3話
エアコンの取り付けは店の人が15時位に自宅に来てくれるので、湯たんぽもその時に届けてもらうことになった。
手荷物無くて助かります。
買い物初心者の私は「何を何処で買うか迷ったら、とりあえず大通り付近に行けば大抵の物はある」と聞いたことがあるので、大通にある目に着いた魔道具店に入ってみたが、店員さんの対応良かったし当たりだったな〜
なので、食材の買い出しもこのまま大通りで済ませてしまおう。
今の仕事?のゴタゴタが終われば暫く休みをくれると言うので……………本当に休みくれるか怪しいな?
無理やりにでも休みはもぎ取ろう!
そしたら自宅近くを散策して、買い物出来る所探そうっと。
次のお休みは雑貨屋さんとか薬局とかも行きたいな。
調理器具も欲しいなぁ…冬物の洋服も買い足したいし…うん、考えれば考えるだけ欲しいものが増えていくな。物欲よ今は鎮まれ。
心の中で物欲と格闘する事5分。
テケテケ道沿いを歩いていると、何やらいい匂いが漂ってきた。
うわー何あれ美味そう!デカい肉焼いてる。
屋台じゃ無いっぽいな…店の前?
視認できる所まで近づいたらお肉屋さんでした。
焼いてるのは分厚く切った豚肉に見える。
BBQコンロの上でステーキ状の肉が豪快にジュージュー焼かれているよ。
香草がまぶされているのか、大変食欲をそそる匂いがします。じゅるり。
「よう、イケメン!見てるところ悪いが、こりゃ焼き目つけてるだけでまだ食えねぇからな!オーブンでじっくり焼いたヤツあっから、食いたいなら店の中入って買ってけ!」
「すみません。あんまりにも美味しそうだったので」
「イケメンか…」何しろ今の私は寒さ対策の完全防寒仕様なので丈の長いローブで体型隠れてるわ、マフラーで口元は見えないわ、ニット帽で髪型はわかりづらいわでそりゃ間違われても仕方ない。
そもそも今着てる服は男物だし。
異世界来てから「女???男じゃなくて?女の子な…の…か…?ん〜?28歳???」って多分思われてる。皆んな顔にはでないけどね。
異世界に迷い込んでから事情により性別も迷子なんです。
お店に入ると、カウンターに恰幅のいいおばさ…げふんげふん…お姉サンがいた。
「いらっしゃ〜い、あらぁ!エルフ族が来るなんて珍しいわね〜」
ちなみに異世界に迷い込んで性別どころか、種族も迷子になって見た目はエルフ族。
名前 小早川つばめ
性別 女
年齢 28歳
種族 人族
性格 割とポジティブ