表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
つばめと学ぶ異世界生活事情  作者: とりあえずごはん(・ω・)
第一章 王都一人暮らし編
19/499

19 目覚め前クマ2


 女神の体はあちこち傷がついてて血が滲んでる箇所もある。

 お洋服着てないから傷がある箇所よく見え……


 僕はピアス型の魔道具から人型時に着用する洋服を出し、女神に着せ……無理だよ着せれないよー!!

 とりあえずくるんで両手でかかえて…やわらかっ!!!やぁらかいよぉー!泣きそう!いや、もう泣いてるんだった(号泣)



 ダッシュして医務室に行く。



「うわぁあぁぁぁんっっっ!!センセー!センセェェェエェェッ!!!助けてー!!?」



 医務室のドアをタックルで開けて先生に助けを求めた。



「ウェルエル!!?どうしたっ!?」



「センセー!!!空から…空から女神がぁあぁぁぁっっっ!」



「とりあえず落ち着け!」



「うわぁぁあぁぁぁんっ!!!」




 スパーーーーーーンッッッ



「!!!」




 イテッ!!?何???




 うしろを振り向くと女医の皐月先生がスリッパを持っていた。叩かれたみたい。



「ここは土足禁止よ。足洗ってスリッパ履きなさい………って熊サイズのスリッパ無いわね。とりあえず、その手の中の人をそこのベッドに寝かせて人型になりなさい。お返事は?」




「………はい……グスン…」



 ベッドに女神を下ろして、入り口まで戻る。

 医務室の助手が気を利かせて水桶とタオルを持って来てくれたので足を洗い、人型になり服を着て…あ、上の服は女神に貸しちゃったから、タンクトップでいいや。


 スリッパも履く…足はみ出ちゃうけど……1番大きいサイズ選んだんだけどな?




 僕がスリッパを履いている間に女神は居なくなっていた。

 どうやらベッドごと個室に移ったみたい。


 しばらくしてから皐月先生に呼ばれ、別室で女神遭遇の経緯を話した。







「何も無いところから降って来た?」



「うん、女神が降ってくる前に僕お昼寝しようとして上向いて寝てたんだ。起きてキョロキョロしてる数秒の間に僕の頭上に来るって難しいと思うよ。広場に居たし、建物も木も何もなかったよ?それとも女神は空を飛べる獣人族とかだったの?」



「いいえ。獣的特徴が無かったのよ…エルフ族なのかもしれないから、第7長官を緊急呼び出ししているけど………あの体の肉付きでエルフ族女性なのか怪しい所ね。ドワーフ族かしら?」



 女神……出てる所は出てて引っ込んでる所は引っ込んでたもんね。

 エルフ族って女の人も中性的だから体つきが…うん(遠い目)



「……呼ばれたが、こちらか?」



 皐月先生とお話ししてたらエルフ族の男性が入ってきた。


 アレが第7長官かな?エルフ族の窓口だって同期が言ってた。



「ええ、こちらよ。実は身元不明のエルフ族っぽい女性が迷い込んだの…確認してもらってもいいかしら?」



「……迷い込んだ?許可証は?」



「いえ、全く何も身に付けて無くて…」



「…………………暴漢か?」



 えっ!暴漢?女神が?乱暴されたって事!?

 やだ…泣きそう。



「大丈夫、体に傷はあったけど何かされた形勢はなかったわ。体の傷も草か紙かで切った様な細かい傷だけだったのよ」



 ほっ…よかったー(泣)

 いや、体の傷は良くないけど…血とか滲んでたし。



「彼女個室で寝てるから、顔を見て確認してもらってもいいかしら?」



「…わかった」



「ウェルエルも来てくれる?質問とかするかもしれないから」



「はい」



 僕たち3人は女神の寝て居る個室に移動した。ユリエル長官が女神の顔を見て…






「コレはエルフ族では無いな………魔族か?」





 え?魔族???




 獣人族のピアス型魔道具


 軍の獣人族は獣化出来る個体がいるため、魔道具の中に服をしまっておく事があります。

 量はあまり入らず、服1〜2着分までしか入りません。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ