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つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
33/499

33話


 ユリエルさんに渡された書類を終わらせて通常の仕事に戻ろうとしたら追加を渡された。

 うわーコレ全部、エルフ族の古語だぁー…震える。無の境地で何とか頑張って終わらせた私の今日の稼ぎ(まだ午前中)は考えない様にした。



 私のお給料は一週間分の稼ぎを次週の水曜日にまとめて支払われる。

 明細書をもらって口座に直接振り込みだ。ペンダントがクレジットカード代わりなので、いちいち銀行にお金を下に行かなくて済むのは楽チン。


 後、1年間は国に支払う税金関係を免除されているので「免除中にガッツリ稼ぐといいよ」とコンスタンティンさんに言われている。コンスタンティンさん!つばめは言いつけを守って今日も頑張って働いてます!稼いではいますが、金銭感覚庶民の私のHPがゴリゴリ削られてる感が否めません。

 私のライフポイントがゼロになる前にお昼の鐘が鳴った。



「あれ?つばめさま食堂行かないんですか〜?」



「今日はサンドイッチ作ってきたからここで食べるね。奏君お昼行ってらっしゃい」



 私が鞄をゴソゴソ漁って自分の席から動かないで居ると、声をかけられた。

 いつもは鐘が鳴ると直ぐにご飯に行くからね…私食いしん坊だから。


 奏君は一人で食堂に向かって、ロジャーさんとユリウスさんはまだ仕事をしている…………あれ?



「お二人共お昼ご飯食べに行かないんですか?」



「あぁ、つばめさんは知らなかったんですね。ユリエル様と私はお昼は食べないんですよ」



「え?食べないんですか???」



 確か高官用に個室で食事を出してくれる所があったと思ったが…



「ユリエル様はエルフ族でお肉などあまり食べませんし、私は家の方針で口に出来ないものがあるので王宮の食堂は利用してないんですよ。なので、つばめさんは気にせず食べてください」



「…わかりました」



 お昼は食べないがお茶は飲むだろうか?



「お茶淹れますが、お二人共飲まれますか?」



「はい、お手間でなければお願いします」



「…いただこう」



 お茶を淹れていつもの応接用のテーブルに置いた。

 各々ソファーに座り、私はサンドイッチを食べ始めた。

 すいません食べない人の目の前でと思ったが、私の腹の虫がうるさいので「気にせず食べて下さい」と再度ロジャーさんに笑われながら言われたので食べる。




 お茶を飲みながら詳しい話しを聞いたら、エルフ族は総じて肉をあまり食べない種族。

 ユリエルさんは肉など食べれない事は無いが、肉の脂身が好きでは無いので、鶏のささ身や牛肉や羊の赤身は少量食べる事もあるが、豚肉はここ数年食べてないとの事。魚は普通に食べるみたいだ。


 ただ、エルフ族にも個人の趣向などがあり、肉類を全く食べない人も居れば、「肉食いたいから国出るわ」と言ってここカイザス国の軍に入隊した強者もいるらしい。


 ロジャーさんは人族だが、家の方針で肉類と一部の魚類は食べられない。

 タンパク質はどうしてるんだろう?と思ったら、主に豆や卵、乳製品を食べてるらしい。

 貝類や海老、蟹なども食べれるがここ王都クリスタは内陸寄りなので天然の新鮮な物は手に入りづらいみたいだ。養殖の海老や鮭は食卓に出るみたい。

 後は料理に使われるのはいいが飲酒はダメ。なるほどー…もぐもぐ。


 2人共家にコックさんが居るので外では滅多に食べず、お家でご飯を食べてるみたいだ…お弁当は?と思ったが、わざわざ一人分を作ってもらうのは申し訳無いらしい。


 家にコックさんが居るって何?と庶民の私は思ったが、スルーした。



見た目エルフ族つばめ肉屋にて



つばめ「表で焼いてる豚肉ステーキと鶏のささ身とモモ肉、豚の細切れと…後は牛挽肉ください」


肉屋のお姉サン「はいよー」

(エルフ族って肉食べないって聞いた事あるんだけど…迷信かしら?目の前のエルフ族肉買ってるわよ?)


つばめ「あ!後はあの美味しそうなソーセージとハムも!」


肉屋のお姉サン「毎度ありー」

(いっぱいお食べ。オマケしとくよ)




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