蜜は好きらしい。

 クマさんは蜂蜜の味を思い出しているのか、とても恍惚としたお顔をされている。

 人型だから表情が分かりやすいね…相当好きだなこりゃ。

 クマさん用のジャムはりんごに蜂蜜入りで決定した。


 ウルスラさんが戻って来たら後でまた手紙の事は聞こう。




 食堂の水島さんの所に行こうとしたら、クマさんもついて来た。

 扉の前に居なくて大丈夫なのか聞いたら、「護衛だよ?君が出かけるのに扉の前に居ても意味ないよ?」と言われた。そっか、手紙処理係じゃ無くて護衛任務だったね…危うく忘れるところだっよ。







 お昼休みも後半に入ったので人がまばらだ。

 水島さんに声をかけたら手が空いているので、話しても大丈夫みたい。

 食べられない物がないか聞いたら特に無いらしい。

 好きな果物を聞いてみたら、悩ましげな表情で「桃かなぁ…いや、りんごも好きだしなぁ…りんごだね」と言っていた。



「水島さん、前にいただいたヒートシープの靴下があったかくて気に入って今も履いてるんですけど、何処に行けば大きめのサイズの靴下や洋服は買えますか?朝市で見たらあまりいい物が無くて…」



 そう、朝市で普通の服は売ってたのだ。

 だが、私サイズのものだと男物でも袖が短かったり丈が足りなかたり、いいデザインの物が無かったのだ。

 北大通りの服屋さんは前回の買い物でショーウィンドウを覗いた感じ、大きめの服は無さそうだった。



「気に入ってくれたみたいでよかったよ!それは大型獣人族用の専門店で買ったんだよ。旦那が牛獣人でね…つばめくんの後ろに立ってる兄ちゃん程じゃ無いけど、つばめくん位は大きいからねぇ。今地図を書いてくるよ」



「ありがとうございます!」



 水島さんに地図を書いてもらってさらに口頭で説明もしてもらった。凄く助かります。


 靴下を買ったのは靴下専門店だが、その周辺は大型獣人族用や背の高いドワーフ族用の服なども売っているので、私でも着れる服を見つけるのは容易いと言われた。休みの日に是非行かせていただきます!



 今日はお昼は食べないのか聞かれたが、当分お昼は自分で作って持って来ると伝えると、「自炊に飽きたらまた食べにおいで」と言われた。「直ぐにでも食べに来るかもしれません」と即座に返したら、全力で歓迎すると言われた。いい人だなー。


 お昼の休憩時間も終わりに近づいて来たので水島さんに挨拶をして食堂を後にした。



ユリエルの服



つばめ「ユリエルさん、この服どこで買えますか?」


ユリエル「……仕立て屋を呼んだ。必要なら紹介状を書くが?」


つばめ「もし、いい服が見つからなかったらその時はお願いします」

(オーダーメイドだった。もはや次元が違う)





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