27話
お風呂も入ってサッパリしたので、これから夕飯を作ろうと思う。
まずは朝のトマトスープを鍋で温めて一口大に切ったソーセージを加える。
さつまいもを細切りにして水で軽くさらし、オリーブオイルを少し引いたフライパンで炒めていく。火が通って軽く狐色になったらバターを一欠片足して混ぜて皿に盛れば完成。
きゅうりは乱切りにして何も付けずにそのまま食べます。
つばめ夕ごはん
ロールパン
苺ジャム
トマトとソーセージのスープ
さつまいものバター炒め
きゅうり
紅茶
いただきますの前にマシロさんにジャムパンを食べるか聞いてみよう。
「マシロさん苺ジャムは食べれますか?」
こくり
ロールパンをちぎり苺ジャムをすくって付け……どうしようかな?皿に乗せる?とりあえず手に持ったままマシロさんの方に差し出してみた。
マシロさんが近づいて来て、ジャムの付いたロールパンが頭(?)に触れた。
そっと手を離すと頭に乗ったロールパンが沈んでゆく………スーーーっと消えて無くなった。
とても不思議な光景。
あのこし餡みたいな中身はどうなってるんだろう?
「もっと食べますか?他の物とかも?」
フルフル
どうやら量はそんなにいらないらしい。味見程度だね。
マシロさんは部屋の掃除に戻って行った。
それでは私は夕飯をいただきます。
乱切りにしたきゅうりをガリゴリ食べる。私は味の無いきゅうりでも最早平気、大丈夫。むしろ丸かじりじゃ無くて切っただけエライ方だ。
ドレッシングもあればかけるが…作る程じゃ無いな。ガリゴリ…ゴリゴリ…
トマトとソーセージのスープはたっぷり入れたソーセージの味で塩気が足されて美味しい。
あのお肉屋さんは豚肉のステーキも美味しかったし、肉類が無くなったらまた買いにいこう!
さつまいものバター炒めは油分を含んださつまいもがしんなりホクホクしてて好きだ。炭水化物+油は美味しいよね。
そして、バターロールぅんまっ!ハード系のパンも好きだが、やはりふわふわのパンも食べたくなるよね。更に苺ジャムをつけて食べると幸せが増した。
明日の朝に食べる丸パン大も期待しとこう。ごちそうさまでした。
明日は朝市に行くから早起きせねば!
朝ごはん作っておこうかな?サンドイッチにして、お昼もそれにしようかな……パンや食材が自分で買える様になったから、わざわざ食堂に行かなくてもいい気がしてきた。
食堂のお姉サン(水島さん)に会えないのは寂しいけど………まぁ、とりあえず明日はサンドイッチにしよう。